HOME > 重賞回顧 > 第20回根岸S
第20回根岸S(GIII) 2006年1月29日(Sun) 東京ダート1,400M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
|||||||||||
着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | △ | 4 | 7 | リミットレスビッド | 牡7 | 57.0kg | 内田博幸 | 1.23.7 | − | 504kg(0) | 6 |
2 | 6 | 12 | タイキエニグマ | 牡5 | 56.0kg | 柴田善臣 | 1.24.0 | 2 | 514kg(+4) | 3 | |
3 | 2 | 3 | トウショウギア | 牡6 | 56.0kg | 田中勝春 | 1.24.0 | クビ | 528kg(+10) | 4 | |
4 | ◎ | 3 | 6 | サンライズバッカス | 牡4 | 56.0kg | 佐藤哲三 | 1.24.1 | クビ | 470kg(0) | 1 |
5 | 8 | 15 | シルヴァーゼット | 牡5 | 56.0kg | 津村明秀 | 1.24.1 | クビ | 514kg(+4) | 12 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.2 - 10.8 - 11.6 - 12.1 - 12.3 - 12.2 - 12.5 上がり 4F 49.1 - 3F 37.0 3コーナー (*2,15)4(3,5)11(7,14)(8,9,10)(6,13)(1,12,16) 4コーナー (*2,15)4(3,5)(7,11)(6,8,9,14)(12,10,13)1,16 |
■レース回顧 華麗な差脚でダート重賞連取・砂の主役を名乗るリミットレスビッド! |
■レース解説 アグネスジェダイが好スタートを切ってハナを奪う。ニシノコンサフォス、メイショウボーラーが続くところ、外からシルヴァーゼットが押し上げて2番手につける。リミットレスビッドは中団内、サンライズバッカスは馬群後方を進む。タイキエニグマが後方から外を回して上がっていく。アグネスジェダイが僅かに先頭で直線に向く。前は固まって激戦。最内からサンライズバッカス、トウショウギアが接近。リミットレスビッドは外へ切り出して前を追う。7〜8頭の叩き合いからトウショウギアが抜けかかるも、リミットレスビッドが外からまとめて交わし、リードを広げながらゴール。 ■レース回顧 ハズレ。しかし酷いなコレは…。競争してないやん、サンライズバッカス。・゜・(ノД`)・゜・ アグネスジェダイが果敢に単騎を主張。これにはメイショウボーラーもタジタジで、無理に競りかけていくことはしなかった。ペースは思ったほど上がらず、後方各馬が俄かに固まり始めた。サンライズバッカスはまだ後方。しかも進路を内に採ろうとしている。直線に向き、サンライズバッカスは抜群の手応えでグイグイ上がってきた。勝った、と思った。しかし…。 リミットレスビッドも道中は内を進んでいた。直線に向いても暫くは前が塞がったまま。仕方なくメイショウボーラーの直後で辛抱強く待っていたところ、不意に外側に切れ目が出来た。内田博幸騎手は待ってましたとばかりにスパート。メイショウボーラーはもとより、内の各馬をまとめて抜き去ると、後続との差は瞬く間に開いていった。時計は遅かったが、ラストの手応えにまだ余裕があり更に上が狙えそうだ。 2着争いは大混戦の状態からトウショウギアが抜け出したが、ゴール寸前で外から飛んできたタイキエニグマに軍配が上がった。スタートで後手を踏みながら、前が適度に競り合う展開で漁夫の利を得た形だが、上がり最速の脚を使ったように力はつけている。トウショウギアは番手から抜け出す競馬で通用しかけたことが分かっただけでも上出来だろう。 サンライズバッカスは直線でアグネスジェダイとトウショウギアが壁になって動けなかった。「外へ出したかったね。3角でも外へ出せず、後ろへ下げるわけにもいかず、直線で外へ出して行ったけど、休み明けもあったのか伸びなかったね」(佐藤哲三騎手)。スタートは相変わらず下手で、流れに身を任せざるを得なくなるのがこの馬の弱点。フェブラリーSでもう一度見直したい。 マイティスプリングは流れに乗り切れず、4コーナーを回り切るまでに鞭が飛ぶ苦しい内容。即席で差せるほど重賞は甘くなかった。これとは対照的に、シルヴァーゼットやニシノコンサフォスは先手を奪ってメイショウボーラーに先着。いずれも1,200Mで好走した直後で行きっぷりが良かった。 メイショウボーラーは横一線の叩き合いに付き合わされてガス欠。一方的に下がらなかったのは力のある証拠だが、やはり同型が数多くいるレースでは狙い難い。ダート戦線はここに来て質・量共に厚みを増してきており、次こそ確勝とも言えない。 |