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第40回テレビ西日本賞北九州記念(GIII)
2005年7月17日(Sun) 小倉芝1,800M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 メイショウカイドウ 99 小倉に来ると馬が変わる。開幕週の馬場も向く。
2 2 スパルタクス 92 準オープンで勝ち負けレベル。ここは相手が強い。  
3 3 チアズメッセージ 97 平坦得意で持ち時計も速い。先手取り渋太さ発揮。
4 ヴィータローザ 102 チョイ差し得意。ここ与し易い相手で自在性生きる。
4 5 サイドワインダー 96 実績上位。前走敗退已む無しもここ脚質がネック。  
6 トウカイオーザ 95 ハンデ戦でもイマイチ。距離不足の上に久々では。  
5 7 エリモマキシム 97 決め手鋭いが融通利かない。小回りでは忙しい。  
8 サンライズテースト 何故ここを使うのかが分からない。普通に無理。  
6 9 ゲイリーエクシード 障害帰りでも芝に実績無し。追走一杯が関の山。  
10 マルカラスカル 89 古馬撃破の勢い侮れず。展開妙味あり前残り注意。  
7 11 ユウワンプラテクト 91 そこそこに差し込めるが往年の力を望むのは酷。  
12 ツルマルヨカニセ 96 ここ2戦外を回るロス。コース適性で上位進出図る。
8 13 アラタマインディ 93 ここのところ二桁着順ばかり。先手取っても厳しい。  
14 ベストタイクーン 長期休養明け以前に格下。先導役を果たすのみ。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 速い時計と展開の相関関係・先手抜け出しで今年は決めるメイショウカイドウ
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

年度(回) 頭数 馬場 時計 1着馬 2着馬 3着馬
'95年(第30回) 16 1.47.3 3-6-5-3 8-9-7-5 11-11-11-10
'96年(第31回) 13 1.48.2 1-1-1-1 2-2-2-2 4-5-4-3
'97年(第32回) 11 1.46.5 1-1-1-1 4-5-6-5 5-5-3-3
'98年(第33回) (阪神芝2,000Mで施行)
'99年(第34回) 14 1.45.6 5-4-3-2 1-1-1-1 9-10-8-4
'00年(第35回) 14 1.46.3 6-5-5-5 12-12-12-8 1-1-1-1
'01年(第36回) 9 1.48.3 3-3-2-2 5-5-5-5 9-9-8-8
'02年(第37回) 16 1.45.3 5-5-5-6 12-11-9-8 8-7-7-3
'03年(第38回) 11 不良 1.49.8 7-7-6-4 8-8-8-6 2-2-2-2
'04年(第39回) 13 1.44.1 11-11-10-9 7-7-6-3 1-1-1-1

 北九州記念は'99年までハンデ戦として行われていたが、'00年より別定戦に変更され、同時に施行時期も1週早まって開幕週直後に行われるようになった。以前は前残りが多くみられたが、近年は逆に差し込みが目立ってきている。これは時計が速過ぎることが原因のように思える。

 直近5年のうち速い時計が出た'00年、'02年、'04年はそれぞれアンブラスモア(1,000M通過59秒1・3着)、サンヴァレー(同57秒2・11着)、メイショウバトラー(同57秒4・3着)といった快速馬がレースを引っ張っていた。'01年は逃げ馬不在で、それまで逃げたことが無かったトウカイパルサーが押し出されるような形でレースを引っ張っている。この年は前年の小倉記念と朝日チャレンジCを連取し、同年の金鯱賞を差し勝ったミッキーダンスが差し届かず3着に敗れている。今年はどうやら'01年のパターン。ある程度前に行ける馬を狙い撃ちたい


 軸はメイショウカイドウ。小倉大賞典こそ技ありの差し切りを決めているが、本来の勝ちパターンはある程度前につけた上での早め抜け出し。上がりも速く、先に動ければ連対圏確保は容易い。問題は読売マイラーズCからぶっつけというローテーション。少なくとも昨年よりは勢いを欠く。

 相手筆頭はチアズメッセージ。レコード決着のダービー卿CTは後ろから差して2着。1,800Mのオーストラリアトロフィーでも勝ち馬と差の無い競馬を演じており、高速馬場に対する適応力は高い。今回は楽に先手が取れるはずで展開妙味もある。但し一団で推移するようなら決め手を持たない分不利。

 単穴はヴィータローザ。クラスが上がると非力さが全面に出る一方、小回りコースで流れがスローになると自然と浮上する。今回はまさにその条件。但し今までの戦跡が物語っているように、あくまで浮上するだけ。勝ち切る競馬を試みて案外伸びずということも考えられる。

 連下はツルマルヨカニセ。ここ2戦はいずれも直線で大外に持ち出した分だけ届かず。その意味で今回は内枠を引いて貰いたかったがまた外寄りの枠をゲット。内に有力馬が集まる布陣を外から差し切るというのは難しいかもしれない。サイドワインダーよりは位置取りに融通が利きそうなので抑える。

◎メイショウカイドウ
○チアズメッセージ
▲ヴィータローザ
△ツルマルヨカニセ


■馬券構築

 メイショウカイドウから馬複流し。

[馬複] メイショウカイドウ−チアズメッセージ 40%
[馬複] メイショウカイドウ−ヴィータローザ 30%
[馬複] メイショウカイドウ−ツルマルヨカニセ 30%


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