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第53回京都新聞杯(GII) 2005年5月7日(Sat) 京都芝2,200M 3歳オープン 馬齢 (混)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ▲ | 4 | 7 | インティライミ | 牡3 | 56.0kg | 佐藤哲三 | 2.13.0 | − | 464kg(-6) | 1 |
2 | ○ | 5 | 9 | コメディアデラルテ | 牡3 | 56.0kg | 幸英明 | 2.13.0 | ハナ | 482kg(-10) | 5 |
3 | ◎ | 8 | 14 | アドマイヤフジ | 牡3 | 56.0kg | 福永祐一 | 2.13.4 | 2 1/2 | 512kg(-8) | 2 |
4 | 3 | 5 | シルクネクサス | 牡3 | 56.0kg | 松永幹夫 | 2.13.6 | 1 1/2 | 480kg(+2) | 9 | |
5 | 6 | 10 | コンゴウリキシオー | 牡3 | 56.0kg | 池添謙一 | 2.13.7 | クビ | 496kg(+10) | 4 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:稍重) |
ハロンタイム 12.6 - 10.7 - 12.5 - 12.2 - 12.2 - 12.5 - 12.0 - 12.0 - 11.9 - 11.8 - 12.6 上がり 4F 48.3 - 3F 36.3 1コーナー 1,8(3,10)4(2,5)13(6,11)12,14(9,15)7 2コーナー 1,8(3,10)(2,4)5(6,13)(12,11)(14,15)9,7 3コーナー 1(8,10)3(4,5)2(6,13)(12,9,11,15)7-14 4コーナー 1(8,10)(3,4,5)(2,13,7)6(12,9,11,15,14) |
■レース回顧 ズバリ決まった理想形・脚を溜めて4角進出インティライミ! |
■レース解説 ピカレスクコート、ケイアイヘネシーの先行争いにタマモコンチェルト、コンゴウリキシオーが加わる。コーナーワークでケイアイヘネシーが前に出る。ケージーツヨシも好位をキープ。シルクネクサスは先行集団を見る位置で待機。ヴァーミリアンは中団後方の外、コメディアデラルテは馬群の中を追走。インティライミは最後方から外を伝って徐々に進出。アドマイヤフジは単独最後方。各馬さほどバラけず一団で追走。3コーナー丘の下りでコンゴウリキシオーが3番手に上がる。インティライミが大外から一気に進出。アドマイヤフジも押してこれに続く。ケイアイヘネシーとコンゴウリキシオーが並んで直線に向く。横一線の攻防からインティライミが抜けて先頭。コメディアデラルテが馬群を捌いて突き抜けてくる。内外離れた追い比べからインティライミがコメディアデラルテに歩み寄って競り落とす。 ■レース回顧 タテ目ハズレ。皐月賞5着馬に◎つけてタテ目。…って、去年と同じじゃあーりませんか!ヽ(`Д´)ノ インティライミはスタートでダッシュがつかなかったが、そのまま無理せず後方からの競馬を選択。速くも緩くもない流れをリラックスして追走していたかと思うと、3コーナー手前からオート進出。坂の下りでスーッと動いていったところで勝たれたと思った。それにしても初めての差し実践にしては鮮やか過ぎる。やはり今までは相手が軽過ぎて手を抜いていただけのようだ。 ただ上がりが掛かっている辺り、レース自体のレベルは平凡。ラストで爆発的な伸びを要求されるダービーとの関連は薄そうだ。なお、当レースと同じ日に行われたプリンシパルSは単調な前残りからエイシンニーザンが抜け出し辛勝。2着が中山の未勝利を逃げ切った直後のシャドウゲイトということからしてもかなりの低レベル。先週の青葉賞もダンツキッチョウが一杯一杯の競馬でお釣り無し。2着ニシノドコマデモと同列で考えた上で抑えてもいいかなという程度。皐月賞組は言わずもがな。 コメディアデラルテは勝負どころで完全に前が塞がっていたが、直線を向いたところで出来た内側のスペースに潜り込んで突き抜けてきた。上がりはメンバー最速となる35秒5をマークしたように、今回は全力を出し切った感がある。インティライミほど鮮やかでなかったにせよ、差し込みを完成しかけたのは評価して良い。 アドマイヤフジはインティライミと違ってハナから後方待機を決め込む乗り方。これはまだしも、自分より内側でスタートした馬(インティライミ)に外から蓋をされるというのはおかしな話。結局見事な後追いになりアウト。福永騎手は長距離の追い込み馬に乗らせるとかなりヤバイ。先週の天皇賞で騎乗したリンカーンについてはレース後に自らの非を認めている。 レースは例年通りの差し決着。その中で先行して頑張ったシルクネクサス、コンゴウリキシオーの健闘が光る。いずれも距離が長かったように思えるので、次走以降の巻き返しが期待される。コンゴウリキシオーは出来れば出し抜けが容易になる少頭数で狙いたい。ヴァーミリアンはチアズシュタルク化が著しい。今後のためにもダービーは辞退すべきだろう。 |