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第41回サンケイスポーツ賞フローラS(GII)
2006年4月23日(Sun) 東京芝2,000M 3歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   2 3 ヤマトマリオン 牝3 54.0kg 菊沢隆徳 2.01.7 452kg(-2) 10
2   1 2 ブロンコーネ 牝3 54.0kg 藤田伸二 2.01.9 1 472kg(+8) 8
3 5 9 アクロスザヘイブン 牝3 54.0kg 小野次郎 2.01.9 アタマ 460kg(-6) 4
4 1 1 オリオンオンサイト 牝3 54.0kg 川田将雅 2.01.9 クビ 446kg(-2) 5
5   7 14 ミルキーウェイ 牝3 54.0kg 勝浦正樹 2.02.0 1/2 430kg(-10) 6
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 13.0 - 12.0 - 12.1 - 12.2 - 12.2 - 12.5 - 12.2 - 11.8 - 11.5 - 12.2
上がり 4F 47.7 - 3F 35.5
2コーナー 9,1(3,6,17)2(4,11)(7,5,8)10(15,12)14(16,18)13
3コーナー 8-9(1,17)(6,11)(2,3)(7,4,5,10)15(14,12)(16,18)-13
4コーナー 8-(1,9)17(2,6,11)3(7,4,5,10)(15,12,18)14(13,16)

■レース回顧 大混戦を制した力強い伸び脚・樫獲りへ色気を見せたヤマトマリオン!
■レース解説

 オリオンオンサイトが最内から前を窺うも、アクロスザヘイブンが外から交わしてハナに立つ。バトルサクヤビメ、ヤマトマリオンらも差がなく続く。中団からブローオブサンダーが掛かり気味にポジションを上げていく。アイスドールは馬群内、テイエムプリキュアは中団外を追走。マイネサンサンは馬群後方内を進む。3コーナーを過ぎたところでブローオブサンダーが単独先頭。2番手以降は変わりなく、テイエムプリキュアが大外を回して進出。ブローオブサンダーとその他が分かれた状態で直線に向く。坂に差し掛かる辺りで後続がブローオブサンダーを捉え、横一線の叩き合いとなる。内からブロンコーネとオリオンオンサイトが抜け出し、これらをアクロスザヘイブンが追いかけたところへヤマトマリオンがゴール前一伸びで交わす。


■レース回顧

 ハズレ。アクロスザヘイブンも頑張ったが…。この組み合わせは買えん。(´・ω・`)

 明確な逃げ馬不在で流れはスロー。アクロスザヘイブン主導から途中でブローオブサンダーに変わってもペースは上がらなかった。直線はブローオブサンダーを除く17頭が一団となっての追い比べで、実際何が来ても驚けなかった。

 ヤマトマリオンはスタート直後から好位をキープしていたが、4コーナーで前が窮屈になって後ろへ下がってしまった。前が先に抜け出しにかかる中でこの位置取りはどうかと思いきや、ゴール前で前の脚色が甘くなったところを見逃さず突っ込んできた。僅かな距離で1馬身抜け出たのは評価したい。距離延長に関して折り合いやスタミナ面からの不安は感じられず、オークスでも見せ場が作れそうだ。

 ヤマトマリオンが抜けた後の2番手争いは際どい争い。好位追走のアクロスザヘイブン、オリオンオンサイトに最内を突いたブロンコーネが激しい鍔迫り合いを演じた結果、ブロンコーネが僅かに抜けて2着。アクロスザヘイブンはオリオンオンサイトをクビ差交わしての3着だった。いずれも前にいた分だけ後続に先んじたという程度で、5着以下とも殆ど差が無かった。

 テイエムプリキュアはスタート直後に外から寄られて前に行けず、終始外を回らされたのが最後まで響いた。それでいて勝ち馬から0秒3差なら健闘したとみるか、チューリップ賞で先着したはずの相手に2馬身近くも離されたのは情けないとみるか。この馬に関しては「腐ってもGI馬」という見解が一般的だったが、呆気無く敗れ去った春2戦をみてまだ買えるかと言われれば「NO」だったと思う。

 後方待機勢は内を突いたホーリーミスト以外は大した伸びがみられず、その他大勢と共に埋没。マイネサンサンは外に持ち出すこともままならず、末脚を繰り出すまでにレースが終わってしまった。アイスドールは前に追い縋るだけで惜しくも何ともなかった。やはり明確な逃げ馬不在の状況で後方待機馬が人気を集めている時は真っ先に疑ったほうが良い。


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