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第41回金鯱賞(GII)
2005年5月28日(Sat) 中京芝2,000M 3歳以上オープン 別定 (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 8 10 タップダンスシチー 牡8 59.0kg 佐藤哲三 1.58.9 510kg(+6) 1
2   3 3 ヴィータローザ 牡5 57.0kg 安藤勝己 1.59.3 2 1/2 488kg(+12) 6
3 5 5 シルクフェイマス 牡6 57.0kg 四位洋文 1.59.3 クビ 480kg(+4) 2
4 1 1 アドマイヤグルーヴ 牝5 57.0kg 武豊 1.59.5 1 472kg(-8) 3
5   8 9 セフティーエンペラ セ6 57.0kg 本田優 1.59.5 ハナ 466kg(-2) 7
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.5 - 11.4 - 12.0 - 13.1 - 12.5 - 12.0 - 11.6 - 11.4 - 11.1 - 11.3
上がり 4F 45.4 - 3F 33.8
1コーナー 10(5,9)4(1,8)(2,3)6-7
2コーナー 10(5,9)(1,4)(3,8)(2,6)-7
3コーナー 10,9(5,4)(1,3,6)2
4コーナー 10,9(5,1)(4,6)3,2

■レース回顧 進化はまだ終わらない・同一重賞3連覇達成タップダンスシチー!
■レース解説

 タップダンスシチーが楽に先頭に立つ。ゴールドメーカーとセフティーエンペラがこれに続く。シルクフェイマスも好位の一角を追走。アドマイヤグルーヴは中団内で待機。淡々とした流れで各馬離れず3コーナーを通過。この直後ハスラーが故障して後退。最後方待機のマーベラスダンスも故障発生。タップダンスシチーが持ったままで徐々に加速。アドマイヤグルーヴ、スティルインラブが捲りをかけながら直線に向く。最内を立ち回ったタップダンスシチーが加速を強める。シルクフェイマス、アドマイヤグルーヴが全力で追いかけるも差は次第に広がっていく。横一線の2番手争いに外からヴィータローザが接近。大混戦の2番手を尻目にタップダンスシチーが楽に押し切る。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。ハスラー故障で実質1点張り。それもものの見事に差されてしまった。(ノ∀`)アチャー

 タップダンスシチーはほぼ持ったままで楽勝。直線でも鞭は2発しか飛んでいなかった。1000M通過が61秒5と思ったよりもスローになったが、それでも後続は突付いてこなかった。仮に競りかけて行っても逆に潰されるのがオチだっただろう。宝塚記念ではゼンノロブロイとの再対決が待っているが、相手は休み明け。今回同様のマイペースならリベンジの可能性は高い。

 ヴィータローザは勝負どころで全く動かず、ポジションを下げた状態で直線に向いた。アドマイヤグルーヴが抜けた後に開いた空間に馬を滑らせ、外に持ち出して強襲。ちょうど前ではシルクフェイマスとアドマイヤグルーヴがいい塩梅で競り合っている。さしずめ漁夫の利とも言える2着で、着順ほどの価値はない。この馬は自分から動くと届かないので、次走以降過信すると痛い目に遭いそうだ。

 シルクフェイマスは4コーナーを回り終えるまでに鞭を取り出すなど既に全力追い。鞭連打でタップダンスシチーに追いかけても差は全く縮まらない。その間に外からアドマイヤグルーヴが接近。アドマイヤグルーヴには意地でも抜かせなかったが、ゴール間際でヴィータローザに差され終了。強い逃げ馬を追いかけていって捉えられないと大抵こうなる。タップダンスシチーに先着するのは現状では不可能

 アドマイヤグルーヴは4コーナーで外に進路を取って捲り上げ、セフティーエンペラを隔てた内のシルクフェイマスに並びかけていったものの、そこで脚が止まってしまった。外からヴィータローザがやってきた辺りで一杯になり後退。牡馬相手に2kg増でやりあうのは明らかに無理がある。昨秋の天皇賞秋で牡馬相手に先着できたのも、内が残るトラックバイアスの他に定量戦だったことが作用したはず。

 セフティーエンペラは中京記念では4コーナーで大きく外に振られていたが、今回はスピードを調節してロスなく回ることが出来ていた。ただ今回は直線で両サイドからのプレッシャーに耐え切れず競り負け。ただ差し返そうとする姿勢を見せており、一方的に下がらなかったのは評価対象。ローカルGIIIに戻ればまた勝ち負けできるだろう。


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