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第23回関西テレビ放送賞ローズS(GII)
2005年9月18日(Sun) 阪神芝2,000M 3歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 5 9 エアメサイア 牝3 54.0kg 武豊 2.00.1 462kg(-8) 2
2 6 10 ラインクラフト 牝3 54.0kg 福永祐一 2.00.2 1/2 458kg(+4) 1
3   7 12 ライラプス 牝3 54.0kg 松永幹夫 2.00.8 3 1/2 434kg(-14) 5
4   3 4 ヤマニンメルベイユ 牝3 54.0kg 佐藤哲三 2.01.2 2 1/2 462kg(-18) 10
5   4 6 トーホウレビン 牝3 54.0kg 和田竜二 2.01.3 3/4 458kg(+8) 13
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.5 - 11.0 - 12.7 - 12.6 - 12.2 - 12.5 - 11.9 - 11.3 - 11.2 - 12.2
上がり 4F 46.6 - 3F 34.7
1コーナー 5,10,4(7,13)(3,9)12,6(8,11,14)(1,15)-2
2コーナー 5(4,10)7,13,9(3,12,14)(6,11,15)(1,8)-2
3コーナー 5,10,4(7,13)(9,14)(12,15)(3,6,8,11)(2,1)
4コーナー 10,5(4,7,13)(9,14)12(6,11)(2,8,15)(3,1)

■レース回顧 春完封の舞台で雪辱・しなやかな伸び脚で二冠馬捉えたエアメサイア!
■レース解説

 エイシンテンダーがハナを奪う。ラインクラフトがすかさず2番手に上がる。エアメサイアは中団待機。直後にライラプスがつける。サンレイジャスパーは後方集団の一角。3コーナーを過ぎたところでラインクラフトがエイシンテンダーに並びかけ、徐々に先頭に替わる。直後の馬も一斉に動き始め、2番手以降は横一線で直線に向く。ラインクラフトがあっという間にリードを広げて独走。後方はバラバラになりながらもエアメサイアが抜け出して前を追う。逃げ込みを図るラインクラフトにエアメサイアが急追、ゴール間際で遂に捉えて交わす。


■レース回顧

 馬単裏抜けハズレ。はい、ラインクラフト先頭。ってあれ?ちょ、おま、待っ…。('A`)

 ラインクラフトは最初のコーナーを迎えるまでに首を上げて掛かっていた。福永騎手が手綱をガッチリ締めてなだめようとするがなかなか落ち着いてくれない。道中はとにかく早く追い出してくれと言わんばかりのオーラを発していた。これ以上抑え込むと馬がやる気を無くしてしまいかねない状況に、福永騎手は仕方なく早めスパートを指示。さすがに加速がついてからは速い。一瞬のうちにエイシンテンダーを突き放したが、最後の最後にエアメサイアにツケを払わされた。

 エアメサイアはラインクラフトが動き始めたのをみて自らも4コーナーで進出開始。横一線の2番手争いを早々に制し、残り1ハロンでラインクラフトの差を埋め始めた。右鞭が一発、二発…と入る度にぐんぐん加速。最後の力を振り絞ってゴールを目指すラインクラフトに残り数十メートルのところで追い付いて交わした。武豊騎手には差し切ったという実感があったのだろうか、ゴール板を過ぎるところでは既に流していた。

 ライラプスは最内からきっちり抜けてきた。カルストンライトオ程ではないが、この馬もラチ沿いが大好き。好走したレースは全て最内から抜けてきている。京都内回り使用の秋華賞では内側の枠が取れればかなり面白いと思う。

 新興勢力はサッパリ振るわず。ほんのり期待したサンレイジャスパーは馬群中団に入り込んでそのまま。勝負どころで取り残されそうになるなど、全般的に仕掛けが遅かった。ただ年間4勝・重賞未勝利の難波騎手鞍上、父ミスズシャルダンのキャリア2戦馬を重賞で買えというほうが間違っていたのかもしれない。


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