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第39回スポーツニッポン賞ステイヤーズS(GII)
2005年12月3日(Sat) 中山芝3,600M 3歳以上オープン 別定 (国際)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 サクラセンチュリー 95 決め手に頼るところが大きい。距離長く展開注意。
2 2 エルノヴァ 92 末脚確かも並ばれると伸び悩む。仕掛け所がカギ。
3 3 ホオキパウェーブ 91 中山で捲り使える。折り合い専念で突き抜けるか。
4 4 ラヴァリージェニオ 91 先手取れるが昨年を見る限りでは粘りが足りない。  
5 5 イングランディーレ 67 前走が叩いた内に入るのか疑問。一変はどうか。  
6 6 デルタブルース 97 本音はもう一叩き欲しいがここなら先行力生かせる。
7 ホウザングラマー 82 惜しくも何ともない負けばかりではどうしようもない。  
7 8 ゴーウィズウィンド 90 展開妙味享受も相手協力。間延びローテも割引。  
9 マイネルホライズン 79 長距離実績あるもいかんせん格下。力不足否めず。  
8 10 ブリットレーン 89 前走健闘もここ別定戦。展開利も無さそうで苦戦。  
11 ハイフレンドトライ 92 昨年は直線だけで追い上げるがこれでは勝てない。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 最終コーナーの攻防に注目・ドリフト決めるホオキパウェーブ
■予想構築

 過去のステイヤーズSを見直してみて感じたことがある。それは勝ち馬が最終コーナーで勝負をかけていることである。'97年メジロブライト、'01年エリモブライアンの他、自ら記した回顧においても一昨年は「(チャクラは)軽い捲りをかけて一気に好位に取り付くと〜」、昨年は「(ダイタクバートラムは)位置取り云々よりも2周目3コーナー過ぎからの動きが良過ぎた」と触れていた。

 昨年のダイタクバートラムは単に力が抜けていただけのことかもしれないが、一昨年のチャクラはこのレースの直前まで新馬戦の1勝のみだった。何か強みを持っていたのかと調べてみたところ、同馬はセントライト記念や菊花賞で捲りを試みていたことが分かった。そこでの結果は振るわなかったとはいえ、ここで好走するための予行演習は済ませていた。ちなみに前述のメジロブライトやエリモブライアンも菊花賞などで捲りを試みていた。

 「捲る脚を使える馬」を一つのキーワードとした場合、ホオキパウェーブが狙いに挙がる。菊花賞の他、セントライト記念も捲っての好走。オールカマーでは先行策での勝利も記録している。鞍上は一昨年チャクラで捲りを決めた後藤浩輝騎手。不安点は2,000Mの天皇賞秋を経由していること。

 デルタブルースは菊花賞でホオキパウェーブを退けている。同馬もホオキパウェーブほどあからさまではないが勝負どころで動いていける馬である。前走は鉄砲使いと59kgを考えれば上出来。ただ差し込みを抑えるまで反応が良くなっているかは分からない。

 サクラセンチュリーは阪神大賞典が呆気無かった。直線勝負に拘るのなら一銭も要らないと思うが、決め手が強力なので捲りに転用できれば脅威。エルノヴァはオールカマーでホオキパウェーブの3着を評価。ただ普段から勝負弱いので先に動いてしまうと心配。

◎ホオキパウェーブ
○デルタブルース
▲サクラセンチュリー
△エルノヴァ


■馬券構築

 ホオキパウェーブから馬単流し。

[馬単] ホオキパウェーブ→デルタブルース 50%
[馬単] ホオキパウェーブ→サクラセンチュリー 30%
[馬単] ホオキパウェーブ→エルノヴァ 20%


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