HOME > 重賞回顧 > 第55回フジテレビ賞スプリングS
第55回フジテレビ賞スプリングS(GII) 2006年3月19日(Sun) 中山芝1,800M 3歳オープン 馬齢 (牡・牝)(混)(指定) |
|||||||||||
着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 8 | 16 | メイショウサムソン | 牡3 | 56.0kg | 石橋守 | 1.48.9 | − | 508kg(0) | 4 | |
2 | ○ | 2 | 3 | フサイチリシャール | 牡3 | 56.0kg | 福永祐一 | 1.48.9 | クビ | 490kg(-2) | 1 |
3 | ◎ | 5 | 10 | ドリームパスポート | 牡3 | 56.0kg | M.デムーロ | 1.48.9 | ハナ | 464kg(+4) | 2 |
4 | 3 | 6 | タマモサポート | 牡3 | 56.0kg | 藤岡佑介 | 1.49.4 | 3 | 470kg(-2) | 13 | |
5 | 5 | 9 | ニシノアンサー | 牡3 | 56.0kg | 横山典弘 | 1.49.5 | 1/2 | 478kg(-4) | 8 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良) |
ハロンタイム 13.0 - 11.9 - 12.0 - 11.8 - 11.6 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.3 上がり 4F 48.6 - 3F 36.4 1コーナー 9,15(3,16)(12,14)7(8,13)(2,6)(1,5)10(4,11) 2コーナー 9,15(3,16)12(7,8,14)(2,13)6,5,1(4,10)11 3コーナー 9(15,16)(3,12)(7,14)(8,13)(2,5)(6,10)(1,4,11) 4コーナー (*9,15,16)(3,12)(7,8,14,13)(6,10,2,5)(1,4,11) |
■レース回顧 3度目の正直で雪辱果たす・抜かせなかったメイショウサムソン! |
■レース解説 アポロノサトリが出遅れ。トウショウシロッコもダッシュが付かず後方から。ニシノアンサーが押してハナを奪う。フサイチリシャールがこの直後につける。モエレソーブラッズ、メイショウサムソンも前に行く。そこから少し離れてエフセイコー、ダイアモンドヘッドらが続く。ドリームパスポートは後方集団の一角を進む。3コーナーを過ぎたところでモエレソーブラッズ、メイショウサムソンがニシノアンサーに並びかけていく。後続集団も外を回して続々接近。前3頭が並んで直線に向く。メイショウサムソンが先に前に出る。フサイチリシャールが外に出してこれを追う。ドリームパスポートも内を突いて追い上げてくる。内ドリームパスポート、中メイショウサムソン、外フサイチリシャールの追い比べになるも、メイショウサムソンが抜かせず先着。 ■レース回顧 ハズレ。確かに3度目の正直で雪辱なったが…。もう一頭のほうかよ。orz ニシノアンサーが好スタート・好ダッシュを決めて早々にハナを確定。フサイチリシャールはインコースを通ってセーブ気味。モエレソーブラッズ、メイショウサムソンの2頭もニシノアンサーからは距離をとって追走したために、予想していたよりは流れが落ち着いた。前の3頭が動く気配をみせてからようやく後続が動き出す展開で、結果的に前が楽をしていた。 メイショウサムソンは3コーナーを過ぎても後続が押し寄せてこないことをいいことに、逃げるニシノアンサーを早めに捉えに行った。その間は持ったままの手応え。抜け出してから多少もたついたが、ドリームパスポートとフサイチリシャールに寄られてから再加速した。いずれも過去2回戦って負けていた相手。この日は野球の国・地域別対抗戦(WBC)で日本vs韓国戦をやっていたが、日本はこの大会3度目の正直で韓国を撃破。メイショウサムソンもこれに倣ってか、3度目の正直で雪辱を果たした。 フサイチリシャールは出たなりで好位を確保。内寄りの枠を引いたこともあり、終始インコースでリラックスしていた。4コーナーから外に持ち出しての進出は遅い位。メイショウサムソンに詰め寄るだけ詰め寄って結局届かずのレース振りは、ここがトライアルとはいえあまり褒められたものではなかった。皐月賞は今回のメイショウサムソン位の積極性が出せないと勝ち負けは難しそうだ。 ドリームパスポートはこの流れで後ろから数えたほうが早い位置取り。後続が一斉に動き出してもこれには付いて行かず、内を意識して直線に向いた。ただこの時既にメイショウサムソンが先頭に立っており、これを意識して猛スパートをかけたためにラストで脚が上がってしまった。追い付けない程度の追撃だったフサイチリシャールとは違い、こちらは突き抜けそうで突き抜けなかったという感じ。 皐月賞の優先出走権がかかる3着以内に賞金上位馬が名を連ね、これら3頭が後続を3馬身離したことからも、現時点での実力差が問われたレースになった。トーホウアランもいい馬だとは思うが、所詮は下位クラスの緩い流れを連勝しただけに過ぎない。クラシックも近いこの時期に、キャリア浅の馬を「素質馬」と信じて買うとバカを見ることになりやすいので注意。 |