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第40回共同通信杯(GIII)
2006年2月5日(Sun) 東京芝1,800M 3歳オープン 別定 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 1 1 アドマイヤムーン 牡3 57.0kg 武豊 1.48.4 478kg(+4) 2
2 6 6 フサイチリシャール 牡3 57.0kg 福永祐一 1.48.5 1/2 492kg(+12) 1
3 3 3 マッチレスバロー 牡3 56.0kg 後藤浩輝 1.48.6 3/4 492kg(0) 4
4   2 2 ショウナンタキオン 牡3 57.0kg 田中勝春 1.48.7 1/2 470kg(0) 3
5 7 9 ブラックバースピン 牡3 56.0kg 松岡正海 1.49.0 1 3/4 468kg(-4) 6
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 13.0 - 11.5 - 11.5 - 12.2 - 12.8 - 12.6 - 11.7 - 11.4 - 11.7
上がり 4F 47.4 - 3F 34.8
2コーナー 5,6,7,4,9(1,2,8)(3,10,11)
3コーナー 7-6,5-4,9,2,1(3,8)(10,11)
4コーナー 7,6,5-(4,9,2)(1,8)3,10-11

■レース回顧 残り200で芦毛を捉えた瞬発力・春に向けてアドマイヤムーン完勝!
■レース解説

 マッチレスバローが出遅れ。マイネルグロリアスが好スタートから先手を窺う。フサイチリシャールが馬なりで直後を追走。モエロタケショウが掛かって外から一気に先頭に立つ。アドマイヤムーンは中団後方でショウナンタキオンと並んで追走。マッチレスバローは後方から内を通って追い上げていく。3コーナーから4コーナーにかけて隊列が凝縮。フサイチリシャールが早めに先頭へ並びかけて直線に向く。フサイチリシャールが僅かに先頭も直後がごった返す。ショウナンタキオン、アンバージャックらが横一線で並ぶも、外から満を持してアドマイヤムーンが進出。先に抜け出したフサイチリシャールを捉えて交わす。


■レース回顧

 馬単裏抜けハズレ。強気に勝負に行ったら太めで出てきやがった。(´・ω・`)ショボーン

 フサイチリシャールは後続を意識していたのか、出たなりで自分から動いていかなかった。序盤に引っかかったモエロタケショウがレースを引っ張る展開で、1,000M通過は61秒0。勝負どころの急激なペースアップを経て、直線入口で早くも横並び。持ったままの手応えを拠り所に、ショウナンタキオンらを引き付けてから突き放すことは出来ていたが…。

 「気持ち体に余裕があると聞いていた。最後はアドマイヤムーンを待って追い出した。どれくらいの脚を使えるのかなぁという感じだった。本番に向けて試してみたいこともあったし、何も収穫がなかったわけじゃないです」(福永騎手)。う〜む、あくまで本番で勝てばいいと言わんばかりのコメントだ。フサイチリシャール頭で買った者としては裏切られた感もあるが、まあ仕方ない。

 アドマイヤムーンは抜け出してからソラを使ったとされる前走を反省材料に、今回はギリギリまで動かなかった。最内から外へ持ち出し、進路を確保してからは微動だにせず。残り200M地点でようやく出たGOサインで一気に加速がつくと、最内で粘るフサイチリシャールを軽々と抜き去ってみせた。アドマイヤムーンにとっての最善の策が、自然とフサイチリシャール退治をも可能にした。

 ショウナンタキオンは結果的に早仕掛けが敗因。残り400M地点で一時先頭に立ちかける勢いがありながらそこから前に行けなかった。アドマイヤムーンに抜かれた後も差し返すように伸びたが、大外からやってきたマッチレスバローにも抜かれてしまった。スタートがマシになってきただけに、今回の凡走が歯痒い。マッチレスバローは三強の一角を崩しただけでも収穫だろう。実力は重賞級だ。


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