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第66回桜花賞(GI) 2006年4月9日(Sun) 阪神芝1,600M 3歳オープン 定量 (牝)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 7 | 14 | キストゥヘヴン | 牝3 | 55.0kg | 安藤勝己 | 1.34.6 | − | 418kg(0) | 6 | |
2 | △ | 4 | 8 | アドマイヤキッス | 牝3 | 55.0kg | 武豊 | 1.34.7 | 3/4 | 444kg(-14) | 1 |
3 | ○ | 6 | 12 | コイウタ | 牝3 | 55.0kg | 横山典弘 | 1.34.7 | ハナ | 458kg(-2) | 5 |
4 | 1 | 2 | アサヒライジング | 牝3 | 55.0kg | 柴田善臣 | 1.34.9 | 1 | 494kg(-14) | 9 | |
5 | 8 | 16 | シェルズレイ | 牝3 | 55.0kg | 岩田康誠 | 1.35.1 | 1 1/4 | 454kg(+4) | 7 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.5 - 10.9 - 11.4 - 11.9 - 12.1 - 12.1 - 11.5 - 12.2 上がり 4F 47.9 - 3F 35.8 2コーナー (*2,7)(4,9)(11,18)(3,12,17)(6,16)(5,8)(1,14)(13,15)-10 3コーナー 2,7(3,9)(4,17)(6,18)(11,12)16(1,5,8)13(15,14)-10 4コーナー 2,7(3,17)(6,9,18,12,16)(4,8)5(1,11,14)(13,15)10 |
■レース回顧 直線一気の末脚再び・3連勝で桜女王君臨キストゥヘヴン! |
■レース解説 アルーリングボイスが出負けして後方から。アサヒライジングがすんなりとハナを奪う。ダイワパッション、エイシンアモーレ、アイアムエンジェルが直後につける。外からタッチザピークも前につける。続いてフサイチパンドラも掛かり気味に追走。コイウタは中団の前でシェルズレイと並んで追走。その直後にテイエムプリキュアとアドマイヤキッスが続く。キストゥヘヴンは後方3番手を進む。前の馬順は変わらず3コーナーをカーブ。中団以降が俄かに密集、シェルズレイ、アドマイヤキッスが大外を回して進出。アサヒライジング先頭のまま直線に向く。アサヒライジングが後続に3馬身のリード。2番手からはコイウタ、アドマイヤキッスが徐々に接近。さらにその外からキストゥヘヴンが猛追、内で伸びるアドマイヤキッスらをまとめて抜き去る。 ■レース回顧 ハズレ。軸が豪快に飛んだ時に限って紐が2着に来るんだよな…。もう好きにして。(´・ω・`) 桜花賞だけは毎年現地へ観に行くのだが、馬券はまともに当たった記憶がない。ただそれでも今回のように軸馬が激しく飛んだのは初めてで、終始無言のまま仁川を後にした。帰りの電車から見える桜並木が妙に切ない。終わってみれば前走で重賞を勝っていた馬のワンツースリー。人気暴落が云々とテクニカルに走って外すのは性質が悪い。もっとシンプルに考えないとダメだ。 アサヒライジングが好枠を生かしてハナを確保。直後から突付いてくる馬はおらず、1,000M通過は58秒8とそこそこ速い程度に収まった。ただ今回は後続が動き出すのが早く、直線を迎えるところで各馬ほぼ一団。直線に向いたところから激しく競り合ったこともあり、最終的には道中後方につけていた馬同士で決着した。 キストゥヘヴンは序盤から抑えて後方待機。前にアドマイヤキッスを見る位置取りが良く、4コーナー付近で相手が動くのを確認しながらこれについていった。4コーナーで外に振られながらも手応えは絶好で、安藤勝己騎手の叩き付けるような激しい右鞭に応えて一気に突き抜けてきた。唯一上がり34秒台をマークし、前走が展開利ではなかったことを証明した。 アドマイヤキッスはチューリップ賞と同じような乗り方。勝負どころで大外を回し、直線で内に入れながら追い込んできた。ただ今回は勝ち馬が外から一気にやって来る展開で、2着でも十分合格点が与えられる。キストゥヘヴンとはマークしたかされたかの差だろう。オークスでの駆け引きが楽しみだ。 コイウタは直線に向いてからの反応がキストゥヘヴン、アドマイヤキッスよりも良かった。早い段階で横並びになり、結果として仕掛けが早まったのが誤算といえば誤算。ラストは図ったように差されていた。もう少し前につけていたら際どかったかもしれない。 アサヒライジングはこのメンバーでも直線見どころを作った。差し優勢の流れで0秒3差は力がある証拠。溜めが利くようなので、脚質に幅が出るようならもっと良くなると思う。シェルズレイは今回も控える競馬を実践。前走のように鞍上と喧嘩するところもなく、折り合いはついていた。終いは失速気味だったが、サンデーサイレンス系の差し比べではこの結果でも仕方ない。アルーリングボイスは出遅れてしまっては話にならない。 ダイワパッションは3コーナーを過ぎたところで既に手応えが怪しく、直線に向くまでに後方へ下がってしまった。その間一瞬進路が狭まるところがあったとはいえ、ほぼ平均ペースといえる流れでこの失速振りは酷い。距離経験の無さがモロに出た感じがする。 テイエムプリキュアはスタート直後から手綱が動いていた。4コーナーで早めの鞭が入るのは阪神ジュベナイルフィリーズ時と同じだが、直線入口で並んできたキストゥヘヴンには全くついていけなかった。アルーリングボイス以上に成長力に疑問符が付く。ただこれは父パラダイスクリークの安馬に期待をかけるほうが無理がある。 フサイチパンドラはサンデーサイレンスの悪いところを集めたような馬で、とにかく気性が荒い。パドックからイラつき気味で、ゲート入りもただ一頭嫌う素振りをみせていた。レースに行っても序盤のペースアップにガーッと乗せられてしまい、直線入口でパッタリ。このような馬を軸に採り、前走でこれに勝った馬を無印にしてしまったことは大いに反省したい。 |