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第39回スポーツニッポン賞ステイヤーズS(GII)
2005年12月3日(Sat) 中山芝3,600M 3歳以上オープン 別定 (国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 6 デルタブルース 牡4 58.0kg O.ペリエ 3.47.7 528kg(+2) 1
2 2 2 エルノヴァ 牝6 55.0kg K.デザーモ 3.47.7 アタマ 476kg(+8) 4
3 1 1 サクラセンチュリー 牡5 58.0kg 佐藤哲三 3.47.9 1 1/2 498kg(+6) 2
4   4 4 ラヴァリージェニオ セ6 57.0kg 五十嵐冬樹 3.47.9 ハナ 502kg(+6) 8
5   8 11 ハイフレンドトライ 牡5 57.0kg 小林淳一 3.48.1 3/4 480kg(+2) 7
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 13.2 - 12.0 - 13.9 - 13.6 - 12.4 - 12.3 - 12.7 - 13.4 - 13.3 - 13.4 - 13.5 - 13.1 - 12.3 - 11.8 - 11.6 - 11.5 - 11.6 - 12.1
上がり 4F 46.8 - 3F 35.2
1コーナー(2周目) (*8,4)10,11,6(7,2,5)(3,1)-9
2コーナー(2周目) 8,4(11,10)(7,6,5)2(3,1)-9
3コーナー(2周目) (*8,4)(11,10)(7,6)(2,5,1)3,9
4コーナー(2周目) (8,*4)(11,10)(7,6)(2,1)3,9-5

■レース回顧 決戦を前に前年の菊花賞馬復活・差脚炸裂デルタブルース!
■レース解説

 ゴーウィズウィンドが先手を取る。ホウザングラマー、ハイフレンドトライ、ラヴァリージェニオが2番手を形成。デルタブルースはこれらをみる位置で追走。ホオキパウェーブは最内を進む。エルノヴァはイングランディーレと共に中団待機。サクラセンチュリーは後方2番手。1周目スタンド前を通過、ゴーウィズウィンドのリードが狭まり、前が次第に固まり始める。3コーナー手前で俄かにペースアップ、サクラセンチュリーが後方から動き始める。ラヴァリージェニオがゴーウィズウィンドに並びかけ、デルタブルースも徐々に動き出す。サクラセンチュリーも直後まで進出。直線に向いてラヴァリージェニオが先頭に替わるも、最内からエルノヴァが急追、ラヴァリージェニオを抜き去る。そこへデルタブルースが迫り、一完歩づつ確実に詰めてゴール前で僅かに交わす。


■レース回顧

 ハズレ。自分が疫病神だってことが良く分かるレースでした。ヽ(´ー`)ノ

 デルタブルースは差す競馬に徹しての快勝。アルゼンチン共和国杯でも一旦置かれてから差し返すなど上々の内容だったが、一度使われたことで反応が抜群に良くなっていた。しかしこれほど切れる脚を使う馬だとは思わなかった。有馬記念はペース次第で打倒ディープインパクトの一番手になり得る。ファン投票は3日現在25,258票で第12位。この勝利で票の上積みが見込まれる。

 エルノヴァは差脚に賭けた乗り方が奏功。ゴーウィズウィンドとラヴァリージェニオの間を一瞬で切り抜け、先頭に踊り出た時にはこれが勝つのかと錯覚した。ただそこからソラを使ったように脚色が鈍り、外から飛んできたデルタブルースに捉えられてしまった。2,000M通過が2分10秒2と極端なまでのスローで、3,600Mあるといえど競馬らしい競馬を演じた距離はラスト1,000Mぐらい。スロー症候群は時として距離経験の差を克服させてしまう

 サクラセンチュリーは3コーナー過ぎから進出を開始。捲りというほど大胆な動きではなかったが、直線入口でデルタブルースを捉える位置まで来ていた。ただ追い出しにかかるとふら付き、体勢を立て直してラヴァリージェニオを捉えるのが精一杯。後ろから行くしか手立てがない以上、この3着は褒めていいのかもしれない。

 ホオキパウェーブは最内に入り込み、かつ掛かっていた。終盤のペースアップにも付いていけず、注目の最終コーナーでは見事な後追い。極端なスローはオールカマーでも経験していたとはいえ、今回は位置取りからして勝てる雰囲気ではなかった。これは私という厄病神が憑り付いたからに違いない。

 イングランディーレは上がりの脚を問う展開では出番が無くて当然。一昨年の天皇賞春勝ち馬といえど、競馬というにはおこがましい内容だった(イングランディーレ以外の17頭が遥か後方でついて行っただけ)。逃げられなければこの程度と割り切るしかない。ラヴァリージェニオもキレ負け。良い意味でステイヤーっぽい馬だ。


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