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第13回マーチS(GIII) 2006年3月26日(Sun) 中山ダート1,800M 4歳以上オープン ハンデ (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ◎ | 4 | 5 | ヒシアトラス | 牡6 | 59.0kg | 横山典弘 | 1.51.4 | − | 550kg(+4) | 2 |
2 | 8 | 13 | プライドキム | 牡4 | 55.0kg | 勝浦正樹 | 1.51.5 | 1/2 | 486kg(0) | 10 | |
3 | ▲ | 5 | 6 | ベラージオ | 牡7 | 56.0kg | 蛯名正義 | 1.51.9 | 2 1/2 | 502kg(+2) | 7 |
4 | △ | 7 | 10 | ラッキーブレイク | 牡5 | 53.0kg | 大西直宏 | 1.52.0 | 3/4 | 466kg(-2) | 6 |
5 | ○ | 6 | 9 | ワイルドワンダー | 牡4 | 55.0kg | 後藤浩輝 | 1.52.1 | クビ | 444kg(-2) | 1 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.2 - 11.5 - 12.3 - 12.7 - 12.3 - 12.6 - 12.9 - 11.9 - 13.0 上がり 4F 50.4 - 3F 37.8 1コーナー 12,13-(1,5,9)6(3,4)10,7,2-11,8 2コーナー 12-13(1,5)9(3,4,6)(7,10)2-11,8 3コーナー 12-(1,13)(4,5)(3,6,9)(7,10)2(11,8) 4コーナー 13,5(12,9)(1,4)6,3(7,10)(2,11,8) |
■レース回顧 巨体揺らして我が道進む・力でゴリ押しヒシアトラス! |
■レース解説 サンライズバッカスがスタート直後に躓いて最後方から。オルレアンがダッシュを利かせてハナを奪う。プライドキムが2番手で続く。イブロンとヒシアトラスが並んで3番手、直後にベラージオがつける。ワイルドワンダーは中団外に構える。後方待機はクワイエットデイ、サンライズバッカス。オルレアンが向こう正面でリードを奪うも、3コーナー過ぎから2番手集団が一斉に進出を開始。ワイルドワンダーも大外を伝って一気に進出、前が固まって直線に向く。コーナリングでプライドキムが先頭に立つも、ヒシアトラスがジワジワ伸びてプライドキムとの差を縮めていく。この2頭が完全に抜け出し、ヒシアトラスがプライドキムを交わして押し切る。 ■レース回顧 紐抜けハズレ。5着までに4頭入ってるんですけどねぇ。2着だけが無いんですわ。(゚∀゚)ウヒョー 殆どの年で行った者勝ちになるのがこのレースの特徴。今年もそれに違わず、4コーナーで1・2番手にいた馬がそのまま押し切る結果になった。上位クラスでの実績に乏しいオルレアンの逃亡劇は直線に入るまでに終わり、直線に向いたところでプライドキムが押し出される形で先頭に立っていた。 ヒシアトラスはまだ手応えを残しているプライドキムをジワジワと、それでいて確実に差を縮めていった。追われてから頭が高くなるのはいつものこと。「まだ余力があるのに、1頭になるとフワフワするんですよ。少しヒヤヒヤしましたけどね。今後もマトモに走るかどうか着順が変わるんじゃないかな」(横山騎手)というコメントは記憶に留めておきたい。 プライドキムは本当に良い塩梅で直線に向いた。仁川Sで先行してヒシアトラスに0秒4差なら馬鹿に出来ない存在だったのかもしれない。今回は先行馬が揃ったように思えたが、ヒシアトラスへのマークも含め先行勢への警戒は意外に薄かった。 ワイルドワンダーは終始大外を通っていた。4コーナー手前からのロングスパートもどこか強引で、直線に向いてからの伸びを欠いた。「外から上がって行ったが、この馬はインで我慢して行った方が良かったように思うね」(後藤騎手)とのコメントはその通り。ただ昨年のフェアウェルSの決着時計が1分52秒2だったことからすれば、今回も時計通りには走ったことになる。 ベラージオはここ最近で最良のスタートが切れた。惜しむらくは4コーナーで外に持ち出されたことと、前が止まらなかった(むしろ加速していた)こと。ラッキーブレイクは直線に向いたところで後ろから数えたほうが早い位置では無理。折角ハンデを貰っているのだから、もう少し積極的な位置取りでも良かったのではないかと思う。 イブロンは勝負どころでペースが上がったところでついて行けなくなった。いつも強気な藤田騎手をして「4コーナーで前に離されたね。1600万クラスならまだついて行けるんだけど、このクラスではまだまだこれからだね」というコメントが出るようではまだ下積みが足りないらしい。サンライズバッカスはスタート直後の躓きが全て。今回の結果は度外視で良いだろう。 |