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第41回サンケイスポーツ賞フローラS(GII)
2006年4月23日(Sun) 東京芝2,000M 3歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 オリオンオンサイト 75 先行力評価。前走早めに寄られたのが運の尽き。
2 ブロンコーネ 66 ローカル未勝利戦勝ち直後では何とも言い難い。  
2 3 ヤマトマリオン 76 芝では後手に回りがち。強気に行けるかが課題。  
4 ミルキーウェイ 64 先行して連続好走。緩い流れなら残る雰囲気あり。  
3 5 ハギノプリンセス 64 前走差し切り勝ちも上がりを要し気味なのがどうか。  
6 ホウショウルビー 74 距離はともかく芝適性も怪しい。付いて回るだけか。  
4 7 アイスドール 76 前走荒れ馬場も微妙に堪える。末脚を生かしたい。
8 ブローオブサンデー 67 唯一の勝利は東京での圧勝。一発に賭ける手も。  
5 9 アクロスザヘイブン 66 時計平凡も終いまとめての完勝。上積み見込める。
10 テイエムプリキュア 79 前走も良いところなく敗退。成長性に疑問が残る。  
6 11 ヤマニンエマイユ 71 新馬勝ち以降目立った活躍なし。勝ち負けは困難。  
12 ロランラムール 71 新馬戦で桜花賞馬破るも前走の負け方が悪い。  
7 13 スイートローレライ 65 前々走は桜花賞馬の2着。距離こなせれば面白い。  
14 ホーリーミスト 65 ここ2戦の差し込み評価。後方待機だけに展開次第。  
15 マイネサンサン 74 一気に抜き去る脚がある。距離は長いほうが良い。
8 16 メジロラルゴ 62 2戦共ドスローの差し込み。ここで即通用は難しい。  
17 バトルサクヤビメ 72 前走そこそこ迫るも勝ち馬に比べるとパンチ不足。  
18 プリティタヤス 73 前走先行策取るも実らず。出走過多で余力心配。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 1勝馬でも通用してしまうのが今年の3歳牝馬・上昇気配窺えるアクロスザヘイブン
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【桜花賞経由馬のフローラS成績('00年以降)】
年度(回) 馬名 他重賞実績 桜花賞成績 フローラS成績
'00年(第35回) フューチャサンデー クイーンC勝ち 15着(-1秒6) 4着
アカズキンチャン チューリップ賞3着 12着(-1秒4) 6着
レディミューズ チューリップ賞2着 6着(-0秒5) 9着
'01年(第36回) ポイントフラッグ チューリップ賞2着 13着(-1秒3) 5着
フローラルグリーン なし 14着(-1秒5) 8着
'02年(第37回) ツルマルグラマー ファンタジーS2着 10着(-1秒0) 8着
'03年(第38回) センターアンジェロ なし 9着(-0秒9) 3着
レイナワルツ Fレビュー3着 14着(-1秒3) 13着

 桜花賞を経由した馬は過去10年で延べ24頭が出走して【4・1・1・18】(20.8%)とそこそこ走っているが、レース間隔が中2週から1週早まった'00年以降は延べ8頭が出走して【0・0・1・7】(0.0%)と冴えない。面子が微妙なのはさておき、GIで目一杯仕上げられた後の中1週であることを考えれば走らなくて当然という見方も出来る。テイエムプリキュアはスタート直後から手が動いていた桜花賞の内容からして、阪神ジュベナイルフィリーズはフロックと見切ったがどうだろうか。


【上位馬通過順一覧('00年以降)】
年度 馬場 1,000M 上り3F 決着時計 1着通過順 2着通過順 3着通過順
'00年 60.1 37.6 2.02.5 3-3-3 5-5-5 15-14-13
'01年 61.1 35.9 2.01.5 4-4-4 9-7-7 16-16-14
'02年 稍重 61.3 36.8 2.04.0 11-11-10 8-7-5 10-7-5
'03年 60.2 35.8 2.00.6 16-11-10 7-8-9 10-11-12
'04年 61.4 34.7 2.01.1 3-3-3 6-6-5 3-5-5
'05年 61.4 34.7 2.01.8 14-13-12 3-3-3 2-2-2
※'02年までCコース、'03年以降はAコースを使用。

 '00年より開幕週(2日目)の施行になったが、これまでのところ行った行ったの決着は無い。ペースは緩めで、なるべく前につけていたほうが良いようである。今回は逃げ馬不在&人気上位が揃って後方待機ということからしても先行勢が有利。


 軸はアクロスザヘイブン。前走は2着以下がバラける中で一頭だけ余裕を持って突き放せていた。超スローの恩恵を受けたというのが正直なところかもしれないが、ここも大してペースが上がりそうにないので問題ない。

 相手筆頭はマイネサンサン。新潟の新馬戦で17頭ゴボウ抜き、前走ミモザ賞も道中最後方から差し切り勝ち。ロングスパートタイプで、脚をじっくり溜めていけそうなここも狙いが立つ。前残りを許さない程の末脚を繰り出せるかが焦点。

 単穴はオリオンオンサイト。フラワーCはビューティーパールとフサイチパンドラが後続を大きく離す展開で、同馬は実質先頭を走らされていた。これにより後続に早めに寄られ、直線は打つ手無し。経済コースを通っての粘り込みに期待。

 連下はアイスドール。赤松賞が評価されているようだが、ここ3戦は差しが届いていない。ただ前走は荒れた馬場に脚を取られて伸び悩んだように見えた。開幕週に替わる今回は一応打診買いが有効となりそうだ。

◎アクロスザヘイブン
○マイネサンサン
▲オリオンオンサイト
△アイスドール


■馬券構築

 アクロスザヘイブンから馬複・3連複流し。

[馬複] アクロスザヘイブン−マイネサンサン 30%
[馬複] アクロスザヘイブン−オリオンオンサイト 20%
[馬複] アクロスザヘイブン−アイスドール 20%
[3連複] アクロスザヘイブン−マイネサンサン−オリオンオンサイト 10%
[3連複] アクロスザヘイブン−マイネサンサン−アイスドール 10%
[3連複] アクロスザヘイブン−オリオンオンサイト−アイスドール 10%


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