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第57回朝日杯フューチュリティS(GI)
2005年12月11日(Sun) 中山芝1,600M 2歳オープン 馬齢 (牡・牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 12 フサイチリシャール 牡2 55.0kg 福永祐一 1.33.7 480kg(0) 2
2 3 5 スーパーホーネット 牡2 55.0kg 内田博幸 1.33.7 クビ 456kg(-4) 5
3 4 7 ジャリスコライト 牡2 55.0kg K.デザーモ 1.34.0 1 3/4 482kg(+6) 1
4 1 2 アグネスタキオン 牡2 55.0kg 田中勝春 1.34.2 1 1/2 470kg(+8) 3
5   1 1 ダイアモンドヘッド 牡2 55.0kg 武豊 1.34.3 1/2 496kg(+2) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.8 - 11.5 - 11.6 - 11.5 - 11.6 - 11.8 - 11.1 - 11.8
上がり 4F 46.3 - 3F 34.7
2コーナー 11,12(1,7,13,16)(5,8,9,15)(2,6)(4,14)
3コーナー 11-12(1,16)(7,15)(5,13)(8,14)2(9,4)6
4コーナー (*11,12)(1,7)16(5,15)13(2,8)(6,9,14)4

■レース回顧 逃げるだけが能じゃない・世代をリードする快速芦毛フサイチリシャール!
■レース解説

 レソナルがダッシュを利かせてハナを奪う。フサイチリシャールが2番手につける。ダイアモンドヘッド、ジャリスコライトらは好位を進む。スーパーホーネットは馬群の中で待機。ショウナンタキオンは後方から内を追い上げる構え。3コーナーを回り、フサイチリシャールが馬なりでレソナルに並びかける。ジャリスコライトはその外、ショウナンタキオンは内を突いて直線に向く。フサイチリシャールが単独先頭、ジャリスコライトがこれを追いかける。その間に外からスーパーホーネットが接近。スーパーホーネットがジャリスコライトを交わしてフサイチリシャールに詰め寄るも、フサイチリシャールがこれを抑え込む。


■レース回顧

 タテ目ハズレ。カスリもしない状況下でこの外し方は痛い。_| ̄|○ガックシ

 最近は外れることを前提に、なるべくショックを受けないようにレースを見ているのだが、今回ばかりは立ち直るのに時間が掛かりそうだ。ジャリスコライトの負け方はアリなのか?フサイチリシャールが勝ってジャリスコライトが飛んだのは、私が軸を変えたからに違いない。やる事なす事全て裏目に出る。行き場のない悔しさを溜め込むのは辛い。

 フサイチリシャールはレソナルを行かせた上で2番手をガッチリキープ。いつものように持ったままの手応えで、直線入口で早々と先頭に立った。追ってきたジャリスコライトを引き付けてから突き放し、最後に突っ込んできたスーパーホーネットにも無難に対処出来ていた。速さと器用さを併せ持つ理想的な馬で、来春のクラシックはフサイチリシャール中心で回ると思う。無事ならば

 スーパーホーネットは初めてスタートが決まり、ジャリスコライトをすぐ前に見る位置で追走。勝負どころでは持っていかれそうなほどの手応えを有し、内田博幸騎手のボディライディング(上体を前後に揺らして推進力を高める乗り方。私が勝手に命名)でグイグイ伸びた。デイリー杯2歳Sの回顧で進路が無くなるロスを指摘したが、やはりまともに追われれば強い。

 ジャリスコライトはスタートから間もなく行きたがっていた。他馬にぶつかってテンションが上がってしまったようで、手綱を締めてまでも抑えたのは良かったと思う。フサイチリシャールを射程圏内に入れたまま直線に向き、良い感じで上がってきたと思いきや、俄かに浮き足立ってきた。あれ?もう一杯なの?デザーモ、根性入れて追え!しかしデザーモ騎手は鞭を入れない。何で?よく見ると右手で首筋をペチペチと叩いている。どうやらこの人、追っている途中で鞭を落っことしてしまったようです

 ショウナンタキオンはスタートダッシュに失敗して後方を追走。大外を回していては勝てないと踏んだ田中勝春騎手は腹を括って最内強襲に出た。一気にポジションを上げ、前を追う体勢は整ったが肝心の加速が付かない。スーパーホーネットらとの差はあっという間に広がった。後脚の蹴り上げに対して前脚の掻き込みが弱く、前のめりのような走法になっていたのは気になった。


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