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第10回マーメイドS(GIII) 2005年7月10日(Sun) 阪神芝2,000M 3歳以上オープン 別定 (牝)(国際)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 6 | 6 | ダイワエルシエーロ | 牝4 | 56.0kg | 福永祐一 | 2.00.5 | − | 442kg(+4) | 2 | |
2 | ▲ | 5 | 5 | マイネサマンサ | 牝5 | 55.0kg | 安藤勝己 | 2.00.8 | 1 3/4 | 476kg(0) | 3 |
3 | 8 | 10 | ミスパスカリ | 牝4 | 55.0kg | 岩田康誠 | 2.01.5 | 4 | 486kg(+6) | 5 | |
4 | 1 | 1 | マイティーカラー | 牝5 | 55.0kg | 内田浩一 | 2.01.9 | 2 1/2 | 476kg(-2) | 6 | |
5 | ◎ | 8 | 9 | レクレドール | 牝4 | 55.0kg | 熊沢重文 | 2.01.9 | クビ | 450kg(-4) | 1 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:稍重) |
ハロンタイム 12.7 - 11.7 - 12.1 - 12.0 - 12.0 - 11.9 - 11.7 - 11.7 - 11.9 - 12.8 上がり 4F 48.1 - 3F 36.4 1コーナー 6-(8,5)(2,7)(4,9,10)1 2コーナー 6-5(2,8,7)(4,9,10)1 3コーナー 6,5,2,8(1,7)(4,9)10 4コーナー 6,5,2(1,7)9(8,4)10 |
■レース回顧 前年の優駿牝馬も忘れる勿れ・単騎で楽勝ダイワエルシエーロ! |
■レース解説 ダイワエルシエーロがじわじわと前に出る。他が控えたため単騎で4〜5馬身のリードを築く。向こう正面半ばに差し掛かったところでマイネサマンサがダイワエルシエーロの直後に入る。3コーナー手前でメモリーキアヌが最内、マイネサマンサが外からダイワエルシエーロに接近。メイショウオスカルも後方から徐々に進出。ダイワエルシエーロが半馬身のリードのまま、馬場の3分どころを通って直線に向く。ダイワエルシエーロが敢然先頭、直後からメイショウサマンサが食い下がる。3番手以降は離れてマッチレースの様相。ダイワエルシエーロが一杯に追われたマイネサマンサを難なく抑え切る。 ■レース回顧 ハズレ。オークス馬をフリーで行かせてどうすんの!アンタらアホですか?ヽ(`Д´)ノウワアアン 普段からハズレ慣れているとはいえ、今回のハズレは心底ヘコんだ。何よりオークス馬の楽逃げをあっさり否定してしまった自分自身に一番腹が立った。これを差し置いて軸に据えたのが後ろから行く1番人気。もうアホかと。バカかと。 当然、逃げ切りを許した騎手各々の判断も問われて然るべき。スタンド前でダイワエルシエーロがすんなりハナに立った後、この「危険」を察知して押し上げていったのは安藤騎手だけだった。他は放置。予想する側は娯楽でやっているのだから何とでも言えるが、職業人たる騎手は違うはず。本当に勝ちたいと思って乗っていたのか?それなら何故勝ちに行く姿勢を見せなかったのか?娯楽で馬に乗っている騎手はいないと思うが…。 ダイワエルシエーロはダービー卿CTや愛知杯での結果を見るまでもなく、他に並ばれると脆い。今までの展望の中でも繰り返し述べてきたことだが、これは裏返せば単騎で行ければ残ることも言い表している。ではどのような時に単騎逃げが決まるのか。それは何が逃げるのかすら分からない時。つまり今回だった。京阪杯を逃げ切った時も同様で、当時の回顧でも「展開については何が逃げるか分からない程で、前残りの下地はあった」と触れていた。 マイネサマンサはダイワエルシエーロに唯一楯突いた結果の2着。掛かるのを承知でダイワエルシエーロにまとわりつき、直線に向く前から鞭を取り出して全力追い。一旦並びかけるところまで行きながら逆に突き放されてしまったのは相手が楽逃げだったからに他ならない。馬自体がどうこうというよりは、安藤騎手が上手く乗ったというのが雑感。これだけ積極的に攻めの騎乗をみせていながら、レース後の第一声は「楽に行かせすぎたなぁ」。安藤騎手でこれなら、他の騎手の言い訳はどうなるのか。 最終週で馬場が荒れてきたところへ週末の雨が重なり、後続各馬は軒並み不発。ミスパスカリこそ大外から一気に伸びたが、それでもマイネサマンサから4馬身差。レクレドールは4コーナーで外に振られた際、後脚が外側へ流れていた。直線でも四肢がバラバラ。どうやら湿った馬場で上滑りしていたようだ。メイショウオスカルはスタンド前で抑えたツケがモロに出た。4コーナーで押し上げて行ったのも後の祭り。ここ暫く好騎乗が続いていた池添騎手にしては珍しく下手に乗った。 |