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第47回アメリカジョッキークラブC(GII)
2006年1月22日(Sun) 中山芝2,200M 4歳以上オープン 別定 (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   7 7 シルクフェイマス 牡7 58.0kg 柴田善臣 2.13.2 478kg(-4) 5
2 4 4 フサイチアウステル 牡4 56.0kg 藤田伸二 2.13.2 クビ 478kg(+2) 2
3   8 10 ハイアーゲーム 牡5 57.0kg 内田博幸 2.13.5 2 532kg(+24) 4
4 6 6 グラスボンバー 牡6 57.0kg 勝浦正樹 2.13.7 1 1/4 488kg(-4) 1
5 8 9 オペラシチー 牡5 57.0kg 佐藤哲三 2.14.1 2 1/2 496kg(-8) 3
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:稍重)
ハロンタイム 13.0 - 11.6 - 12.5 - 12.0 - 12.2 - 12.0 - 11.9 - 12.1 - 12.0 - 11.6 - 12.3
上がり 4F 48.0 - 3F 35.9
1コーナー 7-4-9(1,2,5)-6,8,3,10
2コーナー 7=4-9-(1,2,5)6(3,10,8)
3コーナー 7=4(9,5)(1,6)(2,10,8)3
4コーナー 7-4(9,6)(1,2,10)(5,3)8

■レース回顧 単騎で進めば雪解け道も悪くない・技あり復活シルクフェイマス!
■レース解説

 シルクフェイマスが好スタートを決めてそのままハナに立つ。直後にフサイチアウステル、以下オペラシチーなどが固まって続く。向こう正面に差し掛かり、シルクフェイマスが後続を引き離し始める。間が開いてフサイチアウステル、後続集団はそこから更に離れて追走。シルクフェイマスが奥深い外回りコースの3コーナーを単独で通過。フサイチアウステルを巡ってオペラシチー、グラスボンバー、ハイアーゲームがそれぞれ外から捉えに掛かる。直線に向くところでもシルクフェイマスが依然として後続に5馬身程のリード。フサイチアウステルが内を立ち回って前を追う。外ではグラスボンバーとハイアーゲームが叩き合う。ゴール手前でフサイチアウステルが詰め寄るも、シルクフェイマスが辛くも押し切る。


■レース回顧

 ハズレ。行った行ったのレースってつくづく当てモンだなぁと思った。(-_-)

 出走馬登録のあったメジロマントルが回避したことで、このレースには明確な逃げ馬がいなくなった。一体何が逃げるのか?私には皆目見当が付かない。おそらくは前に行った馬が得をするレースになるんだろうなぁと思いつつも、軸に選んだのは差し馬グラスボンバー。向こう正面での各馬の位置取りをみてダメだと思った。

 シルクフェイマスは手綱を抑えたままで、当初から逃げの策に講じていたわけではなかった。しかし後続からのアクションは無く、柴田善臣騎手はそのままハナを切ったほうが得策と判断。2コーナーで後続を離し始めた。道中は勿論、4コーナーを回るところでも持ったまま。シルクフェイマスと言えば超のつく道悪下手だが、今回に限ってはそんな素振りは微塵も見せなかった。それほど綺麗に単騎逃げが嵌った。

 フサイチアウステルは2番手キープから直線鋭く伸びた。菊花賞からの休み明けよりも距離短縮が良い方に作用したようだ。「大逃げしてる馬が楽をしているのは分かってたんだけど、こっちもよく折り合っていたので無理に追いかけるわけにはいかないからね」(藤田騎手)。下手に動いて取りこぼすよりは今回はこれで良かったのかもしれない。

 ハイアーゲームはスタートで半歩ほど立ち遅れて後方待機。じっくりと脚を溜め、4角捲りから直線グラスボンバーを競り落としてみせた。ラストは頭を上げた状態でジリジリとしか伸びなかったが、これは絞り切れていない影響が出たのかもしれない。復調を感じ取れる一戦だった。

 グラスボンバーはハイアーゲームと同じタイミングで動きながら直線競り負け。オールカマーこそ1,000M通過64秒9の超スローで末脚を伸ばしたが、この距離は本質的に合っていないのかもしれない。オペラシチーは直線に向いた時点で前との差が開き過ぎていて、追っている内に手応えが無くなっていった。


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