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第19回中日スポーツ賞ファルコンS(GIII)
2005年6月12日(Sun) 中京芝1,200M 3歳オープン 別定 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 フェリシア 92 内で脚を溜められる。勝負どころでの動きカギ。  
2 ケイアイフウジン 95 かなりの快速。久々使いでバテないかが焦点。
2 3 マッハジュウクン 90 同一コース勝ち評価も当時とは馬場状態異なる。  
4 マルブツブリザード 95 前走芝に戻って快速披露。ただここは展開不向き。  
3 5 ヒカルバローロ 99 前走ダートも時計優秀。ロス無く立ち回れば勝機。
6 コスモフォーチュン 93 マイルでの惨敗は度外視可もここは追走一杯か。  
4 7 スナークファルコン 91 前走ブービー負け。芝で云々のレベルにはない。  
8 フラワリングバンク 86 勝ち鞍はいずれも逃げ切り。ここ展開的に無理。  
5 9 サイボーグ 96 前走完勝も楽逃げ。快速揃いのここは埋没。  
10 ジャズファンク 93 差脚凌ぎ切るも余裕無し。この相手は正直辛い。  
6 11 ロードウィズダム 92 芝ではラストで失速する。速さ比べで脱落濃厚。  
12 スパイン 88 僅差の逃げ切り直後。重賞では太刀打ち不可。  
7 13 ウインサウザー 93 勝ち鞍はいずれもダートの前残り。通用は無理。  
14 コパノフウジン 98 急坂コースでの粘り評価。距離短縮も好材料。
15 トーホウレビン 96 長く追える脚が武器。前がもたつくようなら妙味。
8 16 シンボリグラン 94 BL着用後連勝。ここ多頭数で位置取り確保急務。  
17 カズサライン 92 年明け後4戦未勝利。目立った脚も使えず厳しい。  
18 テイエムチュラサン 92 距離最適も基本は前残り。ここ追走段階で破綻も。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 ダート・外枠・先行のトリプル効果・今こそ速力全開コパノフウジン
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【ファルコンS連対馬の芝・ダート着別度数一覧(過去9年)】
年度 1着馬 2着馬
'96年 スギノハヤカゼ
芝【4・0・0・4】、ダート未出走
スキーミュージック
芝【0・1・1・5】、ダ【1・0・0・0】
'97年 オープニングテーマ
芝【0・1・0・2】、ダ【2・1・0・0】
ランドスピード
芝【0・1・0・1】、ダ【2・0・1・0】
'98年 トキオパーフェクト
芝【3・0・0・1】、ダ【1・0・0・0】
キングナムラ
芝【0・1・0・0】、ダ【2・1・1・0】
'99年 サイキョウサンデー
芝【0・0・1・1】、ダ【2・0・0・0】
トロットスター
芝【0・0・0・1】、ダ【2・2・0・1】
'00年 ユーワファルコン
芝【0・0・1・0】、ダ【2・0・1・1】
ダンツキャスト
芝【2・1・1・5】、ダート未出走
'01年 ルスナイクリスティ
芝【1・1・2・2】、ダ【1・0・0・0】
ロッキーアピール
芝【0・0・0・1】、ダ【2・1・0・3】
'02年 サニングデール
芝【2・1・0・1】、ダート未出走
サダムブルースカイ
芝【2・1・0・6】、ダ【0・0・0・1】
'03年 ギャラントアロー
芝【1・3・0・2】、ダ【1・0・0・0】
ホーマンアピール
芝【3・1・0・3】、ダート未出走
'04年 キョウワハピネス
芝【1・2・0・3】、ダ【1・1・2・1】
シルヴァーゼット
芝【3・1・0・3】、ダート未出走

 このレースの連対馬の戦跡を調べてみると、ダートに出走経験を持つ馬がやたらと来ていることが分かる。ダート未出走で連対したのは5頭で、ここが芝初勝利だったという馬も3頭いる。中京開催最終週に行われるだけあって、ダートでの経験が荒れ馬場で転用出来るようである。


【枠順・脚質マトリックス(過去9年)】
枠番 逃げ 先行 差し 追込 合計
1枠 【0・0・1・1】 【0・0・0・5】 【0・0・0・4】 【0・0・0・5】 【0・0・1・15】
2枠 【1・0・0・0】 【0・0・0・4】 【0・0・0・8】 【0・0・0・4】 【1・0・0・16】
3枠 【1・0・0・0】 【1・0・0・3】 【0・1・0・3】 【0・0・0・9】 【2・1・0・15】
4枠 【0・2・1・4】 【0・0・0・3】 【0・0・1・7】 【0・2・2・14】
5枠 【0・0・1・0】 【0・1・0・4】 【0・0・0・6】 【0・1・0・5】 【0・2・1・15】
6枠 【0・0・1・0】 【1・0・0・2】 【1・0・1・6】 【0・0・0・5】 【2・0・2・13】
7枠 【1・0・0・1】 【1・1・0・3】 【0・3・1・6】 【0・0・0・6】 【2・4・1・16】
8枠 【0・0・0・1】 【2・0・1・4】 【0・0・1・10】 【0・0・0・4】 【2・0・2・19】
合計 【3・0・3・3】 【5・4・2・29】 【1・4・3・46】 【0・1・1・45】

 6枠より外に入った馬が10連対(6勝)していることからして、馬場の荒れていない外を走ることができる外枠有利が導き出せるが、これと同時に脚質との関係を調べてみると逃げ・先行脚質なら内外の差異はあまりないことが分かる。外差しばかりを念頭に置いていると、内からスルスル抜け出して来る馬に一杯喰わされるという憂き目に遭うかもしれない。


 軸はコパノフウジン。芝での勝ち鞍は無いが、クリスタルCでディープサマーを追いかけて2着に残った速力を評価。ダート圧勝経験、クリスタルC2着、NHKマイルC惨敗の経緯は一昨年の勝ち馬ギャラントアローと同じ。当時と比べて今回は前に行く馬が多いが、番手追走が出来るので問題ない。

 相手筆頭はケイアイフウジン。土曜の同コース2鞍を見る限りでは、馬場の内をロス無く立ち回った馬と勝負どころで律儀に外を回した馬は対等。ダッシュ力ある同馬なら先手を採った上で「内ピタ」が考えられる。久々だが、2週前に栗東坂路4F49秒8をマークするなど中間から精力的に動いている。

 単穴はヒカルバローロ。中山ダートでぶっ千切った直後の参戦、スターオブコジーン×ノーザンダンサー系の配合は'00年の勝ち馬ユーワファルコンと同じ。ただユーワファルコンのようなスピードを生かすタイプではないため、内でロス無く立ち回ることが前提となる。

 連下はトーホウレビン。この距離は新馬戦で1回使っただけで、その後はマイル近辺の距離で差す競馬を実践。上がりを要するダートで確実に詰め寄る脚に目処がついた。速力に疑問符がつくものの、外枠を引いたことで心置きなく外差しに専念できる。展開妙味による抑え評価。

◎コパノフウジン
○ケイアイフウジン
▲ヒカルバローロ
△トーホウレビン


■馬券構築

 コパノフウジンから馬複・3連複流し。

[馬複] コパノフウジン−ケイアイフウジン 30%
[馬複] コパノフウジン−ヒカルバローロ 20%
[馬複] コパノフウジン−トーホウレビン 20%
[3連複] コパノフウジン−ケイアイフウジン−ヒカルバローロ 10%
[3連複] コパノフウジン−ケイアイフウジン−トーホウレビン 10%
[3連複] コパノフウジン−ヒカルバローロ−トーホウレビン 10%


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