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第23回関西テレビ放送賞ローズS(GII)
2005年9月18日(Sun) 阪神芝2,000M 3歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 パノラマビューティ 75 鋭い決め手あり有力も休み明けなのが痛い。  
2 2 ジョウノビクトリア 83 末脚に賭ける一発屋。無欲の追い込み注意。  
3 ハツネドオゴ 公営で勝ち負けだけでは無理。付いて回るだけ。  
3 4 ヤマニンメルベイユ 63 前走にしても辛うじて勝った感。即通用は無理。  
5 エイシンテンダー 92 オークスは単騎粘るも本来の乗られ方ではなく。
4 6 トーホウレビン 79 芝砂不問で追い込めるが力不足は否めない。  
7 シンシアー 75 新馬ダート勝ちのみ。芝こなせてもここ相手強い。  
5 8 サンレイジャスパー 75 キャリア浅も見た目以上の楽勝。勢いに注目。
9 エアメサイア 94 堅実だが勝ち味に遅い。差し切るまではどうか。
6 10 ラインクラフト 93 距離は走ったことがないだけ。強敵不在で安泰。
11 クリソプレーズ 75 今回は見習い減量なし。正攻法では厳しい。  
7 12 ライラプス 84 好走は最内を突いた時に集中。乗り方次第。  
13 トウカイエンゼル 76 先行押し切り身上もこの相手凌ぐのは難しい。  
8 14 エリモファイナル 81 差脚侮れないが坂のあるコースでは冴えない。  
15 トウカイルナ 73 前走古馬を差し切るも単に前が止まっただけ。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 距離不安は杞憂に終わる・距離伸びて終い伸びるラインクラフト
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【条件クラスを経由して連対した馬一覧(過去9年)】
年度 馬名 前走内容 ローズS
'97年 メイプルシロップ 西部日刊スポーツ杯・1着
900万・小倉芝2,000M/中3週
2着(4人気)
'98年 ビワグッドラック 野分特別・1着
900万・阪神芝2,000M/中1週
2着(9人気)
'99年 ヒシピナクル 不知火特別・1着
900万・小倉芝1,800M/中2週
1着(2人気)
'00年 ニホンピロスワン フィリピンT・3着
900万・小倉芝1,800M/中5週
1着(6人気)
'02年 ファインモーション 阿寒湖特別・1着
1000万・札幌芝2,600M/中2週
1着(1人気)
'04年 レクレドール 500万下・1着
500万・札幌芝1,500M/中4週
1着(5人気)

 条件クラスを経由して連対した6頭はそれぞれ夏競馬使用(全て)、1000万クラス使用(5頭)、前走勝利(5頭)の各点において共通している。500万クラスを経由した馬は延べ26頭が出走して【1・0・2・23】(3.8%)、昨年のレクレドール以外は壊滅。今年は1000万クラスを使った骨のある上がり馬が不在で、500万クラス勝ち上がり馬が数頭いるといった状況。


【オークスを経由して連対した馬一覧(過去9年)】
年度 馬名 重賞実績 オークス ローズS
'97年 キョウエイマーチ 【2・0・0・1】 11着(1人気) 1着(2人気)
'98年 ファレノプシス 【1・0・1・1】 3着(1人気) 1着(1人気)
'99年 フサイチエアデール 【2・2・0・1】 5着(6人気) 2着(3人気)
'01年 ローズバド 【1・1・1・0】 2着(4人気) 2着(1人気)
'03年 アドマイヤグルーヴ 【0・0・1・1】 7着(1人気) 1着(2人気)
'04年 グローリアスデイズ 【0・1・0・1】 14着(5人気) 2着(6人気)

 オークスから直行した馬は延べ30頭が出走して【3・3・1・23】(20.0%)。このうちオークスで連対していた馬は【0・1・1・7】(11.1%)。オークスでの着順は気にしなくても良い。ちなみに夏を休養に充てた馬は馬体重を大きく増やして出走してくるケースが多く、オークス勝ち馬に限っても'00年シルクプリマドンナ(+12kgで4着)、'03年スティルインラブ(+22kgで5着)、'04年ダイワエルシエーロ(+12kgで7着)と相次いで凡退している。今年は春勢力が中心になりそうだが、この点だけはくれぐれも注意したい。


 軸はラインクラフト。今年のNHKマイルCはレースの上がりが34秒2と速かったのが特徴で、同馬は上がり最速の33秒6でまとめている。道中できっちり折り合わないとこのような時計は出ない。今までのレース振りからして距離が伸びるとダメとは到底思えない。

 相手筆頭はエアメサイア。終いを生かす馬だけに、距離は出来るだけ長く、展開は出来るだけ緩くが理想。ここはその条件に適合する。しかしここはラインクラフトがいる。コイツを後ろから差すのはかなり難しい。フィリーズレビューでは逆に差されている。

 単穴はエイシンテンダー。オークスは極端なスローに落とした上で逃げ込みを図るも4着。東京の長い直線であれだけ粘ったのは意外といえば意外。重賞で好走があって、ラインクラフトよりも前で競馬が出来そうなのはこの馬位しかいない。

 連下はサンレイジャスパー。前走は道中おっつけながらも直線一気の快勝。それでいて勝ち時計2分00秒0は同日1000万・西部スポニチ賞よりも0秒2速い。主観的・客観的にみて、夏を使った馬の中ではこの馬が一番マシ。

◎ラインクラフト
○エアメサイア
▲エイシンテンダー
△サンレイジャスパー


■馬券構築

 ラインクラフトから馬単流し。

[馬単] ラインクラフト→エアメサイア 40%
[馬単] ラインクラフト→エイシンテンダー 30%
[馬単] ラインクラフト→サンレイジャスパー 30%


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