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第56回東京新聞杯(GIII)
2006年1月28日(Sat) 東京芝1,600M 4歳以上オープン 別定 (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   5 10 フジサイレンス 牡6 55.0kg 江田照男 1.33.7 500kg(0) 11
2   8 16 オレハマッテルゼ 牡6 56.0kg 柴田善臣 1.33.7 アタマ 474kg(-4) 2
3 2 3 インセンティブガイ 牡5 55.0kg O.ペリエ 1.33.8 ハナ 464kg(-2) 1
4 1 1 アルビレオ 牡6 55.0kg 四位洋文 1.33.8 ハナ 480kg(-6) 3
5   2 4 ペニーホイッスル 牝4 52.0kg 後藤浩輝 1.33.9 ハナ 466kg(0) 8
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.7 - 11.4 - 11.6 - 11.7 - 11.7 - 11.2 - 11.4 - 12.0
上がり 4F 46.3 - 3F 34.6
3コーナー (*2,9,16)(1,3,13)5(6,4,14)(8,15)(7,10,12,11)
4コーナー 9(2,16)(1,3,13)(6,4,5)(10,14)7(12,8,15)11

■レース回顧 穴男が見出した最高の切れ味・大外強襲フジサイレンス!
■レース解説

 オレハマッテルゼが好スタートから先手を窺うも、内からイヤダイヤダが抜け出してハナを奪う。直後はグランリーオ、インセンティブガイ、アルビレオが固まって追走。中団以降も完全に一団。メイショウオウテが外を通って押し上げていく。4コーナーを回ったところでグランリーオがイヤダイヤダを交わして先頭に替わる。オレハマッテルゼがこの外を回して直線に向く。内からアルビレオも追い上げて前は4頭が叩き合う。直線半ばでイヤダイヤダ、グランリーオが失速、代わってインセンティブガイ、ペニーホイッスルが接近。ゴール前の激戦でオレハマッテルゼが僅かに前に出るも、大外からフジサイレンスがまとめて差し切る。


■レース回顧

 ハズレ。四位だけに4着か…。お後が宜しいようで。(-_-)

 イヤダイヤダの逃げに各馬は従順、特に意図しないまま一団の競馬になった。平均ペースで脚色が同じなら前にいたほうが有利。内に進路を変えたオレハマッテルゼが頭一つ抜け出し、後はゴールへなだれ込むのみ、というところで大外からフジサイレンスが飛んできた。

 フジサイレンスは最後方近くから馬群の中に入れてポジションを上げ、直線で素早く大外へ持ち出していった。前々で競馬を進めていた馬が上位を占める中、ただ一頭後方から追い上げての勝利。「前に乗ったときにいい切れを使える馬だと思っていたので最後に賭けてみました」(江田照男騎手)。穴男の見込み通り、末脚が活かされたレースとなった。

 オレハマッテルゼは前走が何だったのか不思議に思えるほど行き脚が良かった。直線に向いてすぐに手が動き出したグランリーオに馬なりのまま並びかけ、相手の失速に合わせてGOサイン。アルビレオ、インセンティブガイに両サイドから並びかけられながらも踏ん張り続けた。叩き合いに強いことが確認できただけでも収穫か。

 インセンティブガイは引っかかり気味の追走。馬混みに入れて落ち着いたが、今度は勝負どころですぐに動いて行けなかった。全体的にちぐはぐの内容で、直線で追い上げて3着に入っただけでも良しとしておきたい。

 アルビレオは馬なりのまま前につけ、手応えも残していたようにみえたが案外伸びを欠いた。着差は僅かでもオレハマッテルゼには完全に押さえ込まれており、力負けの印象が強い。前走のような末脚に訴えるレースをして欲しかった。

 グランリーオは道中一団で流れた上、オレハマッテルゼには早めに並ばれ万事休す。前走から22kg増も重過ぎた。メイショウオウテは一団の競馬を逆手に取り、3コーナー手前で大外捲りを敢行。神騎乗と凡退は紙一重ということで見過ごしたい。


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