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第10回プロキオンS(GIII)
2005年6月19日(Sun) 阪神ダート1,400M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 マルカキセキ 96 強烈な末脚秘めるがここで通用かといえば疑問。  
2 サイレンスボーイ 101 2走前よりプレッシャーきつい。控えてもイマイチ。  
2 3 スターペスシンタ 98 持ち時計貧弱過ぎ。付いていくだけでも一苦労。  
4 メイショウサライ 100 勝ちっぷり爽快。4角進出も出来ない事はない。
3 5 ニホンピロサート 103 実績断然。好位からの立ち回りで引き続き有力。
6 ナニワビクトリー 93 ここ3走が酷過ぎ。前に行けても期待できない。  
4 7 ムーヴオブサンデー 92 古馬と対戦後は冴えない。斤量も無駄に重い。  
8 エンゲルグレーセ 97 ガーネットS劇走後もそこそこには来る。不気味。  
5 9 エイシンハンプトン 101 昨年同時期の勢いにない。まだ叩き足りないか。  
10 ステンカラージン 96 前走快勝も逃げ馬不在の展開嵌る。地力疑問。  
6 11 ツルマルファイター 100 時計面に大きな壁がある。時計要す流れ希望。  
12 スリージェム 99 ここ微妙に距離長い。追いかけて中折れ懸念。  
7 13 テイエムアクション 100 決め脚好調。直線短く急坂ある阪神克服が鍵。
14 タイギャラント 101 後方決め打ち一発系。自ら追い上げるとダメ。  
8 15 サンライズキング 96 決め手持たないのが難点も常に上位争い評価。
16 ブルーコンコルド 101 積極策で躍進しただけに外回すロスが気になる。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 前走の勢いに乗れ・課題は発馬メイショウサライ
■予想構築

 まずは以下の表を参照されたい。

【オープンクラス、交流重賞を勝った直後の馬の成績一覧(直近5年)】
年度(回) 馬名 勝利したレース 左記コース プロキオンS成績
'00年(第5回) ゴールドティアラ かきつばた記念 名古屋ダート1,400M 1着(1人気)
チョウカイライジン オアシスS 東京ダート1,600M 7着(4人気)
'01年(第6回) ブロードアピール かきつばた記念 名古屋ダート1,400M 1着(1人気)
'02年(第7回) スターリングローズ 欅S 東京ダート1,400M 1着(1人気)
'03年(第8回) スターリングローズ かしわ記念 船橋ダート1,600M 1着(1人気)
テンシノキセキ テレビ愛知OP 中京芝1,200M 6着(4人気)
スターキングマン 欅S 東京ダート1,600M 9着(2人気)
'04年(第9回) エイシンハンプトン サウジRC 東京ダート1,600M 2着(1人気)

【欅Sを経由して3着以内に入った馬一覧】
年度(回) 馬名 欅S成績 プロキオンS成績
'01年(第6回) レイズスズラン 3着(7人気) 2着(4人気)
トシザミカ 11着(12人気) 3着(13人気)
'02年(第7回) スターリングローズ 1着(1人気) 1着(1人気)
メイショウキオウ 4着(4人気) 3着(4人気)
'03年(第8回) ツルマルファイター 11着(4人気) 2着(8人気)
インタータイヨウ 9着(6人気) 3着(12人気)
'04年(第9回) ニホンピロサート 2着(3人気) 1着(2人気)

 プロキオンSが現在の時期に行われるようになってからの傾向としては、「単純に前走勝っている馬が強い」こと、「欅Sに出ていた馬のうち1頭は連に絡んでいる」ことの2点が挙げられる。それぞれ補足をつけると、前者はあくまでオープン以上限定で条件戦上がりは除かれ、後者はそこでの着順が問題にならない。


【連対馬の系統一覧(過去5年)】
年度(回) 出走頭数 MP系頭数 1着馬 2着馬
'00年(第5回) 16頭 3頭 ゴールドティアラ
父:Seeking the Gold
エイシンサンルイス
父:Conquistador Cielo
'01年(第6回) 16頭 4頭 ブロードアピール
父:Broad Brush
レイズスズラン
父:Woodman
'02年(第7回) 13頭 6頭 スターリングローズ
父:アフリート
ヤマカツスズラン
父:ジェイドロバリー
'03年(第8回) 16頭 4頭 スターリングローズ
父:アフリート
ツルマルファイター
父:フォーティナイナー
'04年(第9回) 15頭 4頭 ニホンピロサート
父:スターオブコジーン
エイシンハンプトン
父:Dynaformer

 またこのレースはミスタープロスペクター系産駒が好調で、直近5年で延べ21頭が出走して【3・4・0・14】(33.3%)と他血統を圧倒している。'02年2着ヤマカツスズラン(前走3秒8差負け)、'03年2着ツルマルファイター(前走1秒8差負け)など、大敗からの巻き返し例もみられる。前述と合わせて考えると、穴狙いは欅S敗退馬がお薦め。


 軸はメイショウサライ。1,000M通過58秒台の通過ラップで3度の差し切り勝ちがあり、飛ばし屋不在でも前に行きたい馬の数が揃ったここは展開が向く。2走前のコーラルSはゲート内で暴れて自滅だったが、勝負どころで外から捲りかけていた。意外と器用さも内包していそうだ。

 相手筆頭はニホンピロサート。クーリンガーほどではないにせよ、この馬も勝負どころで手綱を動かして力で押し切るというスタンス。昨年のこのレースも前走のさきたま杯も4コーナーで動き始めていた。このところ地方の重いダートばかり使っているので、必要以上にペースが上がると危ないかもしれない。

 単穴はサンライズキング。ここ3走はブルーコンコルド、テイエムアクションらと差の無い競馬。ブルーコンコルドは外を回すとイマイチ、テイエムアクションは初コース。距離適性やコース経験、血統的アシストからするとここは一矢報いるチャンス。展開は苦しいが、粘っこい走りが出来るのでそこに期待したい。

 連下はテイエムアクション。条件クラス時代は先行して押し切るスタンスだったが、ここ2戦は脚質転換でオープンクラスを突破。前走の勝ち時計はお世辞にも良いとはいえず、ここでも通用を図るなら差し込みということになりそうだ。初コースを克服しつつ、前がタレる展開を待ちたい。

◎メイショウサライ
○ニホンピロサート
▲サンライズキング
△テイエムアクション


■馬券構築

 メイショウサライから馬複流し。メイショウ・ニホンピロ2頭軸で他の欅S組へも流してみる。

[馬複] メイショウサライ−ニホンピロサート 20%
[馬複] メイショウサライ−サンライズキング 20%
[馬複] メイショウサライ−テイエムアクション 20%
[3連複] メイショウサライ−ニホンピロサート−サンライズキング 10%
[3連複] メイショウサライ−ニホンピロサート−テイエムアクション 10%
[3連複] メイショウサライ−ニホンピロサート−ツルマルファイター 10%
[3連複] メイショウサライ−ニホンピロサート−エイシンハンプトン 10%


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