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第58回鳴尾記念(GIII) 2005年12月11日(Sun) 阪神芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (混)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 6 | 8 | メジロマントル | 牡8 | 54.0kg | 吉田豊 | 2.01.6 | − | 470kg(+6) | 10 | |
2 | △ | 4 | 5 | カンファーベスト | 牡6 | 57.0kg | 安藤勝己 | 2.02.0 | 2 1/2 | 470kg(+2) | 7 |
3 | 5 | 7 | キョウワスプレンダ | 牡4 | 54.0kg | 幸英明 | 2.02.0 | クビ | 488kg(+14) | 5 | |
4 | ▲ | 1 | 1 | トウカイトリック | 牡3 | 54.0kg | 芹沢純一 | 2.02.0 | アタマ | 430kg(-2) | 4 |
5 | 5 | 6 | アサカディフィート | セ7 | 57.0kg | 秋山真一郎 | 2.02.0 | アタマ | 530kg(+4) | 6 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良) |
ハロンタイム 12.9 - 11.9 - 12.3 - 12.0 - 11.6 - 12.2 - 12.2 - 12.1 - 11.7 - 12.7 上がり 4F 48.7 - 3F 36.5 1コーナー 8,2(1,5)4,11(7,10)13(9,12)3,6 2コーナー 8,2-1,5-4,11,7,10,9(12,13)(6,3) 3コーナー 8,2=1,5-(7,4)11(9,10)(12,13,3)6 4コーナー 8,2-1,5(7,11)(4,13,3)(12,9,10)6 |
■レース回顧 見くびられた老兵の逆襲・熟練の逃げで後続完封メジロマントル! |
■レース解説 アサカディフィートが出遅れ。メジロマントルがハナを奪う。イケハサブサがこれに続く。間を置いてトウカイトリック、カンファーベストが追走。コイントスは中団待機。ヤマニンシュクル、ワンモアチャッターは後方を進む。少頭数ながら完全に縦長。前2頭が後続を離したまま3コーナーをカーブ。直線に向き、脚色が鈍ったイケハヤブサを尻目にメジロマントルがスパート。最内からトウカイトリック、馬場の中央からカンファーベストが追いかけるも、メジロマントルがそのまま楽に逃げ切る。 ■レース回顧 ハズレ。こういうのを一度でもいいから当ててみたい。(`・ω・´)ガンバルゾ いや〜、久々に来ましたね。伏兵の逃げ切りが。「こんなの獲れるわけないだろ!」ってお怒りのアナタ、そりゃ私もそう思いますが、こんなレースでも当ててらっしゃる方がいるわけですよ。競馬は記憶のゲーム。一つ一つの事例分析が、いつかきっと役に立つはず。 私のメジロマントルに対する事前評価は「このところ捕まるとすぐにタレる。単騎でも不安」というものだった。「すぐにタレる」というのは福島記念のイメージが強かったから。高齢だし今回もキツイでしょ、というのが「単騎でも不安」というところに現れている。つまり、ハナからメジロマントルの逃げ切りはないとみていたわけである。常日頃からデータに頼りきっていると、アナログ的な思考が出来なくなる。 そもそも逃げ切り勝ちが起こる状況にはどのようなものがあるのだろうか。一昨年の天皇賞春の回顧から今一度抜粋してみる。
メジロマントルはイケハヤブサに付いて来られたとはいえ、競りかけられるようなことはなく事実上単騎が成立。4コーナーから直線を迎えても後続に対して存分なリードがあり、かつ持ったままの手応えを有していた。吉田豊騎手の「後ろがあんなに離れていたとは知りませんでした」というコメントからも分かるように、メジロマントルは完全にナメられていた。 カンファーベストは相変わらず首を上下に振る闘志剥き出しの走りで、久々とは思えない力強さを感じた。比較的前につけていたこともあり、今回ばかりはメジロマントルの後に付いて行けただけでも評価しておきたい。トウカイトリックとキョウワスプレンダは馬場の内を通って伸びた。キョウワスプレンダは軽ハンデが利いたか。 ワンモアチャッターは4コーナーで最内を突いていたが、ヤマニンシュクルは大外を捲り上げる雑多な競馬。どちらにせよ縦長になった時点でこの2頭は飛ぶと思った。コイントスは中途半端な位置取りから中途半端な追い上げで中途半端な6着。あの計算高いヨコテンですらこの展開に手が出なかった。後ろから行った馬の中ではアサカディフィートの末脚が目立った。圏外と思える位置からぶっ飛んできており、依然として調子は良いようだ。この馬は出遅れてもこれがあるから憎めない。 |