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第12回函館スプリントS(GIII)
2005年7月3日(Sun) 函館芝1,200M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ロードダルメシアン 100 ここ2走は時計速過ぎで脱落。番手取れば一変も。  
2 シーイズトウショウ 102 前走レコードV。但し今回は目標にされるリスク有。
2 3 イーグルスウォード 90 自己条件で完敗続き。決め打ちかけても厳しい。  
4 ティエッチグレース 64 順調に使えていないのは問題。ここも叩き台か。  
3 5 ナイトフライヤー 101 前走よりは相手与し易い。初距離克服出来れば。  
6 ゴールドメーカー 96 使い方が意味不明。付いて行くだけで精一杯。  
4 7 トールハンマー 97 好位差しに定評。格下も展開次第で台頭可能。
8 ゴールデンロドリゴ 101 決め脚確かも届かず多い。あくまで前の破綻待ち。  
5 9 ディープサマー 91 付いて行かされると脆い。ここ同型強力で見送り。  
10 カリプソパンチ 97 前走先に動いて敗退。相手也に走るだけに注意。  
6 11 プレシャスカフェ 102 今回得意距離。前走惨敗も展開のアヤの範疇。
12 ボールドブライアン 96 叩かれ復調気配。展開に左右されるが差脚確実。  
7 13 スターリーヘヴン 103 意外と居残り上手。距離短縮が良い方に出れば。  
14 アタゴタイショウ 100 芝に出戻りも久々。持ち前の渋太さ発揮は難しい。  
8 15 ブルーショットガン 98 たまに嵌ったように差すが不安定。良くて着まで。  
16 フェリシア 85 溜めた分はしっかり弾ける。今回外でどう乗るか。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 差し込み注意報発令中・得意距離で決め脚復活プレシャスカフェ
■予想構築

 まずは以下の表を参照されたい。

【同年の高松宮記念に出走していた連対馬一覧('97年以降過去8年)】
年度(回) 馬名 高松宮成績 前走成績 函館SS成績
'97年(第4回) マサラッキ 5着(5人気) 安田記念7着 1着(1人気)
'98年(第5回) ケイワンバイキング 5着(6人気) 高松宮記念5着 1着(1人気)
エイシンバーリン 3着(5人気) 安田記念7着 2着(2人気)
'99年(第6回) シンコウフォレスト 3着(9人気) バーデンバーデンC12着 1着(3人気)
シンボリスウォード 9着(4人気) バーデンバーデンC1着 2着(2人気)
'00年(第7回) ダイタクヤマト 11着(13人気) テレビ愛知オープン5着 2着(6人気)
'01年(第8回) メジロダーリング 5着(12人気) 京王杯スプリングC8着 1着(5人気)
タイキトレジャー 10着(6人気) UHB杯1着 2着(1人気)
'03年(第10回) ビリーヴ 1着(3人気) 安田記念12着 1着(1人気)
アグネスソニック 6着(5人気) 高松宮記念6着 2着(2人気)
'04年(第11回) シーイズトウショウ 5着(3人気) 高松宮記念5着 1着(2人気)

 函館スプリントSにおいて、'96年に高松宮記念(当時は高松宮杯)がスプリントGIに変更となってからは5年連続でその出走馬が連対。'02年こそ同年の高松宮記念勝ち馬ショウナンカンプが不覚の敗退を喫した(4着)が、一昨年は同年の高松宮記念勝ち馬ビリーヴ、昨年はシーイズトウショウがそれぞれ勝利を収めており、その関連性が再確認された。今年はプレシャスカフェゴールデンロドリゴの2頭が該当する。


【函館開催時の時計と決まり手一覧('97年以降過去8年)】
年度(回) 頭数 馬場 時計 1着 2着 3着
'97年(第4回) 16 1.08.8 2-2 1-1 16-13
'98年(第5回) 13 1.09.0 3-3 2-1 13-13
'99年(第6回) 12 1.09.4 4-4 3-3 4-4
'00年(第7回) 14 1.08.7 2-2 1-1 3-3
'01年(第8回) 15 稍重 1.09.5 1-1 13-10 5-3
'02年(第9回) 12 1.10.3 8-6 9-9 10-9
'03年(第10回) 11 1.09.3 2-1 8-9 4-5
'04年(第11回) 15 1.09.4 4-3 12-10 1-1

 北海道の気候に合った芝(洋芝)を使っているため、スプリント重賞にしては時計は平凡。以前は前残り天国だったが、近年は傾向が一変。ここ4年は4角9番手以降からの差し込みが目立っている。これらの馬はいずれも函館芝に勝ち鞍があり、コース巧者なら差し込みに期待して良い。ただ2着までというケースが目立ち、勝ち切るまでは苦しいかもしれない。


 軸はプレシャスカフェ。この距離では高松宮記念で敗れた以外は堅実。その高松宮記念も出遅れから無理に追い上げて行ったツケがラストで出たもので力負けではない。前走はあれほどまでに負ける理由が見当たらず、展開不向きとして度外視したい。

 軸はシーイズトウショウ。今年は高松宮記念に出走していないが、前走は高松宮記念と同一コースでレコードを樹立。それも57kgを背負って逃げ切るという力業だった。但し他に絡まれなかったというのも事実。横並びになると脆く、ディープサマーが絡んでくるようなら厄介。

 単穴はフェリシア。前走は荒れた馬場をものともせず最内から強襲をかけて2着。上がりを要する馬場での追い込みを決めた点を評価。この時期の3歳牝馬が古馬相手にどれだけやれるかが分からないが、ハンデ戦並の斤量設定がなされているだけに淡い期待をかけてみる。

 連下はトールハンマー。前走は内残り馬場を単騎で逃げたグランリーオの独壇場。ただ後方から追い上げた際の脚色は目立っていた。一線級と相対するのは初めてだが、ここ2走で1,400Mのハイペースを使っているだけに追走は問題なく、展開面のメリットをしっかり享受できそうだ。

◎プレシャスカフェ
○シーイズトウショウ
▲フェリシア
△トールハンマー


■馬券構築

 プレシャスカフェから馬単流し。

[馬単] プレシャスカフェ→シーイズトウショウ 50%
[馬単] プレシャスカフェ→フェリシア 30%
[馬単] プレシャスカフェ→トールハンマー 20%


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