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第54回トヨタ賞中京記念(GIII) 2006年3月5日(Sun) 中京芝2,000M 4歳以上オープン ハンデ (国際) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 1 | 1 | マチカネオーラ | 牡4 | 54.0kg | 川田将雅 | 1.58.2 | − | 472kg(0) | 5 | |
2 | ▲ | 7 | 10 | ローゼンクロイツ | 牡4 | 57.0kg | 柴山雄一 | 1.58.3 | クビ | 468kg(-4) | 4 |
3 | 6 | 9 | エアシェイディ | 牡5 | 56.0kg | 後藤浩輝 | 1.58.5 | 1 1/2 | 478kg(-10) | 1 | |
4 | ◎ | 2 | 2 | エイシンドーバー | 牡4 | 55.0kg | 藤岡佑介 | 1.58.6 | 1/2 | 452kg(-2) | 2 |
5 | 4 | 4 | ファイトクラブ | 牡5 | 54.0kg | 大西直宏 | 1.58.8 | 1 | 498kg(-8) | 10 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.0 - 10.8 - 10.7 - 12.1 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 12.2 - 11.8 - 12.6 上がり 4F 48.5 - 3F 36.6 1コーナー 8-5(12,13)3,11(2,6)(9,10)7,1,4 2コーナー 8-5(12,13)3,11(2,6)(9,10)-(7,1)4 3コーナー 8,5(9,2,12)(7,13,3)(11,10)(6,1)4 4コーナー (*8,5)(9,2,12,3,10)(7,1)(4,11)(13,6) |
■レース回顧 縦長にも急がず慌てず・直線一気で捻じ伏せたマチカネオーラ! |
■レース解説 コスモオースティンが積極的にハナを奪う。メジロマントルはやや離れた2番手を追走。ツルマルヨカニセ、コスモテナシャスも前につける。オースミグラスワンは単独5番手を進む。エイシンドーバーは中団内を追走。直後の内にエアシェイディ、外にローゼンクロイツがつけ、それぞれ前を窺いながら進出。マチカネオーラは馬群後方の外を追走。3〜4コーナーを通過してマチカネオーラ、ローゼンクロイツが外を回して一気に進出。直線に向き、ローゼンクロイツが勢い良く先頭に替わる。最内からはエアシェイディが抜け出てくるも、大外からマチカネオーラが急追。マチカネオーラがローゼンクロイツとの叩き合いを制して先着。 ■レース回顧 ハズレ。エイシンドーバーは内を突き切れず。まあ仕方ないか…。(-_-) コスモオースティンが強気の逃げを展開、向こう正面で一時は5馬身程のリードを有していた。しかし1,000M通過57秒7はオーバーペース。案の定4コーナー手前で前が失速。マチカネオーラ、ローゼンクロイツは共に大外を回して上がってきた。 マチカネオーラはスタートからガッチリ抑え、道中縦長になっても自分からは動いていかなかった。追走で無駄な脚を使うことがなかったのが好走の要因だろう。川田騎手は先月の小倉大賞典をメジロマイヤーで制したばかりの新鋭。今回は事前に前走騎乗していた藤田騎手からアドバイスを受けていたようだが、状況を的確に判断する乗り方にはセンスを感じる。 ローゼンクロイツは前崩れの展開の恩恵を受け、直線に向いてすぐに先頭に立った。そこから一気に離せないのはバラ一族の宿命なのだろうか。ラストはマチカネオーラを差し返す気力をみせたが及ばなかった。休み明けでトップハンデを背負い、慣れない前傾ペースでここまで走れば上出来。 エアシェイディは3コーナー手前から内を突いて上がってきた。コスモオースティンとメジロマントルの間を抜けて勢い良く飛び出してきたが、そこからの伸びを欠いた。併せる相手がいればもう少し食い下がれていたかもしれない。 エイシンドーバーもエアシェイディと同じ位置を通ったが、4コーナー出口で前が壁になって抜け出しに失敗。外に持ち出して追い出した頃には既に大勢が決していた。今回はコース採りの差が出ただけで悲観することはないと思う。ペースもこの馬にとっては速過ぎたか。 オースミグラスワンはツルマルヨカニセの進路を奪う形で同馬と接触。ここでバランスを崩したことが影響したのか、直線ですぐ前にいたローゼンクロイツの加速について行けなかった。この馬にしては積極的な位置取りだったが、今回はこれが裏目に出た。 |