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第37回函館2歳S(GIII)
2005年8月7日(Sun) 函館芝1,200M 2歳オープン 馬齢 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 6 モエレジーニアス 牡2 54.0kg 五十嵐冬樹 1.10.7 506kg(0) 3
2   6 7 ラッシュライフ 牝2 54.0kg 蛯名正義 1.10.7 アタマ 484kg(0) 5
3 8 11 アドマイヤカリブ 牡2 54.0kg 武豊 1.10.8 クビ 498kg(-2) 1
4   4 4 アイアムエンジェル 牝2 54.0kg 柴山雄一 1.11.8 6 490kg(0) 10
5   8 10 アリババシチー 牡2 54.0kg 秋山真一郎 1.11.8 アタマ 448kg(-8) 9
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.0 - 10.8 - 11.3 - 11.9 - 12.1 - 12.6
上がり 4F 47.9 - 3F 36.6
3コーナー (*4,11)(8,6)(3,5,7)-10,1,2,9
4コーナー (*4,11)(6,7)3(8,5)10-(1,2,9)

■レース回顧 中央の素質馬に真っ向勝負・函館制圧モエレジーニアス!
■レース解説

 ディープアイが好スタートを決めて行きかけるが、アイアムエンジェルが押して先頭に立つ。ラララウインパルも加わる。アドマイヤカリブは外から前3頭を見る形で追走。チアズガディスは先行集団直後の内、モエレジーニアスも差が無く続く。ラッシュライフは中団外から徐々に上がっていく。前後がバラけて3コーナーをカーブ。アドマイヤカリブが先頭を行くアイアムエンジェルに並びかけていく。その外からモエレジーニアスとラッシュライフが並びにかかる。前4頭が横一線の状態で直線に向く。アドマイヤカリブが先に抜け出るも、モエレジーニアスも直後から追い上げる。ラストで脚色が鈍ったアドマイヤカリブをモエレジーニアスが捉えて交わす。ゴール間際でラッシュライフに強襲されるも何とか凌ぎ切る。


■レース回顧

 ハズレ。モエレはともかくラッシュが来るとは。連闘というだけで全く吟味していなかった…。orz

 モエレジーニアスは内側の馬場を避け、アドマイヤカリブの外に持ち出していった。直線に向く前から手綱が動き始めていたアドマイヤカリブに対しこちらは持ったまま。直線半ばの鞭連打で僅かながら前に出た。前走は内からスルスル抜け出しての技ありなら、今回は断然人気馬相手の一本勝ち。アドマイヤカリブに注意が行き過ぎて、ラストでラッシュライフの猛追に遭ったのはご愛嬌。

 ラッシュライフは3コーナー過ぎからの運動量が多かったにも関わらず、直線大外から確実に詰め寄ってきた。先週デビューしたばかりという表向きはさておき、デビュー戦の勝ち時計が同日の古馬500万とコンマ5秒差というのが買える根拠だったらしい。ちなみにアドマイヤカリブのデビュー戦の勝ち時計は同日の古馬500万とコンマ7秒差。

 アドマイヤカリブは4コーナーで外から2頭に並ばれたところで勝負あり。デビュー戦でみせた反応の悪さもストレートに出てしまった。思っていたよりもズブい。予想構築では新馬最速時計を評価してみたが、開幕週と最終週では馬場状態も当然違ってくる訳で、ここで強調する材料にはなり得なかった。デジタルでモノを見過ぎると失敗する好例。

 4着以下は前3頭から6馬身離れた。2歳夏時点での完成度は特に気にならないと言いたいところだが、チアズガディスのシンガリは大いに問題あり。逃げ切り勝ちから一転、他馬に先に行かれて沈没というのは2歳ローカル重賞では日常茶飯事だが、3コーナーから失速を始めていたシルクドラグーンすら交わせなかったというのは如何なものか。

 ディープアイは好スタートを決めながらアイアムエンジェルらに追い越され、追走に回ってあっけなく沈没。芝で追われた調教の動きをみて一発あるかもと期待したが、実戦はそんなに甘くはなかった。ダート&距離延長の二重苦は傾向通り。


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