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第22回東海テレビ杯東海S(GII)
2005年5月22日(Sun) 中京ダート2,300M 3歳以上オープン 別定 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 5 10 サカラート 牡5 57.0kg 秋山真一郎 2.22.6 (レコード) 470kg(+2) 6
2   3 6 スターキングマン 牡6 59.0kg 赤木高太郎 2.23.7 7 466kg(0) 9
3 4 7 タイムパラドックス 牡7 59.0kg 橋本美純 2.24.0 1 3/4 466kg(+6) 1
4   5 9 シロキタゴッドラン 牡6 57.0kg 安藤光彰 2.24.1 1/2 480kg(-4) 10
5   2 3 クーリンガー 牡6 57.0kg 和田竜二 2.24.9 5 540kg(+6) 2
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:小雨、馬場:稍重)
ハロンタイム 7.1 - 10.8 - 11.4 - 12.5 - 12.1 - 12.6 - 13.6 - 13.0 - 12.7 - 12.4 - 12.2 - 12.2
上がり 4F 49.5 - 3F 36.8
1コーナー 10,11,3(8,16)(1,13)12(2,14,7)(6,9)-(5,15,4)
2コーナー 10-(3,11)(8,16)(1,13)12(2,14,7)(6,9)4(5,15)
3コーナー(2周目) 10(3,11,8)(1,16)14(6,7)13(9,12,4)-(2,5)15
4コーナー(2周目) 10-(3,11,8)1,6,14(16,7)9-(5,4)13,12,2,15

■レース回顧 勝つ時は決まってぶっ千切り・逃げて圧勝サカラート!
■レース解説

 クーリンガー、ブラックパワーが押して前に行く。サカラート、アルファフォーレスもすかさずこれに続く。最初のコーナーを回り終えるまでにサカラートがハナを奪う。直後の3頭がこれをしっかりマーク。ヒシアトラスは6〜7番手を追走。タイムパラドックスは後方から中団まで押し上げていく。2周目3コーナー手前でクーリンガー、アルファフォーレスらが徐々に動き出す。ヒシアトラスも外へ持ち出しながら前に接近。サカラートが持ったままで直線に向き、すかさず後続を突き放す。あっという間にセーフティーリードを築き上げ、内から追い上げたスターキングマン以下を千切り捨ててゴール。


■レース回顧

 ハズレ。最内枠なのに外を回す。これがゴウハラマジックか…。(-_-#)

 サカラートが前回に勝ったレースは昨年初夏の阪神で行われた灘S。持ったままの手応えで直線を迎え、軽く追っただけで後続を置き去りにした。その時もレコード。今年の平安Sで戦線復帰してからもその動向を観察していたが、何故か詰めの甘いレースを繰り返していた。今回は昼過ぎから降り出した雨で馬場が締まって時計が出やすい状況になったこと、逃げるだろうと思われた馬が来ない上に競りかけてもこなかったことが勝因だろう。

 スターキングマンは終始最短距離に拘る乗り方で巻き返しに成功。2周目3コーナーからの追い上げも内ラチ一杯のところを通ってきた。他馬と同じ脚色でもこのコース取りなら一気にポジションを上げられる。前2走で見せ場が無かった馬にしては手際の良さが目立った。左回りが得意だったことも関係しているだろう。サカラートに遠く及ばなかったのはこの際仕方ない。

 タイムパラドックスは後方から強引に外を回すという昨年と同じ負け方。力があるので上位には来れるが、この乗り方ではまず勝てない。昨年のエルムS(3着)も然り、小回りコースで追い上げを図ると相手が格下であってもあっさり負けてしまうところがこの馬の不器用さを物語っている。GI勝ちを評価してもこの辺りはいつまでも課題として残る。

 クーリンガーはスタートから果敢に仕掛けて好位をキープ。追い上げにかかるところで手綱が激しく動くのはいつものこと。直線に向いてすぐに前の馬を射程圏に収めるはずが、今回はどうも様子がおかしい。力で迫りかけているのにも関わらず、逆に差が広がっていく。鞭が入っても全く追いつけない。完敗である。距離が持たなかったというよりはサカラートが速過ぎたというのが本音だろう。

 ヒシアトラスは無難なスタートから先手を奪うと思いきや、何故か後ろに下げていた。前が競り合っているように見えたので賢明な判断かと思ったが、1周目のスタンド前から向こう正面に差し掛かっても特にアクション無し。おいおい大丈夫か?と心配していると、今度は勝負どころで外から捲り上げていった。これには怒りを通り越して失笑。元お手馬なのにこの乗り方はないだろう…。

 ブラックコンドルは押しても前に行けなかった。やはりスタート直後にコーナーがあるコースで大外枠から逃げるというのは難しい。やむを得ず好位からの競馬を試みたものの、後半のペースアップでついていけなくなった。マルブツトップもこの部類に入るが、こちらはスタート直後から行く気が無かった。


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