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第2回福島牝馬S(GIII)
2005年4月24日(Sun) 福島芝1,800M 4歳以上オープン 別定 (牝)(混)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 5 10 メイショウオスカル 牝4 54.0kg 後藤浩輝 1.49.4 486kg(+6) 1
2   4 7 スターリーヘヴン 牝5 54.0kg 大西直宏 1.49.9 3 468kg(+6) 14
3   2 3 レクレドール 牝4 54.0kg 柴山雄一 1.49.9 アタマ 448kg(0) 4
4 6 12 オースミハルカ 牝5 58.0kg 川島信二 1.49.9 クビ 466kg(+2) 3
5   7 14 オルレアン 牝4 53.0kg 中舘英二 1.50.0 クビ 480kg(+12) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.6 - 11.8 - 13.0 - 13.1 - 12.5 - 11.8 - 11.4 - 11.4 - 11.8
上がり 4F 46.4 - 3F 34.6
1コーナー 14,10(7,12)(2,5,8)(11,9,13)6(3,15)4,1,16
2コーナー 14,10(7,12)(2,5)8(11,9)(6,3,13)(4,15)1,16
3コーナー 14,10(7,12)(5,8)(2,9)(11,3)(6,16)(4,13)15,1
4コーナー (*14,10)(7,12)(2,5,11)8(9,16)(6,4,3)(13,1)15

■レース回顧 一年振りの勝利は福島で・メイショウオスカルが早め抜け出し快勝!
■レース解説

 オルレアンがあっさりハナを奪う。メイショウオスカル、スターリーヘヴン、オースミコスモが好位を形成。シャイニンルビー、オースミコスモも差が無く続く。チアフルスマイルは中団の内、ヘヴンリーロマンスがその後を追走。マイネヌーヴェルは最後方待機。オルレアンが3コーナーを過ぎた辺りからピッチを上げる。メイショウオスカルがその外から早めに並びかけていく。後方集団も外を回って一斉に進出。前2頭が並んで直線に向く。メイショウオスカルが真っ先に抜け出して先頭に踊り出る。直後から内スターリーヘブン、外オースミハルカが追い上げ、ラストでレクレドールも強襲するが、メイショウオスカルがリードを広げながらゴール。


■レース回顧

 ハズレ。中山牝馬Sよりもスローかよ…。中舘の逃げ恐るべし。(^-^;)

 明確な逃げ馬不在の中、逃げたのは前走でも先陣を切ったオルレアンだった。中舘騎手はこのレースまでに今開催のリーディングを確定させており、どのように乗れば良いのかが分かっていた。最初のコーナーを回ったところで一息入れ、そこから直線にかけてペースを上げていくソツの無い騎乗。後続馬の多くはこのドスローに嵌って身動きが取れなかった。

 ただメイショウオスカルだけは違った。後藤騎手は福島での騎乗は少ないながら、それまでのレースで先行、若しくは3角捲りを多用しており、こちらもどのように乗れば良いのかが分かっていた。結局のところ、このレースはスタートから最初のコーナーを迎えるまでにどの位置につけていたかで勝負が決していた。いつも差し届かなかった馬が、今回は3馬身差で勝ったというのも位置取りの妙がなせる業である。

 スターリーヘヴンもスタートから好位置が取れたことで、自然と居座って2着に残った。大西騎手も「今日の好走はペースに尽きますね。スローペースで先行馬の後ろの位置に上手くハマりましたからね」と振り返っている。力差でも何でもなく、ただ単に流れに乗れたかというだけの話。昨年はマイネヌーヴェルで直線一気をかけ2着に滑り込んだが、これもハイペースを生かした好走だった。

 レクレドールは掲示板に上がった中で唯一後方から追い上げてきた。今のところ後方決め打ちしか出来ないので信頼性は低いが、地力上位であることはアピール出来た。ちなみに柴山騎手は中舘騎手に次ぐ今開催のリーディング2位だった。

 オースミハルカもレクレドールに劣らず地力だけで追い上げてきた1頭。ぶっつけでも動く馬だが、今回は58kgがいかにも重そうだった。直線では脚が上がって後退したというよりは伸び切れなかったという印象を受けた。今回は前の集団に付いていけただけでも良しとしておきたい。


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