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第23回フェブラリーS(GI)
2006年2月19日(Sun) 東京ダート1,600M 4歳以上オープン 定量 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 7 14 カネヒキリ 牡4 57.0kg 武豊 1.34.9 516kg(+2) 1
2 5 9 シーキングザダイヤ 牡5 57.0kg O.ペリエ 1.35.4 3 490kg(+8) 2
3   2 3 ユートピア 牡6 57.0kg 安藤勝己 1.35.4 アタマ 482kg(+5) 11
4   6 11 ブルーコンコルド 牡6 57.0kg 幸英明 1.35.6 1 1/4 518kg(-8) 4
5   4 8 ヴァーミリアン 牡4 57.0kg C.ルメール 1.35.8 1 1/4 524kg(-4) 3
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.2 - 10.7 - 11.0 - 11.4 - 12.1 - 12.9 - 12.3 - 12.3
上がり 4F 49.6 - 3F 37.5
3コーナー (*10,12)=3,9,4(8,11)(6,15)(1,14)13(7,16)(5,2)
4コーナー (*10,12)=(3,9)(4,8,11)(6,15,14)1(13,7,16)(5,2)

■レース回顧 国内では役不足・ドバイで更なる飛躍誓うカネヒキリ!
■レース解説

 アジュディミツオーがスタートのタイミング合わず後方から。メイショウボーラーがハナを奪う。ユートピアも先手を主張。外からトウショウギアも前に行く。そこから3馬身切れてシーキングザダイヤ、ブルーコンコルドらが追走。タガノゲルニカ、ヴァーミリアンはその直後。カネヒキリは中団の外、その内にリミットレスビッドが続く。サンライズバッカス、タイムパラドックスは後方を進む。メイショウボーラーとトウショウギアがユートピア以下を大きく離して逃げる。この2頭が競り合いながら直線に向く。残り400Mを過ぎ、シーキングザダイヤとユートピアが前でバテた2頭を交わす。その外からカネヒキリが進出、シーキングザダイヤとユートピアを交わして先頭に立つ。そのままリードを広げながら楽勝。


■レース回顧

 馬複◎−▲(30%)的中。よし、今のところ今年のGI全勝だ!(^-^;)

 メイショウボーラーの逃げにユートピアが反応、抜かせじとメイショウボーラーが踏ん張ったところへトウショウギアも加わって早くもハイペースが確定。共倒れを恐れてユートピアが引くと、今度はトウショウギアがメイショウボーラーに絡んでいった。前2頭は完全にオーバーラップの状態。結局前2頭は惨敗、ペースを弁えたユートピアが3着に残った。

 カネヒキリは揉まれない位置で脚を溜め、直線でそれを解き放つという極めてオーソドックスな戦法で楽勝。課題のスタートも全く問題無し。上がりは他馬よりも1秒近く速かった。この馬は完歩が大きく、トップスピードに乗っている状態でも何となくフワフワと走っているように見える。ドバイワールドCで勝ち負けになるかは別問題として、国内最強が誰なのかはこれでハッキリした。

 シーキングザダイヤは実質先頭のユートピアに狙いを定め、直線でのマッチレースを見事に制した。今この馬が出来る最高のレースを演じたが、カネヒキリには軽く捻られてまたもや2着。交流重賞を含め、これでGI7度目の2着。ペリエ騎手とのコンビでも2着は3度目。ユートピアに差し返されそうになりながらも決して抜かせなかったのはシルバーコレクターとしてのせめてもの意地か。

 ハイペースで差し馬の台頭があるかと思ったが、差して来れたのは勝ったカネヒキリと4着ブルーコンコルドぐらい。ブルーコンコルドは内に切り出したところ、リミットレスビッドは坂を駆け上がるタイミングで凄い脚をみせたがそこで脚が止まっていた。サンライズバッカスとタイキエニグマは大外へ振った時点で圏外。特にタイキエニグマはワンパターンで、前が止まってくれないとダメのようだ。

 平安S組はタガノゲルニカが8着、ヴァーミリアンが5着。いずれもテンから全開の激しい流れに翻弄され、持ち味の好位追走が出来ていなかった。走破するためのスタミナに加え、速い流れに付いていくためのスピードがないと勝ち負けには持っていけない。ちなみにヴァーミリアンはサカラートとの兄弟対決を制している(サカラートは6着)。


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