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第55回日刊スポーツ賞中山金杯(GIII)
2006年1月5日(Thu) 中山芝2,000M 4歳以上オープン ハンデ (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   3 4 ヴィータローザ 牡6 57.0kg 柴山雄一 1.59.4 476kg(-12) 7
2 7 12 アサカディフィート セ8 57.0kg 後藤浩輝 1.59.4 ハナ 524kg(-6) 6
3   5 8 カナハラドラゴン 牡8 56.0kg 勝浦正樹 1.59.4 クビ 484kg(+2) 9
4   3 5 コンラッド 牡4 54.0kg 柴田善臣 1.59.5 クビ 508kg(+6) 4
5   2 2 メジロマントル 牡9 56.0kg 吉田豊 1.59.6 3/4 488kg(+18) 8
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.7 - 11.5 - 12.9 - 11.9 - 11.6 - 11.4 - 11.4 - 11.6 - 11.7 - 12.7
上がり 4F 47.4 - 3F 36.0
1コーナー 2,6,7,1(10,13)4,8,9,3(5,11)-12,14
2コーナー 2,6-(1,7)(10,13)(4,8)-9(3,5,11)-12,14
3コーナー 2,6,7,1(10,13)8,4(9,11)3,5-(12,14)
4コーナー 2(6,7)(1,10,13)(4,8)(3,9,11)(14,5)12

■レース回顧 手際良く抜けたゴール前・年明けて白星発進ヴィータローザ!
■レース解説

 メジロマントルがコスモオースティンを抑えて先頭に立つ。シルクネクサス、キングストレイルらが3番手集団を形成。ヴィータローザ、カナハラドラゴンは好位で抑える。マイネルレコルトは後方の内を進む。アサカディフィートは最後方待機。メジロマントルが単独先頭、淀みない流れのまま3コーナーをカーブ。キングストレイルとカンファーベストが外から徐々に動き出す。直線に向くと同時にメジロマントルがスパートして先頭をキープ。坂を駆け上がったところで馬群の中からヴィータローザとカナハラドラゴンが進出。大外からはアサカディフィートが猛追。一足先に抜け出したヴィータローザにアサカディフィートが襲い掛かったところでゴール。


■レース回顧

 不戦敗。今年最初の本命が放馬ってどうよ?まあお金戻ってきたしこれで良かったのかな。(´・ω・`)

 ワンモアチャッターの発走除外はまさに寝耳に水。ただ仮にワンモアチャッターが出走して勝ったとしても1着−3着。2ゲット成功でも2着−3着。今年もまたいつものパターンかよ!となるところが、何と賭け金の8割が戻ってくるという幸運。考えようによっては物凄くツイている。

 ヴィータローザは走り時がよく分からない。昨年は新潟記念とオールカマーでこの馬を軸にした。前者は後ろから行き過ぎて届かず3着、後者は後半のペースアップで一杯になり5着。今回のように内で脚を溜めて直線チョイ差しというのがこの馬にとって最善の手なのかもしれない。人気が浮いたところで定期的に馬券に絡んでいるのがニクい。

 アサカディフィートは今回も最後方からただ一頭違った脚を使って突っ込んできた。上がり3ハロン34秒4はマイネルレコルトの34秒9を楽々凌ぐ最速で、見た目も数字も明らかに他馬を圧倒している。後ろから行く馬だけに差し損ねのリスクは付きまとうが、今後も暫くは狙いに含めておいたほうが良さそうだ。

 カナハラドラゴンもヴィータローザ相手に堂々食い下がりをみせたものの、ゴール前で僅かに遅れた。決め手を欠くのは今に始まったことではない。ただ中日新聞杯と同様、今回も低人気を覆しての好走で、責められる理由は見当たらない。

 人気を集めた4歳勢は雁首揃えて敗退。コンラッドがゴール前でスルスルと伸びてきた以外は直線で見どころらしい見どころが無かった。キングストレイルは追われてからフラフラするなどいかにも非力な印象を受けた。ダンスインザモアはこの距離だと切れる脚が使えないようで、じっくり乗られた割には弾けなかった。マイネルレコルトは例の如く前に行けず、その上内に閉じ込められて4コーナーで追い鞭という最悪の内容。こんなところで燻っている馬ではないと思うが…。

 意外だったのはカンファーベスト。終始外を立ち回るロスはあったとはいえ、直線での失速は不可解。位置取りや仕掛けのタイミングに変わったところはなく、いつものように首を小刻みに振って一生懸命走っており、調子落ちとも考えにくい。次走人気落ちなら拾ってみたい。


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