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第38回ダービー卿チャレンジトロフィー(GIII)
2006年4月2日(Sun) 中山芝1,600M 4歳以上オープン ハンデ (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   6 11 グレイトジャーニー 牡5 56.0kg 佐藤哲三 1.32.4 464kg(0) 11
2   5 10 キングストレイル 牡4 56.0kg 北村宏司 1.32.7 1 3/4 496kg(0) 3
3   3 5 キネティクス 牡7 55.0kg 山田信大 1.32.7 クビ 460kg(0) 15
4   2 3 ダンスインザモア 牡4 56.0kg 蛯名正義 1.32.8 クビ 500kg(-2) 5
5 6 12 テレグノシス 牡7 58.5kg 勝浦正樹 1.32.9 3/4 484kg(+12) 6
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.7 - 11.3 - 11.1 - 11.4 - 11.6 - 11.5 - 11.4 - 11.4
上がり 4F 45.9 - 3F 34.3
2コーナー 14,2(1,5,8)(10,15,16)6(4,11)9(3,7)12-13
3コーナー 14-8(2,5)(1,10,16)(6,11)4(3,15)(7,9,13)12
4コーナー 14-(8,5)(2,10)1(6,11,16)(4,3,15)(7,9,13)12

■レース回顧 大外一気で他馬圧倒・マイル戦線で新たな船出グレイトジャーニー!
■レース解説

 ニューベリー、グランリーオが好スタートを切るも、外からニシノシタンがハナを奪う。キネティクス、インセンティブガイも前に行く。キングストレイル、アルビレオも中団から追い上げていく。グレイトジャーニーは中団の外を追走。テレグノシス、マイネルハーティーは後方待機。ニシノシタンが単独先頭、後続を引き離し気味に逃げる。インセンティブガイが2番手に上がり、これをキングストレイル、キネティクスが追いかける。ニシノシタン先頭のまま直線に向くも、直後の集団が一気に押し寄せてくる。キネティクスがインセンティブガイを交わしたところへキングストレイル、グレイトジャーニーが接近。グレイトジャーニーの脚色が良く、内のキングストレイルらを一気に突き放してゴール。


■レース回顧

 ハズレ。東風Sの上位馬を買えば良かったのか。…ところでインセンティブガイは?(´・ω・`)

 今年も昨年に劣らず速い決着。マイル戦で1分32秒台が出るのは新潟かこの時期の中山位のものだろう。ニシノシタンも単騎で理想的な逃げを打ったが、この時計で押し切れというのはやはり無理。そもそも上位入線馬に上がり33秒台を繰り出されてはひとたまりもない。

 グレイトジャーニーは終始外へ持ち出しての競馬。直線では前でキングストレイルが抜け出したところを左鞭全開で追い抜いていった。東風Sでも外から捲り上げて3着しており、このコースでの追い比べには自信があったのかもしれない。この時計・この上がりでゴール前2馬身弱つけたとなると今後一目置かざるを得なくなる。

 キングストレイルはグレイトジャーニーに並ぶ間もなく抜かれ、一旦交わしたはずのキネティクスにも差し返しを受けていた。思っていたよりも強い競馬をした。結果的には仕掛けが早かったということになるが、今回のグレイトジャーニー相手では併せに持ち込んでも敵わなかっただろう。

 インセンティブガイは直線の伸びを欠き、あっさり馬群に呑まれていった。2走ボケ、前走比2kg増のハンデなど敗因は色々と考えられそうだが、やはり速い上がりに対応出来なかったというのが一番の敗因だろう。ニシノシタンの逃げが思ったほど速くなかった(東風Sは1,000M通過57秒4、今回は58秒1)というのもこの馬にとっては誤算だったか。

 後方待機馬は出番が無くて当然。ダンスインザモアはスタートで出負け(俗に言うESP)したのが響いた。テレグノシスは大外から確かな伸びを示しており、次走東京で圧倒的な支持を集めるのが確実となった。コスモシンドラーはこの距離でラスト伸びていたのを評価しておきたい。


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