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第8回富士S(GIII)
2005年10月22日(Sat) 東京芝1,600M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 12 ウインラディウス 牡7 57.0kg 田中勝春 1.32.9 520kg(+8) 3
2   5 10 タニノマティーニ 牡5 56.0kg 須貝尚介 1.33.0 3/4 496kg(0) 11
3 7 14 キネティクス 牡6 56.0kg 池添謙一 1.33.1 クビ 462kg(+4) 1
4   2 4 アルビレオ 牡5 56.0kg 松永幹夫 1.33.3 1 1/4 484kg(-4) 5
5   3 6 アサクサキニナル 牡6 56.0kg 藤田伸二 1.33.3 ハナ 486kg(-2) 9
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.4 - 11.0 - 11.6 - 11.6 - 11.7 - 11.4 - 11.2 - 12.0
上がり 4F 46.3 - 3F 34.6
3コーナー 1-10(9,13)(2,16)(12,15)(6,14)(4,5)-(7,11)(3,8)
4コーナー 1,10(9,13)(2,12,16)(6,15)14(4,5)-3,8(7,11)

■レース回顧 積極策で久々の完全燃焼・ウインラディウスが貫禄V!
■レース解説

 タニノマティーニが好スタートを決めて先頭を窺うが、内からニシノシタンがタニノマティーニを抑えてハナに立つ。コスモサンビームも行き脚がついて早めの3番手。好位は一団でウインラディウス、キネティクスもこの中を追走。ダンスインザモアは後ろから2頭目、最後方はマイネルレコルト。3コーナーを通過し、ニシノシタンがタニノマティーニを2馬身離して単独先頭。各馬それほど動きが無いまま直線に向く。タニノマティーニがニシノシタンの失速に合わせて抜け出しを図るも、その外からウインラディウスも接近、タニノマティーニを僅かに交わす。ウインラディウスが粘るタニノマティーニを抑えてゴール。


■レース回顧

 ハズレ。結局秋競馬の上位馬買いで良かったのか。1着−3着病再発の予感…。(・∀・;)

 ニシノシタンはいつものような力みが抜け、完全に折り合って逃げていた。1,000M通過58秒3は思っていたよりも緩く、単独2番手タニノマティーニ共々前は楽をしていた。ただニシノシタンは残り200M手前で失速。直後のタニノマティーニが動いたところでウインラディウスも差してきた。全馬が似たような上がりを繰り出した中で、最後にモノを言ったのは府中で重賞2勝の実績だった。

 ウインラディウスは前走のような後方一気ではなく、ある程度前につけた上で早めに外へ持ち出す積極騎乗。これまでは勝負どころで無策のまま外を回したり(京王杯スプリングカップ15着)、強引に内へ突っ込ませたり(関屋記念11着)して直線伸びずといったパターンが多かった。次走はマイルCSではなく、今回と同舞台のオープン特別・キャピタルSを予定している。

 ニシノシタンは上がりが速くなると相対的に見劣る。今回も自らが失速したというよりは、失速したように見えただけかもしれない。どちらにしても東京マイルでは割引。タニノマティーニは単独2番手の位置取りとスパートのタイミングが絶好。ウインラディウスに捉えられながらも差し返そうとしていた。これをみるまでもなく、今開催の東京は昨年ほどではないにせよやや前有利のように思える。

 キネティクスは大外を回した上で純粋な差し込みを実行。ただウインラディウスに先に動かれてしまい、追いかけるだけに終始。叩いての良化は見込めても、前2頭に上手く乗られてはどうしようもない。ちなみに前走が11番人気だったことを考えると、今回は明らかに人気過剰。

 3歳勢はマイネルレコルトが6着、ダンスインザモアが7着。マイネルレコルトはスタートで挟まれて後退、意図的ではないにせよまたもや消極的な位置取り。後方からグイグイ追い上げていたが、前を捉える位置から力強く伸びる本来の形からは程遠い。ダンスインザモアは流れが落ち着いたこともあり、善戦するだけで終わった。馬群の中から抜けてきたのは評価しても良い。


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