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第54回ラジオたんぱ賞(GIII)
2005年7月3日(Sun) 福島芝1,800M 3歳オープン 別定 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 4 7 コンラッド 牡3 55.0kg 横山典弘 1.47.2 500kg(+2) 1
2 7 14 トーセンロッキー 牡3 55.0kg 後藤浩輝 1.47.2 アタマ 456kg(+12) 9
3 3 6 エイシンサリヴァン 牡3 55.0kg 高橋智大 1.47.2 ハナ 478kg(-8) 7
4   1 2 シルクネクサス 牡3 56.0kg 勝浦正樹 1.47.5 1 3/4 480kg(0) 3
5 5 9 トップガンジョー 牡3 55.0kg 中舘英二 1.47.6 3/4 496kg(+6) 2
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.3 - 10.9 - 11.3 - 12.0 - 12.0 - 11.7 - 12.0 - 12.4 - 12.6
上がり 4F 48.7 - 3F 37.0
1コーナー 1(15,16)-(8,4,9)(11,12)3(2,5)13,10-7,6-14
2コーナー 1,16-15(8,4,9)(3,11,12)(2,5,13)10-7-6,14
3コーナー (16,*15)(1,8,4,9)12,3(11,5)(2,10)(13,7)(6,14)
4コーナー (*15,9)(16,8)(4,12,5)(3,11,10)(2,7)(6,13,14)1

■レース回顧 先に動いたら負け・コンラッドが土壇場の競り合い制す!
■レース解説

 トーセンロッキーがややアオったスタート。コンラッドもダッシュが付かず後方から。シルクレンジャーが最内から先頭を奪う。外からモエレアドミラル、プリュネルが上がる。ピカレスクコートは抑えて4番手。チョウサン、トップガンジョーも差が無く追走。シルクネクサスは中団内、ピサノグラフがその外を進む。コンラッド、エイシンサリヴァン、トーセンロッキーは離れた最後方に待機。3コーナーを過ぎたところでモエレアドミラル、トップガンジョーが動き出す。外を伝ってシンボリグラン、大外を回ってピサノグラフも強襲の構え。馬群固まって直線に向く。トップガンジョーがすかさず先頭に替わる。ピカレスクコートが内を突いて接近。この2頭の叩き合いに直後からコンラッド、大外からエイシンサリヴァンとトーセンロッキーが急追。これら3頭が完全に抜け出し、並んだままゴール。


■レース回顧

 タテ目ハズレも馬複(10%)的中。ラストは3頭併せ。貰った〜!…サリヴァン体勢不利?orz

 予想通り前は競り合っていて速い。狙いをつけた馬のうち、前につけていたのはトップガンジョーのみ。残りの3頭は離された最後方で並んでいた。しかし3コーナー手前でこの位置はちょっとキツイ。トップガンジョーが早々と先頭に立っても後ろの3頭はまだ来ない。あ〜あハズレかと諦めた次の瞬間、奴らは揃って飛んできた

 小回りコースでは画一的に「先行有利」が唱えられがちだが、福島(特に芝1,800M)は差し込みが利きやすい傾向にある。前で押し切りを図ろうとする馬は失速。これに代わって直線で差し込みを図った馬が台頭。今回の予想構築では過去の結果を元にその点を強調してみたが、まさにその通りの結果になった。

 コンラッドとトーセンロッキーはスタート失敗で最後方待機に回ったことがラストの伸びに直結した感がある。ある程度行き脚がついていたなら3コーナー過ぎからの一斉進出で色気を出していたはずで、さしずめ「怪我の功名」といったところか。エイシンサリヴァンは僅かに内を突く構えをみせたことが悔やまれる。直線で慌てて外に持ち出していたが後の祭り。コンラッドとトーセンロッキーは迷わず大外を回していた

 シルクネクサスは最短距離を通って追い込みをかけたが離れた4着まで。思ったよりもよく伸びたが前の3頭の末脚と比べるとどうしても霞んでしまう。トップガンジョーは今回の展開ではどうしようもない。見せ場を作っただけでも上出来だろう。ピカレスクコートにも同じことが言える。


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