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第23回フェブラリーS(GI)
2006年2月19日(Sun) 東京ダート1,600M 4歳以上オープン 定量 (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 リミットレスビッド 95 差して連勝の勢いは本物。ここも一気に決めるか。
2 タイキエニグマ 92 末脚評価もここで出遅れると挽回するのが大変。  
2 3 ユートピア 92 この距離得意も中央のGIでは結果が出ていない。  
4 ニホンピロサート 88 どうも流れに乗れない様子。時計掛かってもきつい。  
3 5 スターキングマン 98 典型的なサウスポー。ここ距離不足も差込み注意。  
6 サカラート 101 切れる脚は一瞬だけ。直線長いコースは鬼門。  
4 7 アジュディミツオー 91 武蔵野Sでそこそこ走ったコース。軽視したくないが。  
8 ヴァーミリアン 99 前走重め&落鉄考慮もここで行き切れるか微妙。  
5 9 シーキングザダイヤ 98 直線入口から下がらない。かなりの渋太さを誇る。
10 メイショウボーラー 99 今回は先手奪えそう。但し昨年よりは相手が強力。  
6 11 ブルーコンコルド 97 この距離で差し込むには前崩れがないと苦しいか。  
12 トウショウギア 94 前走で先行強化示すも差込抑えるまでは至らず。  
7 13 タイムパラドックス 96 実績を尊重したいが反応に陰りみられるのも事実。  
14 カネヒキリ 98 息の長い末脚使う。速い流れも問題なく中心視妥当。
8 15 タガノゲルニカ 96 先行抜け出し5連勝もマイルの流れに合うか疑問。  
16 サンライズバッカス 98 前走窮屈な競馬を強要。まずはスタートを決めたい。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 府中ダートに好メンバー集結・距離短縮&後方待機で主役譲らぬカネヒキリ
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【上位馬の前走距離(GI昇格後過去9年)】
年度 1着 2着 3着
'97年 シンコウウインディ
平安S(GIII)1着
京都ダ1,800M
ストーンステッパー
ガーネットS(GIII)1着
中山ダ1,200M
バトルライン
銀嶺S(OP)1着
東京ダ1,400M
'98年 グルメフロンティア
中山金杯(GIII)1着
京都芝2,000M
メイショウモトナリ
平安S(GIII)4着
京都ダ1,800M
シャドウクリーク
シリウスS(GIII)2着
阪神ダ1,400M
'99年 メイセイオペラ
東京大賞典(G1)2着
大井ダ2,000M
エムアイブラン
平安S(GIII)2着
京都ダ1,800M
タイキシャーロック
浦和記念(G2)1着
浦和ダ2,000M
'00年 ウイングアロー
平安S(GIII)5着
京都ダ1,800M
ゴールドティアラ
平安S(GIII)3着
京都ダ1,800M
ファストフレンド
川崎記念(G1)3着
川崎ダ2,000M
'01年 ノボトゥルー
根岸S(GIII)1着
東京ダ1,400M
ウイングアロー
JCダート(GI)1着
東京ダ2,100M
トゥザヴィクトリー
阪神牝馬S(GII)1着
阪神芝1,600M
'02年 アグネスデジタル
香港C(GI)1着
香港芝2,000M
トーシンブリザード
東京大賞典(G1)3着
大井ダ2,000M
ノボトゥルー
根岸S(GIII)2着
東京ダ1,400M
'03年 ゴールドアリュール
東京大賞典(G1)1着
大井ダ2,000M
ビワシンセイキ
平安S(GIII)4着
京都ダ1,800M
イーグルカフェ
有馬記念(GI)14着
中山芝2,500M
'04年 アドマイヤドン
JCダート(GI)2着
東京ダ2,100M
サイレントディール
東京大賞典(G1)7着
大井ダ2,000M
スターリングローズ
根岸S(GIII)11着
東京ダ1,400M
'05年 メイショウボーラー
根岸S(GIII)1着
東京ダ1,400M
シーキングザダイヤ
川崎記念(G1)2着
川崎ダ2,000M
ヒシアトラス
平安S(GIII)1着
京都ダ1,800M
※'03年は中山1,800Mで施行されたため考察より除外。

 安田記念やNHKマイルCなど、東京施行のマイル戦はマイル以上における実績にシフトする傾向がみられる。ダートにおいても同じことが言えるようで、GI昇格後に東京ダート1,600Mで行われた過去8回の連対馬16頭のうち13頭はマイルを超える距離のレースをステップにしていた


【出走馬グループ分け表】
グループ 該当馬
距離短縮 ユートピア、スターキングマン、サカラート
アジュディミツオー、ヴァーミリアン、シーキングザダイヤ
タイムパラドックス、カネヒキリ、タガノゲルニカ
距離延長 リミットレスビッド、タイキエニグマ、ニホンピロサート
メイショウボーラー、ブルーコンコルド、トウショウギア
サンライズバッカス

 前走より距離短縮となる馬は延べ64頭が出走して【6・7・3・48】(20.3%)、同じまたは短縮となる馬は延べ63頭が出走して【2・1・5・55】(4.8%)。後者同士の決着は無く、距離延長で連対した3頭はいずれも重賞を含む連勝中だったことからすると、距離延長組で連対が狙えるのはリミットレスビッドしかいない。


【平安S勝ち馬のフェブラリーS成績(GI昇格後過去9年)】
年度 勝ち馬名 平安S位置取り フェブラリーS位置取り(着順)
'97年 シンコウウインディ 8-8-9 5-4(1着)
トーヨーシアトル 8-5-3 14-13(6着)
'98年 エムアイブラン 9-8-7 3-3(6着)
'99年 オースミジェット 4-3-2 7-5(4着)
'00年 オースミジェット 2-2-1 7-7(6着)
'01年 マンボツイスト 2-2-1 5-5(15着)
'02年 スマートボーイ 1-1-1 (未出走)
'03年 スマートボーイ 1-1-1 2-2-8(13着)
'04年 タイムパラドックス 3-3-3 5-3(6着)
'05年 ヒシアトラス 7-8-7 5-5(3着)

【平安Sを経由して連対した馬一覧(GI昇格後過去9年)】
年度 馬名 平安S位置取り(着順) フェブラリーS位置取り(着順)
'97年 シンコウウインディ 8-8-9(1着) 5-4(1着)
'98年 メイショウモトナリ 4-6-4(4着) 3-3(2着)
'99年 エムアイブラン 6-5-6(2着) 10-9(2着)
'00年 ウイングアロー 15-14-13(5着) 16-16(1着)
ゴールドティアラ 14-13-12(3着) 12-12(2着)
'03年 ビワシンセイキ 10-12-8(4着) 3-2-3(2着)

 平安S勝ち馬は延べ9頭が出走して【1・0・1・7】(11.1%)と精彩を欠いている。平安Sを経由して連対した6頭との違いについて調べてみると、平安S勝ち馬はほぼ先行押し切りなのに対し、平安Sを経由して連対した馬は差し届かずということが分かる。タガノゲルニカ、ヴァーミリアンは苦しいのではないか。これらに代わってハードクリスタル、アンドゥオールが穴候補として浮上するところだったが、残念ながら出走していない。

 距離短縮組重視、その中でも差し優勢というのが傾向から導き出せる好走候補。カネヒキリはドバイに向けての壮行レースということで完璧には仕上げて来ないだろうが、それでも2着は外さないとみて連軸に指名。相手は同レースと相性が良いペリエ騎手を配してきた昨年の2着馬シーキングザダイヤ、距離延長で2連勝の勢いを持ち込むリミットレスビッド。サンライズバッカスも3着なら。

◎カネヒキリ
○リミットレスビッド
▲シーキングザダイヤ
△サンライズバッカス


■馬券構築

 カネヒキリから馬複2点流し。カネヒキリ1着軸の3連単を抑える。

[馬複] カネヒキリ−リミットレスビッド 30%
[馬複] カネヒキリ−シーキングザダイヤ 30%
[3連単] カネヒキリ→リミットレスビッド→シーキングザダイヤ 10%
[3連単] カネヒキリ→リミットレスビッド→サンライズバッカス 10%
[3連単] カネヒキリ→シーキングザダイヤ→リミットレスビッド 10%
[3連単] カネヒキリ→シーキングザダイヤ→サンライズバッカス 10%


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