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第24回ニュージーランドトロフィー(GII)
2006年4月8日(Sat) 中山芝1,600M 3歳オープン 馬齢 (牡・牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 1 1 マイネルスケルツィ 牡3 56.0kg 柴田善臣 1.33.5 500kg(-10) 1
2   7 9 ファイングレイン 牡3 56.0kg 横山典弘 1.33.6 3/4 482kg(-4) 7
3 6 8 ロジック 牡3 56.0kg 内田博幸 1.33.7 1/2 488kg(-6) 2
4 3 3 アポロノサトリ 牡3 56.0kg 吉田隼人 1.33.8 クビ 442kg(0) 6
5   4 4 リザーブカード 牡3 56.0kg 松岡正海 1.33.9 1/2 486kg(-2) 9
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.5 - 10.9 - 11.2 - 11.4 - 11.8 - 11.7 - 11.7 - 12.3
上がり 4F 47.5 - 3F 35.7
2コーナー (5,*9)(1,4,10)(8,12)2,3,11,7=6
3コーナー 9,4-(5,1,10,12)(2,8)(3,11)7-6
4コーナー (*9,4)(10,12)1(8,11)(3,7)(5,2)-6

■レース回顧 強敵相手の経験生きた・有無言わせぬ好位抜け出しマイネルスケルツィ!
■レース解説

 クレスコワンダーがゲート内で立ち上がって大きく出遅れ。レッドスプレンダーが先手を窺うも、ファイングレインが積極的にハナを奪う。アドマイヤディーノ、リザーブカードも前に行く。マイネルスケルツィは一旦中団へ下げる。ロジック、ドラゴンウェルズもこの位置を追走。アポロノサトリは中団馬群の直後、タガノバスティーユは実質最後方で待機。3コーナーを過ぎてレッドスプレンダーが失速、前はファイングレインとリザーブカードの2頭が抜ける。マイネルスケルツィはこれらの直後まで上がる。アドマイヤディーノ、ドラゴンウェルズが外を回って進出。直線に向き、前2頭が競り合いつつも先頭をキープ。その外からマイネルスケルツィが進出、内で粘るファイングレインを交わしてそのまま押し切る。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。また2着が抜けた。紐が3〜4着にしか来てくれないのもお約束。(´・ω・`)ショボーン

 ファイングレインが強気に先手を主張。ここ2戦が消化不良だったので、一か八かで前に出ることも考えられたが、そのまま先頭をキープして粘り込んでしまうとは思わなかった。着差はどうあれ、きさらぎ賞、スプリングSとハイレベルなレースを立て続けに使っていた点はもっと評価すべきだった。

 レースはテンが速くて上がりが掛かる前傾ラップ。後ろから追ってきた馬が軒並み精彩を欠いたこともあり、好位からファイングレインを差し切ったマイネルスケルツィの勝ち方は見栄えがした。序盤にペースが上がったところで控えに回った柴田善臣騎手の判断も冴えた。NHKマイルCも前傾ラップになることが多く、好位差しで快勝した同馬は次走も有力候補に挙げられるだろう。

 ロジックは勝負どころで手が動いていたのが気になった。内田博幸騎手のボディライディング(上半身を揺らして推進力を高める乗り方、私が勝手に命名)でゴール前一気に加速したがやはり及ばなかった。もう少し前につけて欲しかった。

 アポロノサトリは直線で前が塞がって窮屈そうにしていた。マイネルスケルツィが抜けた後にすぐ付いて行けず、ゴール前追い縋って4着。今回もゲート内で嫌がっていたように、スタート下手なのが難点。これによりレース運びに制約が出てくる。

 アドマイヤディーノ、ドラゴンウェルズの2頭は普段よりも位置取りが後ろで、4コーナー過ぎからの進出で無駄に脚を使った感がある。必要以上に速い時計が出る中山の馬場も合わなかったか。リザーブカードはファイングレインと共に残りそうな手応えだったが、直後に激しくフラついてしまった。タガノバスティーユはこの距離でも折り合いは問題無かった。今回は前が残る決着だっただけに諦めもつく。


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