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第10回プロキオンS(GIII)
2005年6月19日(Sun) 阪神ダート1,400M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   8 16 ブルーコンコルド 牡5 56.0kg 幸英明 1.21.9 504kg(+4) 1
2 8 15 サンライズキング 牡6 56.0kg 池添謙一 1.22.3 2 1/2 538kg(+8) 6
3 7 13 テイエムアクション 牡4 56.0kg 橋本美純 1.22.7 2 1/2 492kg(-4) 3
4   1 2 サイレンスボーイ 牡6 56.0kg 武豊 1.22.7 アタマ 470kg(-12) 4
5   6 11 ツルマルファイター 牡6 56.0kg 上村洋行 1.22.7 クビ 490kg(0) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.2 - 10.6 - 11.1 - 11.7 - 11.9 - 12.1 - 12.3
上がり 4F 48.0 - 3F 36.3
3コーナー 2(5,7,15)(12,16)(11,13)(9,10,14)(3,1,8)-(4,6)
4コーナー 2-(5,15,16)13,12(11,8)1(7,14)10(3,4)(9,6)

■レース回顧 積極策で昨年の雪辱・勢いでタイトル奪取ブルーコンコルド!
■レース解説

 サイレンスボーイがダッシュを利かせて先頭に立つ。ムーヴオブサンデー、サンライズキング、ニホンピロサートが2番手で並ぶ。ブルーコンコルドは中団外を追走。テイエムアクションはその後方。メイショウサライはナニワビクトリーと並んで離れた最後方を進む。サイレンスボーイが持ったままで快調に飛ばし3コーナーをカーブ。サンライズキングが外から単独2番手に上がる。ニホンピロサートは手が動いて内の3番手。その直後までブルーコンコルドが進出。サイレンスボーイが単独先頭で直線に向き、すかさずスパート。ブルーコンコルドがサンライズキングと馬体を併せて前を追う。坂を駆け上がったところでブルーコンコルドがサイレンスボーイを捉える。一緒についてきたサンライズキングをゴール前で引き離す。


■レース回顧

 ハズレ。もう一度言う!ダートで追い込み馬を軸にするな!絶対だぞ!(`・ω・´)ゞ了解!

 テン33秒7は例年よりも速い位だったが、サイレンスボーイが単独で引っ張ったために展開は縦長。こうなると前で流れに乗った馬の独壇場。ブルーコンコルドは4コーナーから進出をかけて直線一杯に脚を伸ばし、これについて行ったサンライズキングが2着を確保。サイレンスボーイも中団から差してきたテイエムアクションに最後まで抵抗した。

 一方メイショウサライは終始後方のまま大した伸びも見せず惨敗。課題のスタートをクリアしながらあの位置取り。前走こそ無理のある位置からの追い込みを決めたが、東京だったから届いたということになるだろうか。とにかく、ダートで後ろから行く馬を軸にしてはダメだ。馬は悪くない。騎手も悪くない。軸にする自分が一番悪い。思い返せばアンタレスSでも追い込み一辺倒のエンシェントヒルを軸にしていた。いい加減学習しろよ…。

 ブルーコンコルドは縦長の展開を味方につけた好走だったように思う。勝負どころで前がスカスカなら外を回す必要もなく、直線で突き抜けてきても不思議ではない。ちなみに同馬は昨年のこのレースで8着だった。当時は根岸S、フェブラリーS、欅Sと立て続けに追い込みをかけていた。積極策を採って勝てるようになってきたのはダートにおいては大きな意味を持つ。

 1着ブルーコンコルド、2着サンライズキング、3着テイエムアクションの並びは栗東Sと同じ。ただ着差は開いた。サンライズキングは相手なりに走る馬という見解で良いだろう。直線は同じような手応えだったが、ゴール間際で決め手の違いが明確に出た。テイエムアクションは直線入口の時点でブルーコンコルドを射程圏内に入れながら逆に突き放されていた。栗東S時が3kg差で0秒1差、今回同斤で0秒8差ならこの結果も妥当か。

 ニホンピロサートは上々のスタートを決めて早々に好位をキープ。ただ今回は勝負どころで徐々に遅れ始め、直線でサンライズキングに進路を奪われたところでついて行けなくなった。懸念していた通り、時計が速過ぎたのが一番の敗因だろう。今年はペース配分からして1,200M寄りの展開に泣いた。


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