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第40回テレビ西日本賞北九州記念(GIII) 2005年7月17日(Sun) 小倉芝1,800M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ◎ | 1 | 1 | メイショウカイドウ | 牡6 | 57.0kg | 武豊 | 1.44.7 | − | 512kg(-20) | 1 |
2 | △ | 7 | 12 | ツルマルヨカニセ | 牡5 | 56.0kg | 小牧太 | 1.45.0 | 2 | 488kg(+2) | 5 |
3 | 4 | 5 | サイドワインダー | 牡7 | 57.0kg | 角田晃一 | 1.45.2 | 1 | 504kg(-12) | 3 | |
4 | 2 | 2 | スパルタクス | 牡7 | 56.0kg | 佐藤哲三 | 1.45.4 | 1 1/4 | 520kg(+2) | 7 | |
5 | ▲ | 3 | 4 | ヴィータローザ | 牡5 | 57.0kg | 安藤勝己 | 1.45.4 | クビ | 474kg(-12) | 2 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.3 - 11.1 - 11.8 - 11.5 - 11.5 - 11.4 - 11.3 - 11.6 - 12.2 上がり 4F 46.5 - 3F 35.1 1コーナー 14-(2,12)13(1,10)(7,8)3(4,11)-(5,9)6 2コーナー 14,2-12,13,1,10(7,8)3(4,11)(5,9)6 3コーナー 14,2,12(13,10)1(7,3)-4(11,8,6)5,9 4コーナー (14,*2)-12-13,1(7,10)3(4,5)(11,6)8-9 |
■レース回顧 スッキリ絞ってリフレッシュ・26年振りの「小倉三冠」達成メイショウカイドウ! |
■レース解説 ベストタイクーンが勢い良く先頭に立つ。内スパルタクス、外ツルマルヨカニセがこれに続く。メイショウカイドウはアラタマインディを行かせて5番手の内を追走。チアズメッセージは中団後方。直後にヴィータローザ、サイドワインダーが併走。ベストタイクーンが3コーナー手前でペースを上げ、スパルタクスが早めに並びかけていく。先行勢が仕掛けつつ直線に入る。スパルタクスがベストタイクーンを交わし先頭に踊り出るも、直後からツルマルヨカニセが接近。更にその外からメイショウカイドウが一気に進出。ツルマルヨカニセを瞬時に抜き去り、差を広げながらゴール。 ■レース回顧 馬複◎−△(30%)的中。小倉は走るというより夏は走るというのが正解かも。(・∀・) 「コース巧者」といえば聞こえはいいが、実際は新馬〜条件戦時代の数字を含んでいることが殆ど。どんなにメンバーに恵まれようとも、どんなに時計が遅かろうとも、勝てば1勝としてカウントされる。このようにして積み重ねた「コース実績」に果たして意味はあるのか。その点メイショウカイドウは違う。今回の勝利を含めると小倉では12戦7勝。その他では22戦1勝。初勝利、条件戦勝ち上がり、重賞初挑戦&勝利の全てを小倉で成し遂げている。ここまで内弁慶な馬にはそうそうお目にかかれない。 ベストタイクーンの逃げは意外と速く、1,000M通過は58秒2。3コーナー手前で更に加速したこともあり、先行勢は早めの仕掛けに移らざるを得なくなった。メイショウカイドウも例外ではなく、コーナーを回り終えるまでに鞭が飛んでいた。先頭からは5〜6馬身。窮地に追い込まれたかに思えたが、直線に向いてからの伸び脚が違った。小倉なら速い上がりを繰り出して速い時計で勝つ。 ツルマルヨカニセはスタートで流れに乗って3番手をキープ。こちらも早めに鞭を飛ばして一杯一杯の競馬。スパルタクスの脚色を見ながら一気に追い出したところを外からメイショウカイドウに並ぶ間もなく交わされた。格下の身ながら追われる立場を引き受けての2着。小倉記念に出走するならハンデ次第で勝ち負けだろう。 サイドワインダーは前走の不良馬場とは一転、今回は開幕週の絶好馬場で前が止まらず3着。後ろから行く馬だけにある程度は展開に頼らざるを得ない。ヴィータローザは後方でじっくり構えて不発。相手なりにしか走らないのは今に始まったことではない。安藤勝己騎手が「あの位置取りであれだけしか伸びませんでした。金鯱賞でもあれだけ走ってくれましたからね。アテにしづらい部分がありますね」と首を傾げるのも納得。 チアズメッセージは行きっぷりが悪く、最初のコーナーを回るまでに後方に押し遣られていた。4コーナーも外に膨らむような感じで、付いて回るだけに終始。本来先行するだろうと考えていたチアズメッセージが後ろからレースを進め、後方から差し込んでくるだろうと考えていたツルマルヨカニセが先行勢の一角を形成。ここだけの話、馬券構築では当初メイショウからチアズ・ヴィータの2点勝負を画策していた。馬券の点数は絞り込むに越したことはないが、時には保険をかけておくのもアリだと思った。 |