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第8回富士S(GIII)
2005年10月22日(Sat) 東京芝1,600M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ニシノシタン 96 前走残りかけるも上がり要す。抑えが利くかどうか。  
2 モノポール 97 この距離堅実。ただ鉄砲得意も一年振りは予定外。  
2 3 マイネルレコルト 93 適距離復帰。古馬相手でも先行出来るかが鍵。
4 アルビレオ 99 差脚堅調。前走同様の好位付けなれば通用も。  
3 5 トレオウオブキング 前走の相手が毎日王冠惨敗。中央との格差明白。  
6 アサクサキニナル 94 マイル未勝利も2着5回。時計実績あり気になる。  
4 7 イシノミューズ 94 最近は入着もままならず。末脚にも陰りみられる。  
8 ダンスインザモア 92 距離短縮で末脚生かす方針も通用は展開次第。
5 9 グランリーオ 101 エプソムCの粘り評価。但しここ他に同型おり厄介。  
10 タニノマティーニ 96 好走は積極策時に集中。持ち時計短縮が急務。  
6 11 オーゴンサンデー 92 ダート戦をかましても差し届かずの打破は難しい。  
12 ウインラディウス 96 ムラ駆け難点も前走の追撃確かで状態は上向き。
7 13 コスモサンビーム 95 手応え十分で失速の前走不満。未だ復調途上。  
14 キネティクス 99 前走久々の割にラストの伸び良好。変わり身ある。
8 15 ダンツジャッジ 100 実績十分も久々はいつも動き重いのが気になる。  
16 フジサイレンス 99 時計に壁あり。ここも前で引っ張る馬おり苦しい。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 馬場状態からの理想は前過ぎず後ろ過ぎず・一度叩かれ差脚戻るキネティクス
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【秋開催前半東京4日目終了時点の芝コース脚質別成績一覧('00年以降)】
年度 逃げ 先行 差し 追込
'00年 【6・3・3・16】(32.1%) 【13・14・16・57】(27.0%) 【7・9・8・89】(14.2%) 【1・1・1・90】(2.2%)
'01年 【5・3・2・19】(27.6%) 【11・7・11・59】(20.5%) 【9・15・7・73】(23.1%) 【2・2・6・76】(4.7%)
'02年 (中山にて振替開催)
'03年 【1・2・5・19】(11.1%) 【11・6・10・67】(18.1%) 【10・14・7・105】(17.6%) 【3・4・4・97】(6.5%)
'04年 【6・3・2・14】(36.0%) 【8・11・6・60】(22.4%) 【8・7・13・89】(12.8%) 【3・4・4・84】(7.4%)
'05年 【2・1・3・20】(11.5%) 【12・15・6・60】(29.0%) 【7・6・15・101】(10.1%) 【5・4・2・82】(9.7%)

 秋の東京開催は年によって活躍する脚質が大きく異なっている。昨年は内を通った馬が軒並み残る状態だったが、今年はそのような気配なし。ただ毎日王冠で早め抜け出しのサンライズペガサスが勝ち、府中牝馬Sで番手追走のマイネサマンサが追い上げたところをみると、中団より前につけていたほうが無難。

 タニノマティーニは前走押し切り勝ちとはいえ速い馬ではなく、グランリーオは一休止の上控えてもOKとなると、前走に引き続きここもニシノシタンの単騎が濃厚。ただ同馬は京王杯スプリングCでレコード決着のアシストをしたように抑えが利かないところがある。

 前述のトラックバイアスを考慮に入れ、前がタレ始めたところをすかさず差せそうな馬に注目した場合、まずは昨年2着のモノポールに目が行く。ただ鉄砲使いは苦にしないとはいえ、骨折療養明けの一年振りはとても予定通りとは思えない。例年秋競馬を使った馬が連対していることを考えれば、軸はこの他から採りたい。

 まずは京成杯オータムハンデ組。2着ニシノシタンは溜め逃げが下手で、直線が長い東京では狙いが下がる。3着ウインラディウスは東京施行重賞2勝で実績断然も必要以上に構えるところがあるのが心配。5着キネティクスは今年の東京新聞杯でウインラディウスに悠々先着。10着コスモサンビームは中団から失速の内容が悪い。

 ポートアイランドS組はビッグプラネットについていったタニノマティーニが相手の失速と入れ替わる形で勝利。1分33秒9の勝ち時計からしても凡戦。2着アルビレオは叩いて良くなったかと思いきや、最終追い切りであっさり遅れていた。6着イシノミューズは論外。セントライト記念を経由したマイネルレコルトはマイル戦で早速狙ってみたいが、前走を見る限りでは古馬相手に積極的な位置取りが取れるかが微妙。

 休み明け組ではモノポールの他にアサクサキニナルの安定性が気になる。ただ距離適性はマイルより長めか。ダンスインザモアは喉の手術を施してマイル戦のここを復帰戦に持ってきた。ニシノシタンの流れなら前はそれなりにキツイはずで展開は向く。

 秋競馬を使った馬の中では叩き2戦目&東京替わりでキネティクスが最上位とみて軸指名。この相手はムラ駆け承知で前走上位のウインラディウス、ハイペースで差脚を試したいダンスインザモア、距離短縮で行きっぷりに変化が現れそうなマイネルレコルト。

◎キネティクス
○ウインラディウス
▲ダンスインザモア
△マイネルレコルト


■馬券構築

 キネティクスから馬複流し。

[馬複] キネティクス−ウインラディウス 40%
[馬複] キネティクス−ダンスインザモア 30%
[馬複] キネティクス−マイネルレコルト 30%


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