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第72回東京優駿(GI)
2005年5月29日(Sun) 東京芝2,400M 3歳オープン 定量 (牡・牝)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 3 5 ディープインパクト 牡3 57.0kg 武豊 2.23.3 448kg(+4) 1
2 4 7 インティライミ 牡3 57.0kg 佐藤哲三 2.24.1 5 470kg(+6) 2
3   7 15 シックスセンス 牡3 57.0kg 四位洋文 2.24.5 2 1/2 460kg(+12) 7
4   3 6 アドマイヤフジ 牡3 57.0kg 福永祐一 2.24.6 3/4 510kg(-2) 9
5   6 12 マイネルレコルト 牡3 57.0kg 後藤浩輝 2.24.7 3/4 452kg(-8) 8
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.5 - 10.9 - 12.1 - 12.1 - 12.3 - 12.3 - 12.3 - 12.1 - 12.2 - 11.9 - 11.0 - 11.6
上がり 4F 45.4 - 3F 33.8
1コーナー 10,8(13,16,17)7,11(4,14)-6-2,3(1,9)5,12(18,15)
2コーナー 10,8(7,16)13,17-11,14,4-(1,6)2(5,3)(18,15,9)12
3コーナー (*10,8)(7,16)(13,17)(11,14)-4(1,6)(5,2)(18,15,3)9-12
4コーナー 10(7,8)17,16(11,13,14)4(1,18,15,6,5)(12,3)(9,2)

■レース回顧 大外一直線で圧勝・余裕の二冠ディープインパクト!
■レース解説

 ディープインパクト、ダンスインザモアが出遅れ。コスモオースティンがハナに立つ。シャドウゲイト、シルクネクサスも前に行く。シルクトゥルーパーも外から上がっていく。これらの直後にダンツキッチョウとインティライミが並んで追走。少し離れてペールギュント、アドマイヤジャパン。そこからまた離れてブレーヴハートとアドマイヤフジと続く。ディープインパクトは後方内で待機。ニシノドコマデモ、ローゼンクロイツがこの外を追走。シックスセンスの他、コンゴウリキシオー、マイネルレコルトも後方からの競馬。コスモオースティンとシャドウゲイトが並んで直線に向く。最内からインティライミが真っ先に抜け出して先頭に踊り出る。2番手以降は横一線も、大外からディープインパクトが突き抜けてくる。インティライミと内外大きく離れた一騎打ちの様相。しかしディープインパクトが並ぶ間もなく一方的にぶっ千切る。


■レース回顧

 3連単3着紐抜けハズレ。このペースでレコードタイ?上がり33秒4?(((( ;゜Д゜))))ガクガクブルブル

 ディープインパクトは普段と違う雰囲気を感じたのか、パドックに姿を現わした時からイラついていた。馬場入場後、輪乗りの段階でも落ち着かない。ゲート出も相変わらず悪かった。掛かって前に行きたがるかと思ったが、後方で重心を低くして抜群に折り合っていた。ニシノドコマデモとローゼンクロイツの「蓋」も3コーナー途中で上手くすり抜け、気付いた時には外を捲っていた。直線は割れんばかりの歓声。う〜む、現地観戦組羨ましすぎるぞ。舞台が関西圏に移る秋は是非見に行きたい。

 インティライミは上々のスタートを決め、積極果敢に攻めの姿勢を見せたのが良かった。逃げ馬の直後で脚を溜め、最内から抜け出すロスのない競馬を実践。大外から問答無用でやってきたディープインパクトに交わされたのは仕方ないにしても、その後もバテることなく脚を伸ばし、シックスセンスの追撃を2馬身半も退けたことで今後の目処が立った。菊花賞も今回と同じ組み合わせか。

 シックスセンスは浮き上がるようなスタートでダッシュが利かず、今回も後方からの競馬。皐月賞と同様、直線だけに賭けて追い上げてきた。ただしっかり追い込めるが勝ち負けには加われないというのは相変わらず。今後の焦点はスタートを決めた上で中団から差し込むことが出来るかだろう。

 ローゼンクロイツはディープインパクトのそばにいたのを見てガッカリ。皐月賞でもあの位置から勝負して何も出来なかったはずでは…。内枠の利を生かすこともなく、4コーナーでは大きく外へ膨れていった。思ったよりもペースが緩まなかったのも誤算といえば誤算。ラストで目立った脚が使えなかったのもこのためか。

 アドマイヤジャパンは終始外に持ち出した上で皐月賞と同じような位置取り。戦法としては問題なかったものの、直線を迎えたところで肝心の手応えが尽きかけていた。結局直線半ばで失速。広大なコースで横一線の追い出しではキツい。

 皐月賞と別路線組では京都新聞杯勝ち馬インティライミが2着と好走したが、青葉賞組は一頭も掲示板に上がれずという結果になった。前走差し及ばなかったニシノドコマデモは追っ付け通しのまま伸びきれず。とにかくズブい。距離はもっとあったほうが良さそう。ダンツキッチョウはインティライミと同じ位置につけながら勝負どころで一杯。前走は馬場や展開に恵まれただけのようだ。ブレーヴハートは最内から馬群を捌いているうちに余力が尽きた。前走もそうだったが、この馬は一瞬だけ良い伸びをみせる。


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