HOME > 重賞回顧 > 第50回京阪杯
第50回京阪杯(GIII) 2005年11月26日(Sat) 京都芝1,800M 3歳以上オープン 別定 (国際)(特指) |
|||||||||||
着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ◎ | 7 | 13 | カンパニー | 牡4 | 56.0kg | 福永祐一 | 1.44.8 | − | 452kg(0) | 1 |
2 | 1 | 2 | アサカディフィート | セ7 | 56.0kg | 池添謙一 | 1.45.4 | 3 1/2 | 526kg(+2) | 9 | |
3 | 4 | 8 | マイネルレコルト | 牡3 | 54.0kg | C.ルメール | 1.45.6 | 1 1/2 | 452kg(-6) | 2 | |
4 | 3 | 6 | グレイトジャーニー | 牡4 | 56.0kg | 松永幹夫 | 1.45.6 | ハナ | 464kg(+6) | 7 | |
5 | 2 | 3 | アルビレオ | 牡5 | 56.0kg | 上村洋行 | 1.45.7 | 1/2 | 478kg(-2) | 8 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.3 - 11.0 - 11.4 - 11.5 - 12.1 - 11.6 - 11.6 - 11.5 - 11.8 上がり 4F 46.5 - 3F 34.9 3コーナー 18(10,14)(1,17)(5,9,16)(3,6,7)12,13(8,15)4-11-2 4コーナー (18,*10,14)1(3,9)16(17,6,7)13(5,12)(11,8,4)(2,15) |
■レース回顧 最内強襲で余裕の抜け出し・現行距離の掉尾を飾ったカンパニー! |
■レース解説 横一線の先行争いからエイシンニーザンが前に出る。シルクネクサス、マーブルチーフ辺りが直後につけ、ケイアイガード、スズノマーチと共に好位を形成する。オペラシチー、ヴィータローザは中団待機。カンパニーはマイネルレコルトと並んで馬群後方を進む。アサカディフィートは離れた最後方に待機。3コーナー坂の下りでエイシンニーザンが後退、代わって前に出たシルクネクサスがマーブルチーフ、スズノマーチと並んで直線に向く。最内からアルビレオが抜け出すも、その直後からカンパニーが勢い良く進出。アルビレオを馬なりで捉え、鞭を入れて突き放す。最内に突っ込んだアサカディフィートが伸びるもカンパニーが独走のままゴール。 ■レース回顧 紐抜けハズレ。私がアサカディフィートを切った理由はゾエ(池添騎手)です。(`・ω・´)シャキーン 傾向分析の正しい使い方。これは長年データを扱ってきた私でも未だによく分からない。このレースの傾向分析で触れた「6歳以上馬は延べ33頭が出走して3着すら無い」というデータを見て、皆さんはまずどう思われただろうか。 「6歳以上馬は一頭も来ていないのか、ならば消しでいいか」と思われた方、それでは堅いところしか当たらないでしょう。「6歳以上馬にロクなのがいなかっただけじゃないの」と思われた方、いい線突いてますがちょっと違います。「6歳以上馬は逆に人気を落としそうだな」と思われた方、おそらくそれが正解です。 このサイトで載せている傾向分析の内容は、競馬新聞などでも紹介されている。データは客観的事実に基づくため誰が分析しても結果は同じになる。京阪杯の若駒優勢・高齢馬劣勢傾向もそれなりに浸透していたはず。アサカディフィートが前走下したはずのエリモハリアーやグレイトジャーニーより人気が無かったのは、前走がフロックと思われた以上に高齢であったことも影響していると思う。 人気どころなら消去データを厳格に適用し、人気薄は好走データで大目に見るというのが傾向分析の正しい使い方なのではないだろうか。今回で言えば、アサカディフィートについては高齢馬劣勢傾向を無視し、追い込み台頭傾向を重視すべきだった。くどいようだが、私はアサカディフィートを池添騎手で切った。スタートで出遅れてそのまま、という希望的観測を基にしたのは反省したい。 今年は幾分スローになると読んでいたが、結局1,000M通過は平年並みの58秒3。先行勢はケイアイガードが8着した位で軒並み壊滅。スタートから先行争いを演じ、その後息つく暇がないというのは先行勢にとって不利である。先行馬が崩れるタイミングで動けるはずの中団待機組も更に後ろからやってくる馬の餌食になる形で埋没。ヴィータローザもこの馬なりに伸びていたが、差し切るまでには至らなかった。 カンパニーは中団待機から坂の下りで内へ潜り込ませ、距離ロスを抑えて一気に突き抜けた。今まで外を回して伸び切れずを繰り返してきていた馬だけに今回は最良の騎乗。先週のマイルCSでも感じたことだが、今開催の京都は開催末期にも関わらず内が伸びた。アサカディフィートも迷うことなく最内強襲。馬群を縫っての後方一気で、状態の良さが目に付いた。 マイネルレコルトは今回も後方待機。勝負どころではセフティーエンペラより外を回っており、カンパニーやアサカディフィートと比べて位置取りの差が出てしまった。ただ上がり3ハロンはカンパニーとアサカディフィートが最速の33秒9だったのに対し、マイネルレコルトは34秒7(3位タイ)。直線で追いつけなかったのは明らかで、古馬相手では荷が重かったようだ。 |