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第19回中日スポーツ賞ファルコンS(GIII)
2005年6月12日(Sun) 中京芝1,200M 3歳オープン 別定 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   8 17 カズサライン 牡3 57.0kg 中舘英二 1.09.9 488kg(+6) 13
2   1 1 フェリシア 牝3 55.0kg 藤岡佑介 1.10.1 1 1/2 446kg(-2) 6
3   8 16 シンボリグラン 牡3 57.0kg 藤田伸二 1.10.1 ハナ 518kg(+8) 1
4 3 5 ヒカルバローロ 牡3 56.0kg 秋山真一郎 1.10.1 クビ 506kg(+20) 9
5   8 18 テイエムチュラサン 牝3 55.0kg 田嶋翔 1.10.4 1 3/4 462kg(-6) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 11.6 - 10.2 - 11.2 - 12.0 - 12.3 - 12.6
上がり 4F 48.1 - 3F 36.9
3コーナー (*4,18)(6,12)(16,17)(2,14)-(8,9,11)13-10,1,7-(3,5,15)
4コーナー 4(18,16)(6,17)(2,12,14,9,11)-8(13,10)(1,7)5(3,15)

■レース回顧 馬場が荒れりゃ馬券も荒れる・捲り鮮やかカズサライン!
■レース解説

 ヒカルバローロが出遅れ。スパイン、テイエムチュラサンが出を窺うも、すかさずマルブツブリザード、シンボリグランらが前を追う。フェリシアは先頭集団から少し離れた内を追走。マルブツブリザードが僅かに先頭。3コーナーを過ぎたところでテイエムチュラサンが早くも進出。シンボリグランとカズサラインも大外を捲って前に接近。マルブツブリザードが最内を突いて直線に向く。馬場の真ん中からテイエムチュラサンが抜け出しにかかるが、その外からシンボリグランとカズサラインが交わす。大外を通ったカズサラインの伸び脚が上回り先頭に立つ。最内から突き抜けてきたフェリシアを抑えてゴール。


■レース回顧

 ハズレ。風神2頭の姿を探している内にレース終了。どこ走ってたんだ…。orz

 今年も外を通った馬が良く伸びたという妥当な結果に落ち着いた。テンが激しかったとはいえ、前後半の落差3秒9(33秒0−36秒9)は距離短縮後の10年で最大。勝ち時計1分09秒9はサイキョウサンデーが勝った'99年(1分09秒8)を下回った。週末の雨が従来の馬場悪化に拍車をかけたようだ。テンを奪いながらも手応えを残していたマルブツブリザードがあっけなく沈むなど、今回はスピードタイプに出番は無かった。

 カズサラインはテンから積極的に押して前に喰らいついていったことが結果として良い方に出た。大外で流れに乗り、シンボリグランの進出に体を合わせて進出。全くの馬なりで直線に向くと、目の前には綺麗な芝が広がっていた。橘Sで見せ場が無かった馬がこうも簡単に一変されると、来年以降のこのレースにはとても手が出ない。同馬が今回買えるとするなら、その材料は橘Sで後ろから行って届かなかったということになるだろうか。様々な条件が組み合わさった上での勝利だったと思う。

 シンボリグランは勝負どころで動いたところをカズサラインに捕捉され、直線で上手い具合に出し抜かれた。ラストで内に切れ込んでいったように、馬場の悪いところを通ったことも影響している。結局最内を突いたフェリシアに足元を掬われて連対も逃した。フェリシアは一貫して最内で脚を溜めに溜めた結果、鞭が入ってからはしっかり弾けた。ただその代償としてラストは失速気味。このレースで最内を突くのは違う意味で勇気が要る。

 印をつけた中ではヒカルバローロが唯一掲示板を確保(4着)。ただこれも出遅れ最後方待機が嵌っただけで評価は下しにくい。トーホウレビンは外差しを狙っているのは分かったが位置取りが悠長過ぎ。コパノフウジン、ケイアイフウジンの2頭に至っては道中どこを走っているのかすら分からなかった。中心視した馬を見失うという事態はここ数年でも記憶に無い。予想して金を賭けてこれでは正直辛い。最近はどうも運気が逃げている。今週のPAT入金額は少なめにしようと思った。


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