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第47回アメリカジョッキークラブC(GII)
2006年1月22日(Sun) 中山芝2,200M 4歳以上オープン 別定 (国際)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ソウゴン 76 昨年11着時と特に変わったところ無し。むしろ悪化。  
2 2 シェイクマイハート 87 前に行けるが踏ん張り不足。居残りに期待できない。  
3 3 ユキノサンロイヤル 96 2年連続捲って3着。大雑把だが力は確かで不気味。  
4 4 フサイチアウステル 89 前につけて残すのみ。今回は休み明け&古馬相手。
5 5 ニシノサブライム 88 昨年主導役引き受けて沈没。明らかに地力不足。  
6 6 グラスボンバー 94 前走付いて回るだけ。昨秋同級2着した舞台で反抗。
7 7 シルクフェイマス 96 実績上位。距離不足の前走叩いて行き脚戻るなら。  
8 コスモインペリアル 84 格下だが末脚はここでも髄一。直線一気に訴えるか。
8 9 オペラシチー 94 最近は何も出来ず終い。先手取り主導権を奪いたい。
10 ハイアーゲーム 90 右回り下手。実績の上積みにも乏しく強気になれない。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 競馬の祭典で小休止・再び上昇気流に乗るグラスボンバー
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【前走6着以下で連対した馬一覧(過去10年)】
年度(回) 馬名 前走 着差 AJCC成績
'00年(第41回) ステイゴールド 有馬記念(GI)10着 1秒0 2着(1人気)
'01年(第42回) アメリカンボス 有馬記念(GI)6着 0秒6 1着(2人気)

【前走6着以下ながら人気を集めて凡走した例(過去10年)】
年度(回) 馬名 前走 着差 AJCC成績
'96年(第37回) スキーキャプテン ケンタッキーD(米GI)14着 8着(2人気)
ロイスアンドロイス 有馬記念(GI)7着 1秒2 4着(3人気)
'97年(第38回) カネツクロス 有馬記念(GI)8着 1秒8 6着(2人気)
'02年(第43回) マチカネキンノホシ 安田記念(GI)17着 3秒1 5着(2人気)

 アメリカジョッキークラブCでは過去10年、前走GI以外で掲示板を外していた馬が【0・0・3・40】(0.0%)、前走GI以外で勝ち馬から1秒以上離されていた馬が【0・0・2・27】(0.0%)となるなど、近走の勢いを問う傾向がみられる。前走掲示板外から連対した馬は2頭いるが、いずれも有馬記念を経由していた。


【中9週(2ヶ月強)以上の間隔が開きながら人気を集めて凡走した例(過去10年)】
年度(回) 馬名 前走 レース間隔 AJCC成績
'96年(第37回) スキーキャプテン ケンタッキーD(米GI)14着 中36週(約7ヶ月) 8着(2人気)
'02年(第43回) マチカネキンノホシ 安田記念(GI)17着 中32週(約5ヶ月) 5着(2人気)
ミスキャスト プリンシパルS(OP)1着 中37週(約6ヶ月) 4着(3人気)

 前年暮れの重賞を一叩きされていることが望ましく、2ヶ月以上の間隔が開くのはマイナス。該当馬は延べ23頭が出走して【0・0・1・22】(0.0%)となり、別表の通り人気を集めての敗退例が多くみられる。


【中山金杯を経由して連対した馬一覧(過去10年)】
年度(回) 馬名 金杯着順(着差) 金杯通過順 AJCC成績
'97年(第38回) シグナスヒーロー 4着(0秒4) 9-9-7-8 2着(5人気)
'98年(第39回) マイネルブリッジ 3着(0秒6) 14-15-14-12 2着(5人気)
'99年(第40回) サイレントハンター 1着 1-1-1-1 2着(3人気)
'03年(第44回) グラスエイコウオー 5着(0秒4) 15-15-15-15 2着(3人気)
'04年(第45回) ダンツジャッジ 3着(0秒7) 8-9-8-8 1着(2人気)
'05年(第46回) クラフトワーク 1着 12-10-8-5 1着(1人気)

 中山金杯組は「差して善戦」のパターンが狙い目。サイレントハンターは本レースで前年のダービー馬スペシャルウィークと対戦しての結果で2着でも仕方がないところ。


 上記の客観データから狙いに挙がるのは有馬記念組のグラスボンバーオペラシチー、格下ながら前走上がり最速3着のコスモインペリアル。穴狙いなら中山金杯11着でも着差0秒8、差して善戦と言えなくもないユキノサンロイヤルか。


 軸はグラスボンバー。今回同様に逃げ馬不在の状況だったオールカマーで鋭く差してハナ差2着。続く福島記念は3角捲りで楽勝。実績面での勢いは同馬が一番。有馬記念では消極的な位置取りが目に付いたが、あの面子では仕方ない。

 相手筆頭はフサイチアウステル。前述の通り、菊花賞からぶっつけというローテーションはマイナス。ただ今回は緩い流れが見込まれるだけに、先行押し切りが生じやすい状況。堅い決着が多いレースでもあるのでとりあえず抑えてみる。

 単穴はオペラシチー。札幌記念は直前のスコール&4角大外廻し、京阪杯はハイペースについて行けず。有馬記念は当然として、その前の2戦も勝ち負けに程遠い状況だった。緩い流れで前につけて居残るいつものパターンに持ち込みたい。

 連下はコスモインペリアル。1年を超える休み明けでいきなり反応した前走が好感。レース振りからの勢いは同馬が一番か。スローペースの差し馬ということで届かずが見込まれるものの、団子状態から抜け出してくるシーンも合わせて想定しておくことにする。

◎グラスボンバー
○フサイチアウステル
▲オペラシチー
△コスモインペリアル


■馬券構築

 グラスボンバーから馬単流し。

[馬単] グラスボンバー→フサイチアウステル 50%
[馬単] グラスボンバー→オペラシチー 30%
[馬単] グラスボンバー→コスモインペリアル 20%


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