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第10回ユニコーンS(GIII)
2005年6月4日(Sat) 東京ダート1,600M 3歳オープン 別定 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 11 カネヒキリ 牡3 56.0kg 武豊 1.36.5 502kg(+2) 1
2 1 2 アグネスジェダイ 牡3 56.0kg 小牧太 1.36.8 1 3/4 484kg(-6) 4
3 8 16 ドンクール 牡3 57.0kg 熊沢重文 1.37.0 1 488kg(-6) 2
4 2 3 デイフラッシュ 牡3 56.0kg 柴田善臣 1.37.5 3 502kg(-8) 8
5   8 15 プライドキム 牡3 56.0kg 池添謙一 1.37.8 2 482kg(+6) 5
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.5 - 10.8 - 11.4 - 12.1 - 12.3 - 12.2 - 12.1 - 13.1
上がり 4F 49.7 - 3F 37.4
3コーナー 2,6(11,15)-(5,16)(4,9,13)12(7,14)(1,8,3)10
4コーナー 2(6,11)15,5(4,16)13,12(9,14)1,3(10,7)8

■レース回顧 終始馬なりのまま手の内見せず・砂上で負けないカネヒキリ!
■レース解説

 アグネスジェダイがダッシュを利かせてハナを奪う。エイシンニュートン、エイシンイーデンがこれに並びかけていく。カネヒキリは3番手集団の一角。ドンクールは中団外から徐々に上がっていく。デイフラッシュは最後方待機。アグネスジェダイ、エイシンイーデンの順で3コーナーをカーブ。カネヒキリ、プライドキムがその直後まで進出。前4頭が固まりながら直線に向く。アグネスジェダイが再加速で先頭をキープするも、直後からカネヒキリが持ったままこれを交わす。ドンクールが後方から追い上げて前に迫るが前とは差がある。カネヒキリが手綱を緩めながら楽勝。


■レース回顧

 馬単◎→▲(30%)的中。人気馬→逃げ馬の組み合わせは獲りやすい。(・∀・)

 カネヒキリはあまり良いスタートではなかったが、ダートコースに入ってから行き脚がついていた。前2頭の直後まで辿り着くとそこで進出を止め、馬なりのまま追走。直線に向いても動く気配なし。馬なりのままアグネスジェダイを捉え、鞭一発で軽く抜き去っていった。完全勝利。敢えてケチをつけるとすれば鞭を入れてからの弾け方が思っていたよりも物足りなかったこと位か。

 アグネスジェダイは速い。スプリングSでマキハタサーメット、ニュージーランドトロフィーでディープサマーに先んじる程で、テンのスピードは本物。それでいて最後までバテない。今回も鞭全開ながらカネヒキリを差し返そうとしていた。過去3戦全敗のドンクールに先着出来たのは大きい。森厩舎所属ということで、今後は地方巡りに精を出す予感。

 ドンクールは抜群のスタートを切りながら内の各馬に先手を奪われ、相対的にポジションを落としていた。これは想定の範囲内だったが、この時の位置取りの差を埋められずに終わったのは不満が残る。今回の予想にあたっては「早めに動ける馬を狙え」というキーワードを掲げてみたのだが、ドンクール(熊沢騎手)はそれに応えてくれなかった。ダートは芝に比べて積極性がモノを言う

 デイフラッシュはヨシトミ先生の下手乗りが炸裂。端午Sでぶっ千切られた相手に対し、再度後ろから攻める意図が分からない。おそらくはカネヒキリを含む先行勢の総崩れを期待しての位置取りだろうが、ここは自分から勝ちに行かないとダメ。先生は昨年のこのレースでもカフェオリンポス(1番人気)で後ろから行ってヘグっている。

 シンメイレグルスは後ろから行くという時点で既に圏外。この馬はきさらぎ賞を使って惨敗した辺りからローテーションが狂い始めている。今回もわざわざ端午Sを見送った上で昇竜Sを使い、中1週で駒を進めてきた。シンメイセレリティ(フリージア賞2着→京都新聞杯5着、初夢賞2着→中京記念15着)の例を見ても分かるが、織田芳一氏擁する「シンメイ」冠の重賞挑戦はどこか無理があるように思える。


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