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第41回札幌記念(GII) 2005年8月21日(Sun) 札幌芝2,000M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | △ | 3 | 4 | ヘヴンリーロマンス | 牝5 | 54.0kg | 松永幹夫 | 2.01.1 | − | 512kg(-4) | 9 |
2 | 4 | 6 | ファストタテヤマ | 牡6 | 56.0kg | 秋山真一郎 | 2.01.1 | アタマ | 462kg(-8) | 12 | |
3 | 6 | 10 | コイントス | 牡7 | 56.0kg | 藤岡佑介 | 2.01.3 | 1 1/2 | 530kg(-2) | 13 | |
4 | 3 | 3 | ブルートルネード | 牡4 | 56.0kg | 四位洋文 | 2.01.5 | 1 1/4 | 504kg(-24) | 7 | |
5 | 2 | 2 | マチカネメニモミヨ | 牡6 | 56.0kg | 福永祐一 | 2.01.5 | アタマ | 456kg(0) | 11 |
■各種レース指標 (天候:雨、馬場:良) |
ハロンタイム 12.6 - 11.5 - 12.1 - 12.3 - 12.0 - 11.9 - 12.0 - 11.9 - 12.0 - 12.8 上がり 4F 48.7 - 3F 36.7 1コーナー 10(3,14)(1,13,12)(2,5,8)(4,11)(6,9)7 2コーナー 10,14(3,13,12)(1,5,8)(2,4,11)9,6,7 3コーナー 10(14,12)3(13,5)(2,1,8,11)4(6,9)7 4コーナー 10,3,12,5(2,14,1)(13,4)(6,9,8,11)-7 |
■レース回顧 北の地で名誉挽回・駆け引き不要の末脚爆発ヘヴンリーロマンス! |
■レース解説 サイレントディールが若干出遅れ。ブルートルネードが先頭に立ちかけるところへ外からコイントス、スズノマーチ、スプリングシオンなどが取り付いていく。オペラシチーはやや下げて中団を追走。エリモハリアーはその外を併走。ヘヴンリーロマンスはその後方を進む。3コーナーを過ぎたところでダンスインザムードがコイントスを捉えにかかる。最内からはブルートルネードが勢い良く進出。中団以降も一斉に追い上げて直線に向く。コイントスが再度リードを広げて先頭。ダンスインザムードは失速、代わってブルートルネードが単独2番手に上がる。殆どの馬が伸び悩む中、ファストタテヤマが最内を付いて急追。ヘヴンリーロマンスも馬群を割って前に迫る。この2頭がほぼ同時にコイントスを交わし、並びながらゴール。 ■レース回顧 ハズレ。北海道大学連合吹奏楽団。まあ、その…頑張れ。(´・ω・`) テレビ画面を通じてもはっきり分かるほどの降雨。「重に近い良」の馬場状態で後方各馬は軒並みノメっていた。雨に煙る4コーナーはまさに修羅場。ここで手が動いていなかったのはマイペースを保ったコイントスとファストタテヤマぐらいしかいなかった。 ヘヴンリーロマンスはその修羅場の真っ只中に突っ込んだ上で直線末脚を伸ばしてきた。鞭が入ったのも直線半ばを過ぎた辺りで、ファストタテヤマとの一騎打ちも余裕を持って退けていた。今まで緩い流れで脚を余し続けていただけに、全力を出し切れば侮れないことは分かった。時計は標準レベル、相手も別定GIIにしては手薄だったというのが次走以降の落とし所にならなければいいが。 ファストタテヤマはいつも通りの後方待機からそのまま内を通り続け、直線だけで前との差を詰めてきた。デビュー以来一貫して手綱を握ってきた安田騎手から一転、前走から騎手を変えてきたが「死んだフリ」は健在。まさに穴馬の鑑。適度に力を要した馬場で相対的に浮上した感もある。 コイントスは速くもなければ遅くもない絶妙なペース配分でまんまと粘り込みかけた。ラストはバテバテだったが、久々でこれだけ頑張れば上出来。3年前は1番人気で3着。今年は13番人気で3着。相手なりに走るところは変わらない。 オペラシチーは道中で次第にポジションを落とし、4コーナーで大外に持ち出すロス。手応えは最悪で、早めに鞭を入れたにも関わらず全く反応が無かった。休み明けを言い訳にするとしてもちょっとお粗末な内容。渋った馬場も下手そうだ。 エリモハリアーは道中追い上げるだけでほぼ一杯。前走よりも前でレースを進める馬が多く、成り行き的に後ろに押し遣られていた。直線ではコイントスを捉えに行くどころか逆に離される始末。いかにもGIII止まりの印象を受けた。函館での快進撃を高く評価していただけに残念。 ダンスインザムードは今回も抑え切れないといった感じで前に取り付くと、3コーナー手前で早くも進出。手綱はそれほど動いておらず、一矢報いるのかと思いきや、直線に向いた途端に失速。バテたというよりは自分からブレーキをかけた感じ。この馬はもうダメだろう。 |