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第10回東京中日スポーツ杯武蔵野S(GIII)
2005年10月29日(Sat) 東京ダート1,600M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   2 4 サンライズバッカス 牡3 54.0kg 佐藤哲三 1.35.2 464kg(+3) 2
2 4 8 カネヒキリ 牡3 57.0kg 武豊 1.35.5 1 3/4 510kg(+7) 1
3 3 6 ヒシアトラス 牡5 57.0kg 小野次郎 1.35.6 3/4 540kg(+12) 7
4   2 3 アジュディミツオー 牡4 59.0kg 内田博幸 1.35.9 1 3/4 532kg(+7) 5
5 1 1 ハギノベルテンポ 牡5 56.0kg 横山典弘 1.36.7 5 474kg(+10) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.5 - 10.8 - 11.2 - 11.2 - 11.8 - 12.1 - 12.9 - 12.7
上がり 4F 49.5 - 3F 37.7
3コーナー 12-(7,9,13)(3,6,14)(10,15)-(4,11,16)(1,8)(2,5)
4コーナー 12-(7,9,13)(3,6)(10,14)(4,15)(11,16)8-(1,5)2

■レース回顧 自らの脚で勝ち得た美酒・早々にリベンジ成功サンライズバッカス!
■レース解説

 カネヒキリがダッシュ付かず後方から。横一線の先行争いからトウショウギアが馬なりで単独先頭。カフェオリンポス、マイネルモルゲンら2番手は一塊。サンライズバッカスは中団後方を追走。カネヒキリは外へ持ち出して徐々に追い上げていく。トウショウギアが後続に5馬身程のリードを奪ったまま直線に向く。2番手からはドンクール、カフェオリンポス、ヒシアトラスが前を追う。トウショウギアは一杯になり後退、ヒシアトラスが抜けたところへ馬群を割ってサンライズバッカスも進出。この2頭が完全に抜け出す。サンライズバッカスがヒシアトラスを突き放して先頭。後方からカネヒキリが猛追するも楽に退ける。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。2着−3着といっても内容は完敗なので弁解しません。(-_-)

 カネヒキリはスタート直後に躓き後方待機。初っ端からかなりのハンデを背負わされてしまった。勝たれた相手が前走相手にしなかったサンライズバッカスというのはある意味不運。追い上げる脚は雲の上を走っているような、どこかフワフワとした走りだった。「ユニコーンSでもそうだったのですが、スタート地点の芝の部分が苦手みたいですね」という武豊騎手のコメントは見逃せないところか。

 サンライズバッカスも相手の自滅で勝った訳ではなく、上がり3ハロンで使った脚はカネヒキリと同じ36秒2カネヒキリよりも追われてからの反応が鋭く、追い縋ってきたヒシアトラスを相手にしなかった。次(JCダート)はカネヒキリと同じ斤量になるが、それだけでカネヒキリがあっさり逆転とはいかないかもしれない。

 ヒシアトラスはまさしく重戦車といった感じで力強く抜けてきたが、サンライズバッカスの追撃に抗えず、ゴール前ではカネヒキリにも抜かれて3着。相変わらず頭の高い馬で、トップスピードを維持できない弱みがある。距離は長いほうが良いが、決め手を問われると今回のように歯が立たない。

 アジュディミツオーは中央馬相手にこの距離・斤量ではキツイとみていたが、サンライズバッカスとヒシアトラスが後続を突き放すタイミングで一緒に抜け出してきた。ラストはジリジリ離されたものの、力のあるところは見せ付けた。JCダートに出るならヒシアトラスよりも期待できそうだ。

 ドンクールはラチ沿い2番手という絶好の位置取りを敷きながらそこから前に行けずみるみる後退。サンライズバッカスやカネヒキリとは違い、間に1戦挟んだことが影響したか。ただカネヒキリに対しては合間見える毎に着差が開いている。能力差は如何ともし難いというのが正直な感想。


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