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第12回函館スプリントS(GIII)
2005年7月3日(Sun) 函館芝1,200M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 1 2 シーイズトウショウ 牝5 55.0kg 池添謙一 1.09.0 476kg(+4) 2
2   6 12 ボールドブライアン セ6 56.0kg 鹿戸雄一 1.09.2 1 1/4 496kg(-4) 6
3   5 9 ディープサマー 牡3 53.0kg 藤田伸二 1.09.3 3/4 478kg(+2) 3
4   4 8 ゴールデンロドリゴ 牡8 56.0kg 赤木高太郎 1.09.4 クビ 504kg(-2) 9
5   2 3 イーグルスウォード 牡6 56.0kg 四位洋文 1.09.5 1/2 490kg(+2) 14
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.2 - 10.4 - 11.0 - 11.5 - 11.6 - 12.3
上がり 4F 46.4 - 3F 35.4
3コーナー 9(2,10,13,15)(7,11,14)(1,12)(6,16)8,5-(4,3)
4コーナー 9,2,13(11,15)14(10,12,16)7(6,8)1(5,3)=4

■レース回顧 初の連勝で連覇達成・速さで圧倒シーイズトウショウ!
■レース解説

 横一線の先行争いからディープサマーが僅かに抜け出て先頭。シーイズトウショウは控えて2番手。カリプソパンチ、プレシャスカフェ、アタゴタイショウも横並びで続く。ボールドブライアンは馬群後方の内で待機。フェリシアがその外から押し上げていく。ゴールデンロドリゴは後方4番手、最後方はイーグルスウォード。ディープサマーが手応えを残したまま4コーナーをカーブ。直後にシーイズトウショウがぴったりつけて直線に向く。ディープサマーが突き放しにかかるところへシーイズトウショウが馬なりで接近。並んだところでスパートをかけ一気に突き放す。


■レース回顧

 ハズレ。「差し込み注意報」、勝ち馬には殆ど当てはまってないんだよなぁ。(´・ω・`)

 シーイズトウショウはあわよくば先頭というスタンスで、ディープサマーが必死に追っているのをみてあっさり進路を譲った。昨年並みの速い流れを持ったままで追走、直線で楽々抜け出した。一分の隙もない完勝のようにみえるが、今回シーイズトウショウにプレッシャーをかけにいった馬は皆無。その意味において相手に恵まれた感もしなくはない。

 プレシャスカフェはもっさりとしたスタートから一転、シーイズトウショウらに勢い良く並びかけていった。どうやら馬が行く気になってしまったらしい。この追走で脚を使い過ぎた(脚を溜められなかった)結果、4コーナー付近で早くも失速気味。ラストは力尽きて歩いていた。CBC賞とシルクロードSを抜群の瞬発力で制した実力馬だけに、これで終わったとは思いたくないが…。

 二強の一頭が労せず自滅。ディープサマーにとっては残りやすい状況になったが、シーイズトウショウに離されていくにつれて徐々に失速。最内を突いて上がってきたボールドブライアンに交わされてしまった。ただシーイズトウショウの徹底マークを受けつつ、昨年のカルストンライトオ並の逃げを打って0秒3差は想定以上。

 今年も伏兵の直線一気が嵌りかけた。昨年2着にも関わらず9番人気のゴールデンロドリゴが0秒4差の4着、最後方待機で応酬した14番人気イーグルスウォードが0秒5差の5着。二強を含む先行勢が一団になったこと、前2頭が先に抜け出す展開になったことが影響している。ボールドブライアンは最短距離を通った分だけこれらよりも先着出来た形。

 フェリシアは上々のスタートを切りながらも後ろに下がっていった。激しい先行争いを嫌って自ら控えに回ったようだが、その後目立った伸びは見られなかった。3歳牝馬の斤量設定が何故51kgになっているのかが良く分かった。トールハンマーはボールドブライアンの直後から追い上げを図ったものの、途中でカリプソパンチに何度もぶつけられてパニクっていた。


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