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第10回東京スポーツ杯2歳S(GIII)
2005年11月19日(Sat) 東京芝1,800M 2歳オープン 馬齢 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 2 2 フサイチリシャール 牡2 55.0kg 福永祐一 1.46.9 (レコード) 480kg(-2) 1
2   6 6 メイショウサムソン 牡2 55.0kg 石橋守 1.47.3 2 1/2 500kg(+4) 5
3 1 1 オンファイア 牡2 55.0kg 横山典弘 1.47.4 1/2 500kg(+2) 2
4 5 5 リメインオブザサン 牡2 55.0kg 赤木高太郎 1.47.8 2 1/2 474kg(-6) 4
5 8 10 ニシノイツマデモ 牡2 55.0kg 後藤浩輝 1.48.4 3 1/2 484kg(-6) 3
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.7 - 11.2 - 11.8 - 12.2 - 12.6 - 12.4 - 11.6 - 11.0 - 11.4
上がり 4F 46.4 - 3F 34.0
2コーナー 2(1,6)(3,8)(5,9,10)(4,7,11)
3コーナー 2-6,1,8(3,11)10(5,4)(9,7)
4コーナー 2-6(1,8)11(5,3,10,4)(9,7)

■レース回顧 自然体の逃げで後続圧倒・奥行き深いクロフネ2世フサイチリシャール!
■レース解説

 フサイチリシャールが先手を奪う。メイショウサムソン、オンファイアがこれに続く。中団から後方は固まって推移。ニシノイツマデモは中団外を追走。フサイチリシャールがリードを広げながら3コーナーをカーブ。メイショウサムソンが単独2番手、オンファイアは内の3番手。フサイチリシャール先頭で直線に向く。メイショウサムソンとオンファイアが並んで前を追うも、フサイチリシャールが追い出しを開始、再度突き放して楽勝。


■レース回顧

 ハズレ。テキの話を鵜呑みにしちゃイカンよな。馬を操るのはヤネだもんな。(-_-)

 「動きは満点。1戦ごとに馬は良くなっているし、今回は控える競馬でどんなレースをしてくれるか楽しみな面もあります。もし、それで結果が出るようなら将来が開けると思います」(松田国英調教師)

 ふむふむ、フサイチリシャールは逃げないのか。いつもと変わった競馬をして転ばれでもしたらイヤだなぁ。これなら過剰人気必至でもオンファイアで良さそうだな。上がりヨーイドンはサンデーサイレンス産駒の十八番。頼むぞオンファイア!…って、フサイチリシャール先頭かよ!

 レースは結局行った行った。フサイチリシャールの逃げ切りは実に鮮やかだった。無理なく先手を奪い、馬なりのままリードを広げて独走。直線半ばまで持ったまま、後続を引き付けてから突き放すというレース振りは共同通信杯のストーミーカフェと似ている。それでいてレコード。これはお世辞抜きに強い。後は故障しないことを祈るのみ。

 メイショウサムソンはオンファイアとの追い比べで先着。フサイチリシャールとの差はこれでも前走より詰めている。流れに従順過ぎただけなのか、それともこれが限界なのか。ちなみに出走11頭中、オープン特別の勝ち鞍があったのはフサイチリシャールとメイショウサムソンのみ。形の上でも実績通りに決まったことになる。

 オンファイアは無難なスタートを決めて早めの3番手をキープ。鞭を入れられてからの反応は良かったが、メイショウサムソンに馬体を併せられると四苦八苦。ゴール前で僅かに遅れた。昨年のエアサバスに引き続き、今年も藤沢和雄厩舎のSS産駒が期待を裏切った。ウインラディウスもかつてこのレースで3着に敗れている。その後オープンクラスに上がるまで13戦も要した。

 フサイチリシャール、オンファイアと人気を三分したニシノイツマデモは道中離れた位置を走っていたこともあり、全く流れに乗れないまま大敗。いちょうSでは一旦先に抜け出るところをみせるなど、その反応の良さに注目していただけに残念。いちょうSを勝ったジャリスコライトはかなりの器とみていたが、この結果を受けて下方修正を施したい。

 リメインオブザサンは直線入口で最内を突きかけながら、前2頭の競り合いを察知して外へ切り出す力技に出て4着。離されはしたが内容はあった。サンプレイス産駒はこれまで中央で3頭がデビューして勝ち上がったのはこの馬のみ。他の2頭はいずれも新馬ブービー→未勝利ビリ。


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