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第19回セントウルS(GIII)
2005年9月11日(Sun) 阪神芝1,200M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   5 5 ゴールデンキャスト 牡5 57.0kg 小牧太 1.08.3 484kg(+4) 5
2 3 3 ホーマンテキーラ 牡3 54.0kg 武豊 1.08.3 クビ 510kg(-10) 2
3 2 2 マルカキセキ 牡4 56.0kg 福永祐一 1.08.5 1 526kg(-2) 1
4   1 1 ギャラントアロー 牡5 57.0kg 幸英明 1.08.9 2 1/2 502kg(-6) 3
5 7 9 キーンランドスワン 牡6 57.0kg 四位洋文 1.08.9 アタマ 484kg(計不) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.2 - 10.8 - 10.9 - 11.0 - 11.2 - 12.2
上がり 4F 45.3 - 3F 34.4
3コーナー 3(5,6)(1,9,10)(2,7,8)-4-11
4コーナー 3(5,6)(1,2,9)10(4,7)8-11

■レース回顧 2頭の上がり馬に引導渡す快走・貫禄の連覇ゴールデンキャスト!
■レース解説

 ホーマンテキーラがギャラントアローを抑えて先頭に立つ。ゴールデンキャストとナゾが押し上げて直後につける。ギャラントアローは最内4番手。マルカキセキは馬群に入れて追走。キーンランドスワン、スウィートエルフが外を通って前を窺う。勝負どころに差し掛かっても順列はさほど入れ替わらず、ゴールデンキャストとナゾがホーマンテキーラに並びかけながら直線に向く。先に抜けたホーマンテキーラをゴールデンキャストが追う。その後は少し遅れて前2頭のマッチレース。執拗に食い下がりをみせるホーマンテキーラをゴールデンキャストがゴール間際で捉えて交わす。


■レース回顧

 ハズレ。こっちも連覇か…。誰だ、勢いは格に勝るとかほざいてた奴は!ヽ(`Д´)ノウワアアン

 今年に入ってからの同一重賞連覇は金鯱賞(タップダンスシチー=3連覇)、函館スプリントS(シーイズトウショウ)、小倉記念(メイショウカイドウ)、エルムS(パーソナルラッシュ)、京成杯オータムハンデ(マイネルモルゲン)、そしてこのレースのゴールデンキャスト。マイラーズC(ローエングリン)、産経大阪杯(サンライズペガサス)は隔年の同一重賞制覇。この秋のGIはアイツらで決まりだな…。

 レースは開幕週にありがちな行った行った決着。しかしそこにギャラントアローの姿はなかった。先導役を買って出たホーマンテキーラの鞍上・武豊騎手は「内のギャラントアローが行かないので行く形になりました」とコメント。先週のアルーリングボイスは馬場の良いところを走るための逃げだったが、今回は成り行き上での逃げだったらしい。際どい2着に持ち込めたのはラッキーだったのかもしれない。

 ゴールデンキャストはこのホーマンテキーラを目前に置いて追走。今まで前を追いかけては末を無くすというレースばかり。今回は理想的な競馬が出来た。2番手追走からの押し切った内容、1分08秒3の勝ち時計は昨年とほぼ同じ。上がり馬2頭に格を示したとはいえクビ差の辛勝では次(スプリンターズS)は苦しいか。

 マルカキセキは終始後手を踏む内容で完敗。前2頭の競り合いが長く続いたにも関わらず、後方からスパッと差し切れなかった辺りに急坂適性の差を感じた。単勝1.8倍の断然人気馬ならば、ここをもっと嫌ってみても良かったのではないかと思う。高配当を得るには伏兵の良いところを褒めるか、人気馬の不安点を貶すかのどちらかしかない。大抵はこの逆をやってジリ貧モードになる。


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