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第5回アイビスサマーダッシュ(GIII) 2005年8月21日(Sun) 新潟芝1,000M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 5 | 7 | テイエムチュラサン | 牝3 | 51.0kg | 田嶋翔 | 54.0 | − | 466kg(-4) | 7 | |
2 | ○ | 7 | 10 | ウェディングバレー | 牝4 | 54.0kg | 後藤浩輝 | 54.0 | クビ | 530kg(+2) | 2 |
3 | 8 | 12 | スピニングノアール | 牡4 | 56.0kg | 中舘英二 | 54.4 | 2 1/2 | 464kg(+6) | 4 | |
4 | ◎ | 1 | 1 | カルストンライトオ | 牡7 | 59.0kg | 大西直宏 | 54.5 | 3/4 | 492kg(-12) | 1 |
5 | 4 | 4 | ソルトレイクスター | 牝7 | 54.0kg | 田中勝春 | 54.7 | 1 | 478kg(-2) | 11 |
■各種レース指標 (天候:良、馬場:良) |
ハロンタイム 11.7 - 10.0 - 10.7 - 10.2- 11.4 上がり 4F 42.3 - 3F 32.3 |
■レース回顧 韋駄天の外ラチ到達阻止・行き脚で勝ったテイエムチュラサン! |
■レース解説 テイエムチュラサンが先頭に立つ。カルストンライトオが早速内へ切れ込んでいく。最内からウェディングバレーが続く。後続は内側に固まって横一線。テイエムチュラサンとウェディングバレーが間を空けて併走。半分を過ぎたところでカルストンライトオが徐々に遅れ始める。前2頭がそのまま抜け出す。テイエムチュラサンが僅かに前に出たところでゴール。 ■レース回顧 ハズレ。直千の枠順はレース結果を左右するものだということを改めて実感。(´д`;) 直線競馬は速く走ったもの勝ち。スタートからゴールまでトップギアで走り続けられるならハナを奪った馬が勝って然るべきで、今回それが出来たのがテイエムチュラサンだった。ブレることなく真っ直ぐ走っていたのが印象的。九州産馬の重賞勝ちはコウエイロマン('98年小倉2歳S)以来2度目。古馬重賞では初の快挙。 ウェディングバレーはテイエムチュラサンと外ラチの中間に位置し、テイエムチュラサンと最後まで追い比べを演じた。前走はウェディングバレーが主導権を奪い、テイエムチュラサンはあえなく失速。今回はテイエムチュラサンが強気に出た結果、ウェディングバレーが根負けしたような結果になった。前走を使った後の消耗度で見た場合、今回はテイエムチュラサンのほうが有利だったのかもしれない。 カルストンライトオは最内から外ラチ目指して突き進んでいったものの、先に抜け出していたテイエムチュラサンが壁になって立ち往生。進路は前方に幾らでも広がっているのに馬は終始モタれっぱなし。結局テイエムチュラサンに一度も鼻面を併せることなく敗れ去った。自分の型に嵌ると滅法強いが、その形に持ち込めないと脆いというのは逃げ馬のパターン化と同じ論理。自分の型に持っていけない状況、今回で言えば「直千の最内枠」がそれだった。 スピニングノアールは好位に控えるという駆け引きで逆転を狙ったものの、結局前が止まらず3着。昨年のネイティヴハートも大体こんな感じだった。前述した通り、直線競馬では小細工抜きで速く走ることが出来る馬を狙うべきである。予想展望で掲げた速度ランキングはこの考えに基づく。しかし今年は全く役に立たなかった(テイエムチュラサンは9位・10位・11位)。来年はテンの速さランキングを作ってみようと思う。 |