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第39回スプリンターズS(GI)
2005年10月2日(Sun) 中山芝1,200M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 7 13 サイレントウイットネス セ6 57.0kg F.コーツィー 1.07.3 558kg(+8) 1
2 2 4 デュランダル 牡6 57.0kg 池添謙一 1.07.5 1 1/4 454kg(-7) 2
3   6 12 アドマイヤマックス 牡6 57.0kg 武豊 1.07.6 1/2 472kg(-16) 3
4 7 14 マルカキセキ 牡4 57.0kg 福永祐一 1.07.6 クビ 528kg(+2) 7
5   5 10 キーンランドスワン 牡6 57.0kg 四位洋文 1.07.7 3/4 482kg(-2) 11
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.1 - 10.1 - 10.7 - 11.1 - 11.5 - 11.8
上がり 4F 45.1 - 3F 34.4
3コーナー 9,16(2,13)(1,6,14)5,8(7,10)(12,15)-3-(11,4)
4コーナー 9-16(2,13)14,6(1,5,8)(7,10)(12,15)(3,4)11

■レース回顧 この距離では並ばせない・異国で最強の証明サイレントウイットネス!
■レース解説

 リキアイタイカンが出遅れ。ギャラントアローが行きかけるも、内からカルストンライトオが飛び出してハナを奪う。テイエムチュラサンは3番手に控える。サイレントウイットネスは前に数頭置く形で外を追走。アドマイヤマックスは馬群後尾、デュランダルは最後方待機。カルストンライトオが楽な手応えのまま先頭で直線に向く。カルストンライトオが後続を引き離して独走態勢に持ち込むも、坂を駆け上がるところでサイレントウイットネスが猛追、並ぶ間もなく交わして先頭に替わる。大外からデュランダルが突っ込むも余裕をもって退ける。


■レース回顧

 馬単裏抜けハズレ。坂で止まるどころか逆に加速。こりゃ強えーわ。orz

 注目の先行争いは意外とすんなり決着がつき、カルストンライトオが普段通りの行きっぷりで先頭をゲット。ギャラントアローはあわよくば先頭へという算段だったらしく、カルストンライトオのスピードを見極めた上で2番手追走。テイエムチュラサンは競りかけていくことなく3番手をキープ。この側にはサイレントウイットネスがいた。

 直線に向いたところで一旦は独走に持ち込んだカルストンライトオだったが、ラスト200Mを切ったところでペースダウン。昨年と違って後続の脚色が良く、この時点で連覇は断たれた。そこへ真っ先に突っ込んできたのがサイレントウイットネス。550kgを超える巨体を揺らして一気に突き抜けてくる様は圧巻。急坂をものともしない爆発的な加速力が印象的。コイツは間違いなく世界最強のスプリンターだ。

 デュランダルは例の如く最後方待機で脚を溜め、直線で大外へ振って追撃開始。みるみるうちにサイレントウイットネスに近付いていったが、もう少しというところで無念のゴール。上がりは自己最速の32秒7。デュランダルは只者ではないが、デュランダルに差させなかったサイレントウイットネスもまた只者ではない。

 アドマイヤマックスも外に持ち出されてからはよく追い込めていたが、デュランダルと比較すると見劣らざるを得ない。1分07秒台の攻防に加われていたのは評価対象。右回りで内にササる悪癖も見られなかった。

 マルカキセキはサイレントウイットネスを内に置く絶好のポジションを確保。坂を駆け上がるところであっと言う間に突き放されてしまったものの、ゴール前にかけて再度詰め寄れていたのは好感。大一番でこの走りが出来るなら先々楽しみではある。

 高松宮記念の失態から冴えないプレシャスカフェは今回も見せ場無く9着敗退。「流れに乗ることはできたが、のど鳴りの音が大きく弾けなかった」という蛯名騎手のコメントからしても復調の兆しは一向に見えない。というかこの馬のど鳴りだったのか…。知らなかった。


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