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第13回チューリップ賞(GIII)
2006年3月4日(Sat) 阪神芝1,600M 3歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   7 14 アドマイヤキッス 牝3 54.0kg 武豊 1.36.5 458kg(+18) 2
2 4 8 シェルズレイ 牝3 54.0kg 岩田康誠 1.36.5 クビ 450kg(-8) 6
3   8 15 ウインシンシア 牝3 54.0kg 秋山真一郎 1.36.8 1 3/4 448kg(+2) 11
4 6 11 テイエムプリキュア 牝3 54.0kg 上村洋行 1.37.1 2 480kg(+2) 1
5   5 9 ラッシュライフ 牝3 54.0kg 蛯名正義 1.37.1 クビ 480kg(-14) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.7 - 11.5 - 11.4 - 12.3 - 12.2 - 12.4 - 11.6 - 12.4
上がり 4F 48.6 - 3F 36.4
2コーナー (5,9,*12)(10,16)(2,8,11)(6,13)(1,3)(4,7,14)15
3コーナー 12-(9,10)(5,8,16)(6,11,13)2(1,3,4,14)(15,7)
4コーナー 12(9,10)16,8(5,6,11,13,14)(2,1)3(4,15)7

■レース回顧 半年振りも何のその・桜戦線に堂々名乗り出たアドマイヤキッス!
■レース解説

 ニシノフジムスメ、ウインシンシアがタイミング合わず後方から。ヒトリムスメが前に出る。これを外からサルトリーガールが交わしていく。タッチザピーク、シェルズレイが先頭集団の一角につける。テイエムプリキュアは中団馬群を追走。アドマイヤキッスは最後方から外を通って押し上げていく。サルトリーガールが単独先頭で3コーナーをカーブ。ラッシュライフ、タッチザピーク、プリムローズヒルが直後まで接近、アドマイヤキッスが大外を回って直線に向く。ラッシュライフが前に出たところへ内からシェルズレイが進出、先頭に替わる。そこへアドマイヤキッスが加わり2頭併せの状態で後続を引き離す。クビの上げ下げからアドマイヤキッスが抜けて先着。


■レース回顧

 ハズレ。「チュー」リップ賞だけにアドマイヤ「キッス」…。なワケないか。(^-^;)

 シェルズレイが手綱を引いてまでも自制、サルトリーガールが主導権を奪う展開。各馬一団のまま勝負どころを迎えた。アドマイヤキッスは惜しげもなく大外をぶん回して直線に向くと、さりげなく内を閉めに行った。直後にいたのは2歳女王テイエムプリキュア。ライバルの出鼻を挫き、自らは更に加速。抜群の手応えを武器にシェルズレイに併せ、ゴール前できっちり抜けた。もう何というか、脱帽。

 シェルズレイは他馬に揉まれる位置を追走しながら、直線内から勢い良く抜けてきた。今回のようなレースが出来るのなら次走以降も要注目だろう。ウインシンシアは出遅れ最後方から直線だけで差を詰めてきた。あの伸び方からすると、距離は長いほうが良さそうだ。ラッシュライフは久々に加えて急坂&マイルが応えたような負け方。残り200M地点では確かに前に出ていた。

 タッチザピークは言い訳無用の完敗。4コーナー出口で鞭が入っていたのをみてダメだと思った。前走もそうだったが、追い出されてからフラつく場面もみられた。プリムローズヒルも自分の競馬に持ち込みたいがために4コーナーで無理をしていた。いずれもキャリア浅がモロに出た結果といえる。

 テイエムプリキュアは前述の通り、直線で一瞬進路が無くなったのが最後まで響いた。ただ目立った脚が使えていなかったのは不満が残る。ここを使ったことによる上積みを見込みたいが、勝ち馬も休み明けだということを考えると簡単に逆転とまではいかないのではないだろうか。


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