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第40回報知杯フィリーズレビュー(GII)
2006年3月12日(Sun) 阪神芝1,400M 3歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   8 15 ダイワパッション 牝3 54.0kg 長谷川浩大 1.23.1 466kg(-6) 3
2 1 1 ユメノオーラ 牝3 54.0kg 渡辺薫彦 1.23.4 1 3/4 438kg(-8) 6
3 4 7 エイシンアモーレ 牝3 54.0kg 福永祐一 1.23.6 1 1/4 456kg(-4) 5
4 7 14 アルーリングボイス 牝3 54.0kg 武豊 1.24.0 2 1/2 446kg(+6) 2
5   3 5 ヤマニンエマイユ 牝3 54.0kg 池添謙一 1.24.2 1 446kg(-14) 9
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:稍重)
ハロンタイム 12.6 - 10.9 - 11.3 - 11.7 - 11.8 - 12.2 - 12.6
上がり 4F 48.3 - 3F 36.6
3コーナー (7,*8)9-(3,15)10(2,16)-(1,14)(4,5)-13(6,11)-12
4コーナー 7(8,9)-15,3(10,16)(2,1,14)(4,5,13)-11(12,6)

■レース回顧 休み明けでも冷めぬ情熱・桜に向かって猪突猛進ダイワパッション!
■レース解説

 マチカネタマカズラが出遅れて最後方から。ダイワパッションがダッシュを利かせて先頭を窺うも、内からエイシンアモーレがハナを奪う。センパツトモ、ミッキーコマンドがこれを追う。ダイワパッションは4番手。アルーリングボイスはユメノオーラと並んで中団、サンヴィクトワールは後方を進む。隊列は縦長。前3頭が並んだまま、後続に対して5馬身程のリード。単独4番手にダイワパッション、その直後がごった返しながら直線に向く。エイシンアモーレが敢然と抜け出すも、ダイワパッションがこれを坂上で捉えて先頭に替わる。後方からユメノオーラが追いかけるも、ダイワパッションがそのまま流れ込む。


■レース回顧

 ハズレ。馬体を減らしていたせいか物凄く非力に見えたなぁ、サンヴィクトワール。(´・ω・`)

 エイシンアモーレが予想通りのハナを奪えたと思いきや、地方から参戦のセンパツトモが玉砕覚悟でまとわり付いてきた。これにミッキーコマンドも加わって前は3頭横並び。エイシンアモーレは余裕を作れず、直線に向いたところで早くもスパート。センパツトモ、ミッキーコマンドを振り切ったところへダイワパッションがやってきた。

 ダイワパッションにとっては前が目標になってレースがしやすかった。ハイペースを追いかけることに関してはこのメンバーの中では引けを取らない。ただラストで脚が上がってユメノオーラの接近を許していたのは気になる。また稍重だったとはいえ、1分23秒1の勝ち時計も平凡だった。今年の桜戦線はどれも一長一短があってよく分からない。ちなみに関東馬のフィリーズレビュー優勝は'89年コクサイリーベ以来17年振り。このことからしても、今年は牝馬が不作ということが言えるのかもしれない。

 ユメノオーラはゴールに近づくにつれて末脚を伸ばしてきた。夏の小倉でデビュー、そこから一月に1〜2回出走というハードスケジュールでここでも連に絡むというのは驚異的。今年はどの馬にもチャンスがあるというのなら、同馬が桜花賞を勝っても何ら不思議ではない。

 アルーリングボイスはここでも先行策は採らず、ここ2戦と同じく後方から外を回して進出。ただ前との差が開き過ぎていて勝負にならなかった。「栗東の坂路でもフワッとするように、坂のあるコースは苦手なのかもしれません」(武豊騎手)というのも偽りざる真実だろう。

 サンヴィクトワールは私の期待を裏切って豪快にぶっ飛んでくれた。先週のタッチザピークもそうだったが、京都で大外一気を決めた馬を阪神で期待してはいけないようだ。まあ本当に強い馬には関係ないのだろうが、この負けっぷりを見せられるとまんざらではないように思えてくる。


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